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オモコロ合宿2024行ってきたよ

オモコロ合宿に参加してきました。

去年はストーム叉焼さんや鎧坂さんなどの合宿レポートを寝っ転がってヘラヘラ読んでいるだけの立場だったので、1年経って自分がまさか参加する側に回っているとは。

だいたい他のライターの皆さんが一通り書いてくれているので、僕が敢えて何か書かなくても別に…という気持ちがどうしても先行してしまい、今年もまたストーム叉焼さんや鎧坂さんなどの合宿レポートを寝っ転がってヘラヘラ読んでいるだけで数日が経ちました。


いや、やっぱ書こう。


さっき思い立ったので、さっきベッドから飛び起きて、さっきPCを開いて、何も考えずただ勢いだけで文字を滑らせています。

結論から言うと合宿はめっちゃ楽しくて、楽しすぎてほとんど全く写真を撮りませんでした。もうこのまま文字だけでいきます。文字だけでいかせてください!!


~出発まで

朝。色々詰めていたらリュックがパンパンになりました。

こういう泊りがけのイベントの時はなるべく荷物を少なくした方がカッコいいと思うタイプですが、同時に心配性でもあるのでたちが悪い。

夜は冷えるかもしれないから、一応ウインドブレーカー持っていくかあ。
タオル一応2枚持っていくかあ。
虫よけスプレーも一応持っていくかあ。
タバコは3箱くらい一応持っていくかあ。

全部無意味でした。どれも使わなかった。タバコも全然足りた。
「一応」が機能することってまずない。
でも、「やっぱ持ってくればよかった」よりは遥かに軽傷で済むこともまた知っているので、多分次の合宿も「一応」がパンパンに詰まったリュックで参加することになるのでしょう。

集合きっちり20分前に最寄り駅に着くように、家を出発。
初めての人が大量にいるイベントなので、手前でタバコを1本半くらいは吸って心身を整えておかないと。

几帳面なタイプだと思うかもしれませんが、そうではなくこのイベントがものすごく楽しみだからなんです。
楽しみなイベントほど、リュックはパンパンになるし、タバコもちゃんと吸ってから集合場所に向かいたいんです。
普段のどうでも良い日の僕は、遅刻もするし携帯の充電器も忘れます。でもタバコはどうでも良い日も吸います。

予定通り20分前に駅に着いて、駅前の喫煙所でタバコを1本吸う。
吸い終わって、深呼吸をして、もう1本に火を点け、半分だけ吸う。
楽しみイベントの集合前は、いつもこうです。1本じゃ足りない。でも2本じゃ多い。1.5本。特に2本目に差し掛かってからの0.5本分は、もはやニコチン摂取ではなく深呼吸して心を落ち着かせることが真の目的です。だから実は2本目は火を点けなくても良い。なんなら許容値を超えて気持ち悪くなってくるので、むしろ火を点けない方が良い。でも火を点ける。なぜならば怖すぎるから。喫煙所で火を点けずにタバコを「吸って」いるだけの人。僕は喫煙所ですら人の目を気にする人。

集合場所に到着。
ライター60名が一同に会している様子は、圧巻の一言でした。
最初はまばらに散っていた銘々も、朝から強すぎる陽光のせいで、段々とレンタカー屋の建屋が作り出す影の領域に固まっていき、そのおかげで自然と僕も色んな人へ「はじめましてペンギンです」の挨拶ができました。

いまだに言っていて意味が分からない。ペンギンですって、何?
でも自分からそれを嘲ることだけは絶対してはいけません。なぜなら、まちがいなく僕以上に相手の方が「ペンギンですって、何?」と思っているからです。

