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司法試験、Eの取り方講座

こんにちは。
お久しぶりです。
トリプルEです。

最近は司法試験を考える時間が減りました。
気付いたら2,3日全く考えてないってこともあります。

勉強はじめて4年も経ったので正直おなか一杯です。

今日は大雨で外出れません。家の周りのお店も全て営業停止。

ということで久しぶりの司法試験のブログ書きます。

テーマは、ずばりEの取り方講座。


初めての受験生は「Eなんて取りっこない。取りたくても取れない」って思ってますよね?

私もR5はそう思ってました。

でも、、、、E3つです。トリプルE.

そしてDも2つ。

ちなみに不合格者でEが一つもない人を私は見たことがないです。たぶんすごく少ないと思います。大抵は1~3個あります。E.

E、特にEの上は普通に来ます。

今日はどんな感じだとEとなるかを考えてみます。


条件1.そもそもの地力が真ん中以下であること。

去年の私は2100位でした。地力は、、、、問題で左右されますけど、1600-2200位くらいだったのかなと思います。

予備試験合格者や上位ローの成績優秀者など、客観的に地力の高い人は、たとえ大きな失敗(設問1つ30点分がゼロ点レベル)をしても、BやワーストでもCにはとどまるはずです。

一方で、私のようにそもそも地力がボーダーレベルの人が、大きなミスとすると、一気にEになります。


条件2① 設問に答えない。設問に合わせてない。
R5で言えば、憲法でしょうか。私はこれができずにEまっしぐらでした。

R6は、、、、、設問レベルで失敗する問題はほとんどなかったですね。
しいて言うなら民訴の問い・誘導が少し複雑だったので誤読した人はいるかも。また、行政法の見解指定や憲法の反論などももしかしたら落とす人もいるかも。でもどれも今年についてはいずれも致命傷にはならなそうです。
今年は設問に答えること自体はほとんどの受験生ができたはずです。このパターンでEつく人はほとんどいなさそうです。


条件2⓶ 6,7割の受験生が解ける30点レベルの論点落とし、明後日答案、時間切れ白紙

地力Aの人が30点分落としてもBかCに留まります。
勉強優秀者の「死んだ」は、B、どんなにワーストでもC。

でもボーダーレベルの人がこれをすると一気にEに行きます。かすってれば生き残ります。

私のR5であれば、
行政法の原告適格30点をゼロ点。明後日答案。もちろんE.
商法の瑕疵連鎖30点をゼロ点。白紙。もちろんE.
ボーダーが、30点レベルの失敗をすると、Eまっしぐら。

刑訴の領置(50点ほど?)を一切条文を出さずに強制任意でゴリ押し&伝聞の1個を筋外しでDです。
領置の条文当てない人が3割くらいいたので、直ちにEにはならなかったと思われます。


今年R6の自分はどうかな?

条件1.まず地力はボーダーです。したがって、条件2①や⓶も満たすとEなり得ます。

条件2① 設問に答えてない。
上述の通り、今年は去年の憲法のように設問レベルで失敗しそうな問題がほとんどなかったと思います。そのため、このリスクはR6に関してはないと思います。

条件2⓶ 論点落とし、大失点、明後日答案
これは複数ある。

1)まずR6のワースト答案は、商法の設問1(1)385条の類推。
いわゆる明後日答案。ゼロ点。25点配点で、奇跡的に5点入ったらうれしい。「弁護士の意見」という問いに合わせられなかった。差し止めできる立案をオリジナルで捻り出してしまった。。。。。取締役に不作為の忠実義務違反があるからうんぬんかんぬん、、、、、ゼロ点。。。。。悲しい。条文で1,2点欲しい。たぶん受験生の2割は私と同じようにオリジナル自説をひねくり出した人。気持ち分かります。一方で純粋に385条は適用できない、これをシンプルに半ページ書いた人はきっと10点入る。羨ましい。

もっとも、救われたのは今年の商法は、3問とも決して簡単でなかったこと。全問筋外しもいたはず。私は1勝1敗1分けって感じ。きっとBかC。

2)憲法の規制⓶の手段審査時間切れ。
途中答案的です。時間切れでした。
もっとも、配点はおそらく10~12点くらいでしょうか。致命傷とまでは言えない。
これだけでEまっしぐらってことはないはず。

3)行政法
設問1(2)の本案 35点
手続違反の「軽微、、、」の施行令を見つけられず。。。。
実体法の2つの条文は、分けずに裁量逸脱として一つでまとめて書いてしまった。項目点で15~20点失点。
もっとも、今年は去年より難易度が高く時間が足りなかった受験生が多いはずで、これをもって直ちにEとはならないはず。でもDかな。


4、刑法
強盗罪、事後的奪取意思落とし。
なぜか事後的奪取意思を書かなかった、、、、、頭で否定して、それを答案に書かず、、、、、、結果窃盗と強要罪。
15点の大失点。でも20点はないはず。

去年は共謀の錯誤(15点くらい?)と実行の着手の規範間違い(15点くらい)、因果関係(10点くらい)を丸丸落として、D。

そうだとすると、事後的奪取意思を落としたからといってEまっしぐらといったわけでもない。筋を揃えた人はAですね。

私はCかD、42点でしょうか。

以上からすると、たぶん今年はEは回避できてそう。
去年に比べると1学年分の初回受験者も減って、競争も多少緩やかになってるはずですし。

自己予想
短答114点
国際私法56点
憲法42点(D)
行政法42点(D)
民法50点(B)
商法45点(C)
民訴48点(B)
刑法42点(D)
刑訴52点(A)
合計:773点。(1,550位/2,950人)

合格点は755点、合格者1650人。

Eがなく、Dの42点で耐えれば滑り込んでる気がする。。。。


2回受験してボーダーレベルの気付き。

司法本試験=Eを取らないゲーム。でも、これが意外とムズイ。

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