幻のチャーシュー エッセイ
どうも、ペンギン人です。
みなさん、たくさんフォローしてくださり、有り難うございます!
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今回は、その記念として、私が体験した、美味しい話を紹介します。
『あるチャーシュー』
私はとてもラーメンが好きでした。
なので、よく、ラーメン屋に行っていました。
これは約4、5年前のことだったと思います。
私はいつものように店にはいって、ラーメンを頼みました。
頼んだラーメンは、脂ののっているチャーシューが、4枚ほど入っている醤油ラーメンです。
私はそこで、ある出会いをしました。
私がラーメンを食べるとき、一番最初に口に入れる量の割合で最も多いものは、チャーシューです。
約80%は、最初にチャーシューを口に入れます。
実は私は、チャーシューがあまり好きではありません。
それまで食べていたチャーシューは、あまり脂がのっていないものばかりで、とてもパサパサしていましたから。
ですが、そのチャーシューは違います。
見ただけで、「これはおいしいやつだ!」とわかりました。
食べてみると、案の定美味しかったです。
とても柔らかいチャーシューが、口の中で油をどんどん流し込んでくれます。
「これは世界で一番おいしいチャーシューだ!」
そう思うほど、このチャーシューは絶品でした。
この味は、もう一生忘れないなと思ったのです。
「チャーシューを求めて」
私はそれから、1年ほどラーメン屋に行っていません。
行く暇がなかったのです。
そのせいで、その幻のチャーシューがある店の名前を忘れてしましました...
私は物事をすぐに忘れてしまうので、店の名前を、今になっても思い出していません。
ですが、私はチャーシューを探し続けました。
来る日も来る日も、ラーメン屋のラーメンはもちろん、スーパーやコンビニに売っているようなラーメンの中にも、同じような味のチャーシューがないのかを。
あのチャーシューの味を、もう一度味わいたい。
その一心で、探し続けました。
「新情報」
そしてある日、新情報が舞い込んできました。
新情報、と言っても、そんなにいい情報ではありません。
あの店が、潰れたらしいのです。
ショックでした。
ただ、暗い絶望を味わうことしかできませんでした。
もうあのチャーシューが食べれない。
ただただショックという言葉しか出てきませんでした。
「星のように小さな希望」
ですが私は、まだ他の店でも同じようなチャーシューがあるかもしれないと、とても小さな希望を持ちました。
私は、今でも、この幻のチャーシューを探し続けています。
ーーーーーーーーーというふうに終わっておけばいいのでしょうが、この話にはまだ続きがあります。
「叶った願い」
ついに、そのチャーシューが見つかったのです!!
それは去年の12月のこと。
スーパーで買った材料で作った、そのラーメンの中に、あのチャーシューはありました。
忘れることのないこの味。
とても柔らかいチャーシューが、口の中で油をどんどん流し込んでくれる。
最高でした。
ご飯があることのありがたさを、改めて感じました。
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