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キーワードから自分のコンセプトを考えた話 〜本屋さんと妖怪〜
少し前にあきやあさみさん(https://note.com/jimon_jitou)のこの本を読んでから、自分のファッションのコンセプトって何だろう? と考えていました。
最近ようやく自分なりのコンセプトが出来てきたので、暫定的にまとめてみたいと思います。(完全に自分語りです。しかも長い。)
1. 似合う、の話
まず私はイメコンオタクで、これまでにたくさんの診断を受けてきました。診断済みの結果は以下です。
パーソナルカラー:1stブルベ夏、2ndブルベ冬
骨格:3分類のナチュラル、12分類のリッチナチュラル
顔タイプ診断:数値上キュート(でも実際はクールカジュアル寄りフレッシュを参考にすると◎)
パーソナルデザイン:キュート(ボーイッシュ)
パリ流ファッションスタイル診断:Mナチュラル、Sクリエイティブ
ここから私に似合うファッションのキーワードを抽出すると、
ナチュラル、リラックス、すっきり、都会的、中性的、ひとひねりの個性
あたりになると思います。
そしてこれらのキーワードをカバーする人物像を考えると「街の本屋さん」あたりが良い気がしました。
しばらく前まで「都会的」であることと「ナチュラル」であることの両立に悩んでいたのですが、本屋さんはそこらへんをうまくカバーしてくれそうです。
都会的PC(夏冬)とナチュラルな雰囲気の両立は一見難しく思えるけど、「本屋さん」みたいなイメージが意外といいかもねと考えるなど
— ぺんぎん (@penguin_imc) October 9, 2022
本屋さんから無茶苦茶ファッショナブルでゴージャスな人が出てくるイメージ無いし、セクシーな格好で行くイメージもない
— ぺんぎん (@penguin_imc) October 9, 2022
肩肘張らないリラクシーなイメージだけど、大自然というより街だよね
「ひとひねりの個性」を導入するためには、小規模で個性的な書店のイメージがいいと思います(ただし都会性を大事にするためロハスな雰囲気は無しで)。
(私にとっての理想像の話であり、「本屋さんは中性的」というような一般論ではないのでご注意ください!)
2. なりたい、の話
※かなり突飛な話です!ご注意ください。
「街の本屋さん」は素敵なコンセプトですが、一つ困ったことがあります。
実は少し前から「私のコンセプトは書店員かな?」「学芸員かな?」などとひそかに考えてはいたのですが、そのたびに思い浮かんでしまうことがありました。
「本屋とか博物館とか、面倒臭い!私は人里に住んでいる妖怪になりたい。」「人里に住んでいる妖怪になって、害のないイタズラをしつつ親切な老夫婦に可愛がられたい…!」
…は?????
でも本当に湧き上がってきてしまう想いなので、誠実に向き合ってみます(?)
2.1. 本当に妖怪になりたいのか
では私は、実際に妖怪のコスプレをして街を歩きたいのでしょうか?絶対に違います。不便で仕方ないし多分人間関係も崩壊します(笑)
私の「妖怪になりたい」という想いは、何かの比喩のようなもの(実際にそうなりたいのではなく、それによって象徴されるものに憧れている)だと思います。では何の象徴なのか?
2.2. 私にとって「人里の妖怪」とは何か?
まずなぜ「妖怪」なのか。私の「妖怪になりたい」という想いには、「人間の世の中の常識が息苦しい」という感覚が隠れている気がしました。その思いを少し前向きに活かすと
「常識を否定する気はないけれど、常識では捉えきれないものを大切にしたい。」になるでしょうか。常識を外れたものへの憧れが私にとっての妖怪なのかなと思いました。
では、なぜただの妖怪ではなく”人里の”妖怪なのか。恐らく私はコワーイ化け物ではなく、人々に愛されるお茶目な化け物に憧れているのだと思います。となりのト○ロ的な。常識からはみ出したとしても、お高く止まった特別な存在になりたいわけじゃない。親しみをもって愛されたい(強火の承認欲求)!
