＠渋谷　2022年7月20日

※この記事は、ひらさわあけみさんのご家族のみなさまに読んでいただきたいと思い、書いています。また、この日来てくださった方は、一緒に過ごしたこの時間を思い出していただけたらいいなと思います。そのほかの方も、どうぞお読みください。

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渋谷で『ジミー』サイン会を行ったのは、今年の7月20日です。平日の昼間でしたが、写真のみなさんとお会いすることができました。

渋谷駅前すぐ向かいに、MAGNETというビルがあります。エスカレーターで５階まであがり会場です。

私は20分ほど前に到着し、『ジミー』が平積みになってるのを見て喜び、出版社さんからいただいたお花をテーブルに飾りました。

noteから、あけみさん、さちさん、Mapleさん、すうぷさんが来られるとのことで、とても楽しみにしていました。

12時になり、エスカレーターからみなさんが上がってこられました。

あけみさんとは、以前にMapleさんのオンライン読書会でお会いしたことがありました。でも、その時は小さな画面だし、そのときよりも、ずいぶん髪を短くされていたので「あれ？あけみさん？」と確認したのを覚えています。

「髪型が違うからわからなかったです」というと、あけみさんは「ああ、そうですね」と少し恥ずかしそうに笑っておられました。

noteでは知っているけど初めて会う人、オンラインではあったことがある、noteでも知らなかったなど、みなさんは互いに「知ってるけど知らない」みたいな感じでした。SNSで先にあうというのは楽しいですね。

互いに自己紹介や「わー！会えてうれしい」などの言葉が響き、あっという間に楽しい雰囲気になりました。仕事ではないし（私以外は）、軽やかで楽しい、はしゃいだ空気感でした。

出版社の編集者さんや『ジミー』を応援してくださってる柴田さんは、わりとまじめな感じで、立ったままお仕事の話をしていたようですが、私は、来てくださったみなさんと一緒にきゃっきゃ言いながら、気楽におしゃべりを楽しんでいました。

みなさんが来てくださったのがうれしかったんです。

あけみさんとは、「書く」ということについてお話ししたのを覚えています。あけみさんは、不動産関係の専門知識を生かしてライターとして活動されているとのことで、自分の長所を生かすためにどんなことが必要かなど、冷静にしっかり考えていらっしゃる方なんだなと思いました。また、かなり勉強家で努力家なのだろうなと思いました。

noteでは、おいしいものを食べた話を、優しいタッチで表現されているので、「ふんわりした方」という印象があったのですが、お仕事の話などをされているときは、明晰で理知的な印象でした。どっちかというと、しゃきしゃき、きりっとしゃべる方という感じでしょうか。

でもnoteのお話しになると、その顔がほころびました。

「結局、おいしいものが好きなんですよね。食べ歩くのが好きなんです。だから、それを書くのは、完全に趣味です」

楽しくてしょうがないというようにおっしゃっていました。

書くことは、たぶん、とてもお得意だからお仕事につなげていらっしゃるのだろうけれど、それだけではなくて、自分の大好きな食べることと結び付け、楽しんでいらっしゃったんですね。

すごくいいなあと思いました。私の見たあけみさんは、ポジティブで明るく、人生を楽しんでいる素敵な方です。

お写真やお名前を出していいですか、ときくと「もちろん！」と言われました。

1時間ほどでサイン会は終了し、そのあと、あけみさんたちは名残惜しかったのか、お茶に行ってさらに楽しい時間を過ごされたみたいです。

あけみさんは、明るく元気に人生を楽しもうとされていたのですね。いろんな人に出会い、心を通わせ、そうやって人生を楽しまれていた人なんだと思います。

だから、noteでも、たくさんコメントを残されたり、おいしいものの記事を書かれたり、Mapleさんの絵本発売記念の読書会や私のサイン会などに来てくださったのでしょうね。

あけみさんが来てくださったこと、お会いできたこと、お話しできたことは、私にとって、うれしく暖かい思い出です。

本当に、あの日、来てくださってよかったなと思います。あけみさんのご本のなかに『ジミー』があったら、開いてみてください。私のサインがあります。たぶん、あけみさんのお名前と日にちも入れたと思います。

あの日に、あけみさんに会えた時間が、そこに残っています。

ご家族のみなさまは、とても大変な時期を過ごしていらっしゃると存じます。少しでもお心の痛みが和らぎますよう願っております。コメントなどなくて大丈夫なので、どうぞ、お食事や睡眠などにお気を付けくださいませ。

あけみさんのことをnoteでお知らせくださってありがとうございました。

2022年12月29日

青海エイミー