~宿到着まで

60人もいるので、6人ずつくらいに分かれて乗車。
僕はみくのしんさんたちと同じ車で、宿に着いてから催されるBBQのための食糧を買い出す班でした。

みくのしんさんはこの合宿プロジェクトの統括みたいな立場で、宿やレンタカーの手配からBBQの計画、参加者への連絡など何から何までほぼ独力でやっていたらしい。すごすぎる。
当然、そんな立場の人が当日気になるのは「ちゃんと計画通り、かつ楽しく事が進むかどうか」の一点に尽きるわけで、僕も本業の方では似たような立場になることが多いのですごい共感できました。共感できたと同時に、オモコロ合宿は別に何か守るべきスケジュールみたいなのがあるわけでもないし、予定通りに事が進まないと誰かから何か言われるようなお客様ご一行観光ツアーでもないし、何より楽しいので、ただのお気楽な1参加者としては「全然気にしなくて大丈夫なのに」とも思ったし、言いました。でも統括としての立場にも共感できるので、そうは言ったけど、でもまあ気にするのはわかるし僕らも頑張って一緒に成し遂げましょうよみたいな感じになりました。合宿レポートとして支離滅裂すぎる。

あとたかやさんが「オモコロ合宿って、終わった後の誰かの合宿レポに自分が良い感じで出れるか(=そういう貢献の仕方が出来ているか)もあるんですよね~」と言っていた。ベテランとしての経験の厚みを感じる。

スーパーに着いて買い出しをしました。とんでもない量の買い出しで脳がバグります。こんな量のペットボトルが本当に必要か?みたいなシステムエラーが随所で起きるんです。60人分の買い出しは人智を超えた領域。僕が自分の好みで選んでしまったおつまみのお菓子に、田中三友と加味條さんが良い感じに修正を入れてくれたりして助かりましたし、こういう小さな協働作業を大人になってから初めての人たちとやるのって本当に楽しい。今度はみんなで田植えをしたい。

みくのしんさんが作った買い出しリストに「お肉」とか「野菜」とかと並んで「ソフトバンク」と書いてあって、しれっと球団買収のミッションが課せられていました。
加味條さんが一瞬で「ソフトドリンクっすね」と解読していてさすがでした。

~翌朝まで

宿に着いてからは、もう怒涛でした。
まずたかやさんが率先して参加費の徴収に動いていました。さすが。僕はちゃんとこうして合宿レポートに書いていますよ。
けんさんのアロハシャツは僕も買ったし、ストチャーさんのBBQ大回しも目撃して、みくのしんさんのカレーも激うまでした。気づいたら深夜になっていました。
他にも色々あったし、僕も色んな人と話せたけど、ここらへんは省略しようかな。書くことがないわけではなくて、濃厚だったから逆にひとつひとつを書けない。

でも、結局話せなかった人もいっぱいいました。これはもう僕の最大のダメなところで、『僕なんかが喋りかけたら 迷惑に思うかな』です。この気持ちを、朝の喫煙所でタバコの煙と一緒にちゃんとどこかへ飛ばし切っていたら、もっと後悔なく過ごせたと思う!!!なんのためのタバコか!!!!!

寝る段になって、僕は出来るだけあまり人がいないようなゾーンに引っ込んで、それでも周囲に何人かいる人たちに使い捨ての耳栓を配りました。僕はイビキに自信があるからです。かかない日はかかないんだけど、かく日はかくんです。最近はかかない日の方がだいぶ多くなったんだけど、それでも明日はどっちかわからないから、一応渡しておきたい。
ここでも、配れなかった人がいるんだよなあ。さすがにイビキのうるささの方が迷惑としては上回るはずなのに。
結局かいたかどうかはわからないんだけど、翌朝キショ松さんに「全然大丈夫でしたよ」って言われて、なんか良い感じにフォローの言葉までかけてもらって、本当に素敵な人だなと思った。インターネットなんて何一つ信用ならない。それともあの人はキショ松さんの姿を借りて顕現した道祖神か何かだったのだろうか?