何だか欲張り過ぎる気がしますが、あくまで理想論なのでこのままいきます。
2.3. 「似合う」と「なりたい」に基づく暫定コンセプト
「なりたい」がそれなりに言語化できたので、「似合う」のコンセプトとマージします。
「独特な品揃えで周囲をワクワクさせる、街のお茶目な本屋さん」
常識で捉えきれないものが好きなので、ちょっと変わった本や企画でお客さんに新しい世界を紹介したいかも。
実社会での生活を考えたとき、妖怪のように超個性的なものを身につけたいとは思いませんでした。個性はお茶目さの範疇に収まる程度でいいかな。
「常識を外れることで周囲と自分を差別化する」よりも、「常識では捉えきれないことを通じて人と繋がる」ほうが私の性にはあっていると思います。
3. 好き、の話
「似合う」と「なりたい」をコンセプトに昇華できたので、ここからは自分の「好き」を取り入れて微調整していこうと思います。
3.1. 理系っぽい話が好き
専門は秘密ですが、私はずっと理系の勉強をしてきた人間です。本屋さんで一番好きなのは理工書のコーナー。そんな人間が書店で周囲に驚きを提供するなら、奇想天外な生き物や壮大過ぎる宇宙の専門家を招いてトークイベントなどを開いたら楽しそうかもしれません。
3.2. フットワークは大事
私には、イメコン的には問題ないのになかなか買えないアイテムがあります。それが、
- 防水性のない高価な靴(悪路を歩けないという制限が生まれる)
- 脚を動かしにくいタイトスカート
です。下着が見えないか心配になって激しく動けないミニスカートは、骨格ナチュラルの苦手アイテムではありますがそれ以前に着る気になりません。ここから考えるに、私は「下半身の動きを束縛されたくない」のだと思います。これは別にキックボクサーになりたいからではなく、「フットワークを阻害されたくない」からでしょう(多分)。
書店員なら、自分からアクティブに情報収集に向かうイメージかな?フィールドワークを含むネタ探し旅行とか、良さそう!
※ 防水性の靴というと長靴のようなイメージですが、最近は技術が進歩しているので結構いろんなものが選べます!本革のローファーとかもあります。
3.3. 言われて嬉しい言葉は?
あきやさんの本には、もらって嬉しい褒め言葉からキーワード探しをするという方法が紹介されていました。なのでちょっと私も試してみます。
まず定番の3つから。
カッコいい:嬉しいけど、お高く止まって近寄りがたい印象を与えていないか不安になる。
綺麗:そもそも言われない(笑)整い過ぎている感じは嫌なので、言われても特に嬉しくない。
かわいい:相手の「理想の女性像」に押し込められている感じがする場合は嫌。ナメられてる感じがするときも嫌。チャーミングという意味なら嬉しい。
ジェンダーに関すること。
男性的:まあそうかもね(特に心動かない)。
女性的:まあ男性には見えないよね(無感動)。
中性的:嬉しい!これは多分「常識では捉えきれないものが好き」にリンクしていると思います(それだけではないとも思います)。でも「ミステリアスで近寄り難い中性的な超絶美形」は嫌かな(そもそも超絶美形ではないので安心して)。
その他。
知的:超うれしい!!でも近寄り難い感じは△。アクティブに動き回るだけじゃなくて、じっくり一人で考えごとをする時間も私には大事かも。
私はとにかくお高く止まり過ぎたくないようです。中性的・知的は「本屋さん」で回収済みですがより大事にしてもいいのかも。
※そこまで嬉しくない褒め言葉でも、「褒めてもらった」ということ自体は嬉しいです。褒められて伸びるタイプです(自称)。
4. 最終コンセプト(仮)
以上の「似合う」「なりたい」「好き」を総合したコンセプトは、次のようになりました!
「アクティブ情報収集してじっくり考え、理工書の独特な品揃えで周囲をワクワクさせるお茶目な本屋さん」
長い!!!! 修飾語と動詞が多い。高校時代に私の小論文を添削してくれていた先生に見せたら多分泣かれます。でも私にとって譲れない要素を凝縮したらこうならざるを得ないかな?
しばらくはこのコンセプトに沿ってファッションライフを楽しむつもりです。もちろん実践の過程で変わっていくとは思います。
似合う、なりたい、好きの3方面からファッションを考える方法は、以下の記事を参考にしました(流れがかなり違うけど)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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