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山手線工事、墨俣城か!

山手線内回り、52時間運休。たまたま、渋谷駅の工事している現場を湘南新宿ラインの車内から見ました。数分の停車ですが、興味深かったので、見入っちゃいました。まず、工事の方の人数がすごい、人海戦術!のべ3300人とのこと。現代の墨俣城築城でした。

何をしているかよくわかるのですが、元々あったホームを延長、鉄筋で、土台を作り、上に板を貼って、ホチキスみたいなので、とめてる。線路をずらしてる。

で、その線路をずらす時も、古典的に人の手で。大勢で持って「いっせいのせ!」と言ってましたよ。そうか、いつの時代も、大規模工事の基本は、いっせいのせだよね。エジプトでピラミッドの石運んだ時も、日本で大仏を作った時も、姫路城の石垣作った時も、きっと「いっせいのせ!」だろうか。

同じ作業をホームの端から端まで、区間を小分けにして、並行してしている感じ。そう、秀吉の墨俣城築城の作戦の様。

墨俣城築城も、伝説によると、上流から材料の木を流し、突貫工事。城壁も、人員を何組にも分けて、競わせて、それぞれ作らせて、一気に仕上げたとか。

山手線工事も競わせはしないけど、52時間リミットの中で、ホームをいくつかの区間に分けて、それぞれに仕上げていく感じ。墨俣一夜城ならぬ、渋谷駅二夜城築城の熱気を感じたのでした。

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余談ですが、私の住んでいたドイツの都市は市の中心街の地下鉄工事をしていて、夏休みの3週間位の間、その区間、運休でした…。東京でいう、新宿駅、東京駅、銀座駅の様な、正に中心の場所で、不便なのですが、それを少なくとも2回の夏していました。3週間運休を受け入れるのにも、びっくりしますが、ドイツ人は、週単位のストを含め、そういう事は、諦めて、受け入れる人達でした。効率だけではない、その考えもある意味羨ましいと思うのですが、日本なら、山手線の様に、52時間運休くらいで一気に工事できそうですね。

日本人の墨俣城一夜城築城の魂を感じた、山手線工事でした!











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