翌朝、出発までのダラダラタイムで電気バチさんと喋った。お仕事何されてるんですかとか振ってくれたのに、なんか全然ちゃんと返せなかったのがまあまあ心に引っかかっている。いっそのこと、電気バチさんに「お仕事何されてるんですか」って振り返した方がまだ良かったかもしれない。

~解散まで

2日目は宿を発って、班に分かれて色んなアクティビティに出かけました。

アクティビティは事前にアンケート調査をして決める(これもみくのしんさんがやっていた。すごすぎ)のですが、僕は提出期限からちょっとはみ出した時間に急いで「何でも良い」みたいなのにマルを付けて出して、吊り橋に行くことになりました。

僕は高いところが苦手で、吊り橋は相性が非常に悪いのですが、そんなことはまるで考えもせず「へ~吊り橋行くんだ~」と適当に受け止めていました。さすがに1参加者すぎる。

車内でのARuFaさんの回しがさすがで、見事なまでに車内メンバー全員に均等に話を振り続けていました。発話量を全員同じにするインナーミッションを背負っているのかと思った。それでもインターネット性善説ドラゴンが主にオタクの話題で均衡を崩しにかかっていて、こっちもこっちでさすがだと思った。結局そのバランス感で車内は盛り上がっていました。完全に発話量が均等だったらここまで面白くはならなかった気がする。

吊り橋周辺でちょうど「あじさい祭」というイベントをやっていて、田中三友が「あれって、『あじさい祭(さい)』って読むんですかね…?」と言った。
そこで僕が「『桃白白(タオパイパイ)』みたいなね」と言って、ちょっと一笑い起きたところで、僕がついうっかり「『桃白白』語(ご)」の話題を出してしまった。

桃白白語というのは、これは完全に僕の個人的な定義なのですが「桃-白白(タオ-パイパイ)」と同じような音韻の構成をしている単語のことを指します。
ここではこれ以上語りませんが、「出たよ!」みたいな感じで車内のみんなが拾ってくれて、特にJUNERAYさんとARuFaさんがしばらく食らいついてくれました。「○○(忘れた、すみません)っていう漢方があるんですけど、これって桃白白語ですか!?」とか、「ちんちん賃(ちんちんの賃料)は!?」とかズバズバ出してくれて、僕もそこで「確かにそうですね!」って言えば良いのに「いやそれは厳密には違くて」とか「人工的な言葉はダメで(人工的じゃない言葉って何?)」とか、個人のルールなのにそのルールをやたら守ろうとしてしまって、せっかく拾ってくれたのにしばらくの間スッキリしない道中になってしまった。
本当にすみません。しかしそれくらい、「あじさい祭」の桃白白力は高かった。

吊り橋について、ジップラインをやろうという流れに。ハーネスみたいなのをつけて高いところを身一つで滑空するやつです。

僕は先述の通り高いところが怖いので、吊り橋に到着した時点でようやく焦り出しました。結局吊り橋はみんなに賑やかされながらどうにかこうにか両手をグーに握りしめて歩くことで渡れましたが、ジップラインは見ただけで腰砕けになってしまい、班の中でただ1人見学する側に回りました。
そこでARuFaさんが「じゃあ僕たちがジップライン乗ってる写真を遠くから撮ってください!」って言ってくれて、僕は小さなミッションを任されて目を輝かせる子どものように一生懸命カメラを構えました。任しとけよ!!

が、なんか位置取りとかタイミングとか全部間違えて、ものすご~~く遠くから無理にズームしてボケた写真しか撮れなかった。
ARuFaさんにすみませんすみませんとか言いながら写真を渡して、それでもARuFaさんはその超ボヤけた写真を匿名ラジオのワンカットに入れてくれました。ARuFaさん、それでもやっぱりちんちん賃は桃白白語じゃないです。すみません。

あとJUNERAYさんが僕のオモコロ杯の記事について言及してくれて、これがまあすごく嬉しかった。嬉しすぎて何も返せなかった。うっす、うっすとかしか言ってないと思う。

そんなこんなで帰りの車中もワイガヤしたり、どっか(忘れた)に立ち寄ったりしながら夕方にレンタカー屋へ到着。


あまりにも濃厚すぎる2日間で、書いている間に思い出したこともあるし、書こうと思っていたのに書いている間に忘れてしまったことも沢山あります。

さすがに写真が全くないのは寂しいので、

何度も値下げされつづけた焼きいもです。

ではまた!

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