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宝塚歌劇のチケット購入は激戦なのだ

今日(2017年12月2日)は、宝塚歌劇の花組・新春公演のチケット発売日
でした。
新春公演は、特にチケットが取りにくい公演です。
というのは、元旦1月1日からの公演で、歌劇団の新年式後の公演が
あって、新年のご挨拶があったりする公演ですし、特別作品を投入してくる
公演だからです。

今回、娘といけたらいいなぁと無理なのは承知で挑戦しましたが、
ダメでした。
「先行予約を利用すればいいのに」というTwitterでの書き込みを見つけましたが、実は宝塚歌劇のチケット販売には基本的には「先行予約販売」はないのです。(特別な例はありますので後ほど)

私が高校生時代(おおよそ30年前)からインタネット大普及までは、
宝塚での上演時は宝塚大劇場・梅田総合案内所・阪急交通社3番街店、
名古屋では中日劇場チケットセンター、東京公演の時は、東京宝塚宝塚劇場
での並びもしくはチケットぴあ(導入は社会人になってから)の電話予約
でした。

絶対に昔から先行予約制度はなくて、とにかく初日に並ぶか電話を回しまくるかでした。その後、チケット販売がネットでできるようになって、
システムが一新されました。

今は宝塚歌劇公式サイト・チケットぴあ・ローソンチケット・e+(イープラス)でのオンライン購入・もしくはチケットぴあやローソンチケットの
電話購入に切り替わっています。地方公演の場合は、CNプレイガイドさんが
入るケースがあります。

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このシステムに切り替わったのは、ダフ屋対策でもあるのですが、
結局転売ヤーがネットのシステムを悪用して、売買サイトで
高額販売されています。

昔は、個人で購入したチケットを大劇場のロビーで出して、
個人間で売買を行う行為は認められていたのですが、
その筋のダフ屋が入って高額取引を持ちかけられて被害者が出たので、
大劇場の敷地内でのチケット売買は禁止になっています。

有名作品(ベルサイユのばらや座付作家さんの名作)の上演や
トップスターさんの退団公演は、昔から売れ切れが早かったのですが、
今や1分で売り切れは当たり前です。
(今回の作品は、小池修一郎氏という座付脚本家でありながら、外部の
作品でも脚本を書いていて、菊池一夫賞という演劇界では有名な賞の数回受賞あり。この方の作品は激戦です)

「転売屋がいるから売り切れるんじゃないの?」ともありますが、
その行動とは別に、ファンクラブの存在も非常に関係します。

私は過去にある大物スターさんのファンクラブに入っていましたが、
必ず私設ファンクラブが存在します。
その掟は普通のファンよりも固くて、女子の鉄の結束があります。

ファンクラブでもチケットの取次をしてもらえるのですが、
その取次をお願いするからには、多少チケット確保に協力する必要が
あって、お手伝いしなかったとすると、取り次いでもらって購入できたと
しても、いい席に優遇されることはありません。

これは、私の友人があるファンクラブの方のチケットの並びに協力を
した時、お礼にということで一番いい日の一番前のセンターの
チケットをくれたと言うぐらいなので、ファンクラブでもチケット購入は
非常に難しい技でもあります。

だって、昔なんて、朝の5時に梅田のコンコースに並んで、暑さ寒さを
耐えて並んで、7時に購入順番の抽選。最悪、朝5時にきたのに買えないという
人もいました。

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今回、私は複数のサイトと電話を駆使しましたが、やっぱり全てアウトでした。あとどうしても見に行きたい場合は、当日券という手段で、
新春公演は、学生さんが休みということから、数日間のみ
当日券のA・B・立ち見券に対して「学生割」ということで、1500円で鑑賞できる日を設けています。

当日券購入は当日の7時にいることが条件になりますが、当日券が出ないケースもあって、遠くから来た人にはショックということだってあります。

実は、宝塚歌劇団には公式のファンクラブがあり「宝塚友の会」が
ありまして、以前は手軽に入会できたのですが、今はクレジットカード
機能付き会員証になったので、いいような悪いようなところはあります。
その代わりに先行販売はありますが、もしファンクラブに入っていると、
先行販売にお付き合いする羽目になります。

昔は会員証をファンクラブに預けて「宝塚友の会」枠の購入に
使われたというのもあるので、私は今のところは「宝塚友の会」に
入ろうかどうかは検討中です。

その代わりにある方のファンクラブには入りましたけれども、
たぶんチケット購入の協力はくるはずです。

てな訳で、宝塚歌劇は特殊購入なんだよーと知っておいてね。



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