日記 2023年12月25日~2024年4月30日
12月25日
大谷翔平が全国の小学校に寄贈したグローブが届いたというニュース。グローブを受け取った子はマイクを向けられ「野球をうまくなりたい」「大谷選手のように活躍できるようになりたい」という感じに答えていたが、ある女の子は「大谷選手のように明るく人生を歩んでいきたい」。
(来年の開幕時には通訳の賭博問題が起こる)
12月26日
映画「ゴーストワールド」を見るために渋谷へ。ところが、会場である渋谷Bunkamuraへ行ってみると全面にスチール板が張り巡らされており、入り口は三角コーンの頭部に引っ掛けたバーで封鎖されている。こ、これは……ということでBunkamuraの公式サイトを見ると、リニューアルにより駅近くに仮移転、とのこと。腹が立った。
というのも、渋谷に着いたときにはBunkamuraの近くで昼飯を食べ、時間はまだあるや、と見るや駅まで戻りレコードを少し見てから旧Bunkamuraまで戻っていたのだから。つまり、駅から旧Bunkamuraを2往復するはめになったわけで、苛立ちの言葉を吐き出すヤバい男一人、足早に荒野を駆ける。
なんとか開演直前に滑り込むもはや正気ではなく、Iの指定席なのに間違ってJの席に座ってしまう。その結果、うら若きカップルが隣に詰めて座ってくる。空席地帯に陣取ったはずなのに、なんだこいつらは、とため息混じりに怪しむ固有の私、間違いに気づいてははは、とそそくさ移動する。なんだこいつは、と怪しんだのは向こうだろう。
「ゴーストワールド」は、まさにそういう作品だった。
1月13日
BSフジのザ・ノンフィクション「ちょっと心配な家族がおりまして」の再放送を見る。撮影者の姉夫婦がたくさんあったはずの貯蓄を散財してしまい破産寸前、というものなのだが、それに対する家族の反応が、それぞれの性格を見事に現している。こないだ買ったWho's Next(国内初番。帯なしなら安く音が良い、と思う)の裏ジャケのようだ。
1月15日
録画していたMTVの80年代ビデオ集(皿洗いをするときに流しておく用)を再生して「これは!」と驚いた出来事あり。
とある女性ボーカル曲のイントロにピンときた、というか、これは野口五郎「19:00の街」のイントロの元ネタ。幸運だなあとじんわりしていたら、続いて流れた別の女性ボーカル曲のサビ、これも19:00の街のサビの元ネタ。
1月22日
21枚レコードを売り、1万円以上になった。
2月13日
クイーンの東京公演を見に行く。寒い中物販の列に並び、意気投合したらしい若者たちの会話に耳をそばだてる。彼らはクイーンについてとてもよく知っているのだが、一方でほかに熱心に聴く音楽があいみょん?やYOASOBI?といったものらしい。
そういえば、4年前にNHKで見た急ごしらえのクイーン特番(映画「ボヘミアン・ラプソディ」人気に便乗)があり、4人の芸能人が「私が愛する一曲を語る」みたいな内容だったのだが、一番良い回答だと思ったのが古田新太の「フラッシュ(のテーマ)かなあ」だった。
2月14日
この日もクイーンのチケットを持っていたが、昨日見たので妻にあげる。帰ってきたら青ざめていたのでなにかと聞いたら、持ち込んだ洋酒を喰らい大ボリュームで全曲歌う大迷惑な人間の隣になってしまったらしい。こういうバカチンはどうやればつまみ出せるんだ?トラブルを承知で争う値打ちもない相手を。
2月17日
温めていた個人の企画「ひきこもりチャンネル2」の取材でミュージシャンの哲生くんに会う。2時間くらいのつもりが3時間半も話しをしてくれて感謝この上なし。1年間は続ける心づもり。
2月26日
今年に入ってから逆流性食道炎にかかり、さらには階段で転倒し肘を強打した。信心はないのだが、骨は折れずも心が折れたので神社に厄除けに行ってみた。そこでもらった短冊状が、絵と字をセットで書くのに良い形状だと気づく。
3月14日
中学生向けの教育テレビ番組を見ていると、司会の女の子が「Teenage Dream」と書かれたTシャツを着ていた。
3月17日
近くにできたカフェが、気功を扱う精神世界系な企業が運営しているそうだ、ってことで調べた。先代の設立者は気功家で、「外気功による治療によってさまざまな難病克服に実績をもち……」というプロフィールだったが、存外に早く亡くなっていた。
4月3日
雨。ある町にて見かけた男性がおぼつかない足取りをしているだけでなく、失禁しているように見える。「大丈夫かしら」と心配するも、そのまま宝くじ売り場に入るのを確認。
4月7日
近所でプロ野球選手絡みの、いわゆる事故物件があることを知る。その選手の出身校が実家の近くの高校。
4月11日
元横綱・曙の訃報。その日、所用で訪れた駅の広告で「あけぼの診療所」を見かける。
4月12日
ちょうどこの日くらいから、一平問題の実態が明るみになりはじめる。
4月14日
1年半描き続けた小ノートすべてのページが埋まる(裏写り防止で、実際は全体の半分くらい)。
橋幸夫にいろいろな縁があることを知った翌日、歌手活動を引退していた橋幸夫が復帰。生涯現役を宣言する。
4月17日
久しぶりにキャンバスに絵を描く。舘ひろしが一つひとつのサイケデリック曲に対してアンサーするというものだが、実態は舘ひろしのアルバムをサイケデリック曲で挟んだだけ。
ペンギン・カフェ・オーケストラのジャケットを参考にしたが、このジャケットのグラフィックと解説がヤギヤスオさんだったことを制作後に気づく。
4月18日
日焼けした大谷。3度目となる美学校修了展に参加。非常に刺激的。
4月20日
Peter Toshのソロシングルを購入。バックはウェイラーズ。相当クスリが回っていると思しきイントロ。
4月21日
立川談志に少しだけ似た人を見かける。
4月25日
ドラッグストアにてディープ・パープル「ハイウェイ・スター」が流れている。原曲のように聞こえるが、ソロから歌に転じスーパーのアレンジだったとようやく気づく、高い完成度。
4月27日
免許更新の帰りに古本屋に寄る。100円レコードコーナー、まだまだある山下達郎。宮本浩次の少年時のシングル「はじめての僕デス」、惜しくもジャケなしだが100円なら?ラッキー。「およげたいやきくん」は美盤なので拾う。
もう1軒古本屋。「杉浦茂マンガ館」の穴だった1冊を入手。
4月29日
大谷翔平デー。
4月30日
先週のサンソン(山下達郎のラジオ)を聞く。曙関連の楽曲でイズラエル・カマカヴィヴォオレ「Tengoku Kara Kaminari」をかける。ハワイの名ミュージシャンであるイズラエルの存在は昨年知ったばかりだが、この曲は知らず。良い収穫。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?