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OJシンプソン事件で学ぶ刑事訴訟法

みなさんこんにちは。
アラフォー司法受験生のボーダーです。
R5年司法試験を受験し、今は論文発表待ちです。

さて、今日は私がお世話になった法律系ドラマ「OJシンプソン事件」をご紹介します。

みなさんは、OJシンプソンって知ってますか。

若い方は聞いたことないかもしれません。

アメリカンフットボールの超スーパースターです。
アメリカでは日本でいう大谷さんのような存在だったそうです。

そんなシンプソンが元妻の殺人したとして1995年頃に起訴されます。
逮捕時にはロサンゼルスのハイウェイでカーチェイスとなり、全米に生中継されました。

当然に本裁判は、世界中が注目する裁判となりました。
おそらく、ここ30、40年の中でもっとも注目された裁判だと思います。

日本でも仰天ニュースやアンビリーバボーのような番組でも何度も特集されていました。

そんなOJシンプソン事件の公判の様子、最強弁護団と検察官の攻防が描かれているのが本ドラマです。

私が刑事訴訟法をイメージする時は、常にこのドラマのシーンが思い浮かびます。

このドラマの特に面白いところは、嫌疑濃厚な被告人側の弁護団を中心に描いているところです。

通常の裁判ドラマは、無罪の被告人を救うべく正義感ある弁護士が奮闘する正義のストーリーです。

でも、このドラマは逆です。
弁護団すらOJシンプソンを疑ってます。
それでも無罪を勝ち取るために、ビジネス最強弁護団は様々な戦略を試みます。
全米世界中が注目している裁判なので、知名度上げるにはうってつけなんだと思います。
最終的には黒人VS白人という「人種差別」に論点をすり替えてしまいます。
ロサンゼルスを分断しかねない状況にまでなります。

刑事訴訟戦略を学ぶ上でとても勉強になります。

あー、こうやって違法収集証拠排除に持って行くんだーとか、証拠調べってこうやって進むんだーとか、陪審員の選定やら、裁判官の忌避やら、とてもためになります。

ちなみに、この世紀の裁判の判事は日系人のイトーさんです。ちょっと親近感湧きますよ。

1話1時間ほどで、全10話です。

勉強の気が乗らないなー、今日は休息しよう、そんなときはぜひ息抜きに観てみてください。
アマゾンプライムで全話で1,000円でした。
その価値はあると思います。

ちなみに、シンプソンの弁護団には、あのカーダシアン家の父がいますよ。
その娘が、キム・カーダシアンですね。

くわしくは観てみてください。
今日はお勧め裁判ドラマの話でした。
ではまた。



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