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「俺の司法試験もここで終わりか。。」

トリプルEです。二日目を振り返っていきましょう。

まず初日は、予想としては、国際私法55点、憲法C, 行政法C。生き残ってます。ボーダー戦士の目標は1,400位。勝負の2日目。


民法(R5:C →R6は?)

昨年R5:
昨年はCでした。それなりに書きましたが、371条や短期配偶者居住権を落としました。今年はほとんど民法の演習はできませんでした。過去問10年分を解いたくらい。
目標はB。CでもOKという感じでした。

R6:
なぜか「めっちゃできました」

設問1の相続と無権代理(他人物賃貸)は、久しぶりに見る論点だったので、ちょっと迷いましたが、なんとか思い出して正解筋を書けました。たしか問研にあったと思う。
留置権も書いた。
細かいところは浅いけど、大枠と流れは正解筋に乗りました。

設問2:
条文当てはめ問題ですね。
ほぼ条文に当てただけ。
なんかちょこちょことミスはありますが、条文やら大枠の筋は合ってます。

設問3:
綺麗に3段論法が決まった。
過去一にきれいな答案。
要件も全て解釈して、問題文の事実をほぼ全部使った。下記ながら間違いなく正解筋なのが見えた。
要件事実的に、シンプルに、過不足ない、読みやすい。うん、理想。

トータル:
基本科目でA(上位35%)はあまり想像ができない。特に猛者の多い民法については。
でも、、、、今回がAじゃなかったらいつAなれるのか。
ということで、思い切ってAの50点(上位40%)にしましょう。

2日目最高の出だし☆☆☆


商法、「俺の司法試験もここで終わりか。。」

昨年:
瑕疵連鎖なんて見たことも聞いたこともない。30点分全落とし。
判例恐るべし。
やっぱり、法学部でもないし、予備の勉強もしてないし、ローからストレート受験生の私にとっては、下4法の判例知識漏れがネック。
結果、Eでした。まさか。。。。。です。

ことしは、LECの判例百選講座をとって、AとB+ランクだけ補充しました。

事前目標は、、、、A欲しかった。知識の網羅性は弱いけど、商法は好きな科目。王道の論点が出れば事実評価で頑張れると思ってた。でも、、、、やはり事前目標はEを回避しての、C、そしてその延長でBを狙うって感じでした。スケベ根性を出さず謙虚に謙虚に。

今年R6:

1)感想

マジで震えました。。。。

一問くらい分からないのは大丈夫。残り2問で頑張ればCは死守できるから。

でも、、、、、今年は設問1,2が分からない。しかも配点が60点。。。。設問2を見ても、、、、長文問題で難しそう。。。。

設問1.。。。。。。15分条文探した。でもない。絶望。設問2も思いつかない。。。。。

設問3は簡単じゃないけど、831条3号の問題ということは分かった。

しょうがなく、設問3を脳みその60%くらいで解きつつ、残り40%で設問1と2を考えるというアクロバティックな作戦にでました。

そうしたら、、、、設問3を書いてる途中で、120条類推が降ってわいてきました。ここから、決議方法の瑕疵へつなげられる。そう思ったら足きりはなさそうで、少しだけホッとしました。

そこまでの80分は地獄そのもの。泣きそう。頭真っ白。

試験委員は本当にセンスないと思う。

応用力を試したいなら、もっと設問を工夫して出すべき。ひどいな。


2)得点分析


設問1:385条類推
完全死亡。なぞの作文。3点入ったら嬉しい。書きながら絶対間違ってるの分かってた。
株主の行為を差し止めれるかを聞かれてるのに、取締役が総会を止めるべき義務があって、、、、、みたいな謎の作文を1ページしました。まじで0点。

正解筋は385条の類推だそうです。
なぜか私は現場で思いつかなかった。。。思いつきそうですけどね。
私は、なぞにこねくり回して、問に答えれなかった。最悪。今回の試験でワースト答案です。恥ずかしい。

完全にE答案。

設問2:
1.120条類推、違反肯定、決議方法1号違反を1ページ書いた。
→ホームランじゃないけど、点は入る。

2.加えて831条3号を書いた。

なぜか3号構成。正解筋は1号。

「著しく不公正」の規範的な検討は今まで3号でしか検討したことがなかった。1号は一度もなかった。
そのため、著しく不公正を検討=3号と直感的に決めてしまった。

でも3号じゃダメなんですかね? なんかある個別指導の先生のブログを見たら3号と書いてあった。

1号の著しく不公正な決議方法と、3号の著しく不公正な決議って、明確に区別できるのかな? 重なる???

私は、20%持つ多数派株主が、賛成したら1000円あげて、自己の望む役員を賛成とする決議は、明かに多数決の濫用だ、と書きました。確かに1号だと完璧にはまる。、、、、でも3号と捉えるのも完全に間違いってこともないような気もする。。。事実評価は1号で書くのとほとんど同じような内容です。

1号違反的なことを3号違反とのことで書いた。なんとか点数欲しい。どうだろう。ゼロってことはないと期待。

いずれにしても、120条類推&1号違反で1ページ書けたところでCにはなりそう。


設問3:株式併合
辰巳の公開模試が完全的中したらしいです。

予備校の的中って全く信用してないんですけど、今回の的中はすごい。知ってればそれだけでダイレクトに20点は獲れる。

受験生全体で何人受験したんですかね。。600人くらいかな。この人達はホームラン打ったでしょうね。

正解筋は、109条違反の検討と831条3号取消し。メインは3号取消だそうです。

私が3号は書けました。
問題文の事実も使えたし。
スクイーズアウトが実務上適法ってことは知ってました。
だから、結論が適法に行くように、問題文の事実は全部使いました。

これ単体だとAだと思う。

まとめ

設問1は死亡のE。配点は15点か20点かな。
設問2は、120条は書けて、831条3号は条文間違い・でも事実評価は合ってる。
設問3は、109条は書けなかったけど、3号は自信あり。

トータルすると、、、、今回は設問1,2,3問ともに当たり前に解ける問題ではないと思います。下手したら全問外しは十分ある。
1割くらいの人は全外しだと思う。
2割が一個だけ正解筋
4割が二つ正解筋
3割の上位層だけ、3つとも正解筋って感じでしょうか。

そうすると、私は、BCの間かな。Bの下くらいは期待していいかも。

うーん。Cの上の46点としましょう。

やっぱり、どんなに難しくてもゼロ点はまずいですね。猛反省。



民訴(R5:C →今年は?)

昨年:
R5はCでした。45点くらいですかね。
民訴は受験生のレベルが一番低い気がする。
今年は過去問一回だけ解いたけど復習できなかったです。
ほぼ去年と同じ力で挑む。
ただし、書き方は研究して、上達したはず。
目標はBでした。

1)感想

超オーソドックスでした。
昨年の奇問への批判から試験委員も反省したのでしょう。
けっこう差がつきやすい問題と思いました。

2) 設問1 任意的訴訟担当

典型論点ですね。
論証はほとんどの受験生ができるはず。
でも、私も含め判例の事案はほとんど覚えてない。
判例の射程から答えるのは難しかった。

一応通り一辺倒のことは書きました。判例との射程は、なんとなくです。説得的ではないと思います。

Bですね。

3)設問2 裁判上の自白

一見典型問題そうですけど、難しかったです。
弁論準備の特性については全無視しちゃいました。

私は自白にあたるけど、撤回可能との立論を選びました。

主要事実の認定のところはグチャっとしました。要件事実あまり勉強したことないから。。。。。その後の撤回のところは、相手の期待を保護するとの趣旨から、事案に当てて作文しました。

伊藤塾の速報も主要事実認定あたりは詳しく書いてくれてません。合ってるのかな。。。。問題文が複雑でちょっと混乱しました。事実誤認とかあるかも。。。

大枠あってるから、Bあると思います。


3)設問3 既判力の消極的作用

典型的な理論問題と感じました。
あまり捻りもなかった気がします。
普通に書けました。
たぶんBはある。Aの相場は分かりません。
Aでもおかしくないけど。。。
Bとしましょう。


4)まとめ

設問2は模範解答とかみないと、事実誤認ありそうで怖いけど、、、、、基本的には大枠は合ってそうです。
作文も、「とにかく不意打ち防止やら紛争の一回的解決といったマジックワードはなるべく使わずに、自分の言葉で砕いて書くように心がけました」。ちょっとは印象点で加点なりそう。

トータルは、Bの48点としましょう。


2日目まとめ

民法:A、50点
商法:C、46点
民訴:B、48点

よしよし。最高に守れてる。この時点では1,200位くらいに付けてる気がする。

行けるかも?

次は3日目、刑事系



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