人鳥印の珍デッキ ~ハ・デス編~


まえおき

こんにちは、あるいはぐーてんもるげん。
最近noteを始めた人鳥さんと申します。

本日は最近弄ってたデッキが良い感じになったのでお見せしようと思います。
長々と前置いてもアレなので、まずはこちらをどうぞ。

それいけハデス軍

はい、そう言いながらお出しするのは2期か3期じゃねーのって水準のクソデッキです。

「スキルドレインで吸われている人」こと《冥界の魔王 ハ・デス》を軸に、イラストや世界観で関連のあるカードを出来るだけ多めに詰め込んでいます。
幸いハデスの収録パック「Struggle of Chaos- 闇を制する者 -」は、遊戯王OCGで初めて原作遊☆戯☆王ではない「カード内の世界観」に注目したパックであり、ある意味ではアルバスとかアウラム達の大先輩。
ハデス関連モンスターの選択肢はそれなりに多彩です。

仮想敵は設定上の敵であるチュートリアルの【連合軍】ならびに、みんなのサンドバッグこと【帝王の余興】としています。帝相手だとハデスも打点有利だしね。
実際のところこのレベルの敵なら十分余裕を持てるのですが、このデッキの目的は勝つことそのものではありません。
なんかいい感じの完成度になったな、と満足いくこと」です。

それでは具体的に各カードに触れていきましょう。

《冥界の魔王 ハ・デス》(3)

カッコ内は枚数です。
このデッキの『切り札』であり、基本的にはコイツをアドバンス召喚して殴るのを目的としています。
リクルーター・自己蘇生・リバース効果持ちなどを軒並み封じる効果を持つ2450打点は、有利な状況では徹底的に有利に働きます。

《ゾンビキャリア》(2)、《達人キョンシー》(2)

『裏切り札』こと《蘇りし魔王 ハ・デス》(3)のシンクロ素材として必要です。
ゾンキャリの方はその蘇生効果でハデスのリリースにもなることが出来ます。
後述の通りあえて地属性のキョンシーであるのにも理由があります。

あえて同属性高攻撃力の《ゾンビーノ》にしなかったのはその場のノリです。
強いて言うならちょっと強いから遠慮してもらいました。

《レッサー・デーモン》(2)

このデッキの『サブ切り札』であり、《デス・デーモン・ドラゴン》(1)を見せて《融合派兵》(3)で簡単に特殊召喚可能な上級モンスターです。
《悪魔の憑代》(3)が展開・盤面維持の両面から強力なカードであるため、それをハデスと共有できるのも強みと言えます。

融合派兵はサイバーストラクに入っているので間違っても生成しないように。

《憑依するブラッドソウル》(1)、《融合呪印生物-闇》(2)

このデッキの『隠し玉』こと《魔人 ダーク・バルター》(3)の融合素材です。
基本的には、「手札に呪印生物が来た時に融合派兵があれば」出すだけのカードですが、その魔法対策効果は現代の基準で見ても結構実用的です。

《スモール・ワールド》(3)

サーチ困難なハデスのサーチ札であり、ある意味このデッキの中核です。
ヘイトバスターの爆弾担当こと《連爆魔人》(1)(炎・悪魔)か、ゾンビキャリア(闇・アンデット)を中継すればハデスにたどり着けます。
アンデットモンスターを地属性のキョンシーにしたのは、ここでキャリアを介するためだったわけですね。

ちなみに同じ☆4通常アンデットでも《メデューサの亡霊》なら、スモワの検索性と素の打点で劣る代わりに呪印生物+予想GUY(or融合派兵)から《金色の魔象》《スケルゴン》を出せ、呪印生物が活用しやすくなるのでお好みで。
特に魔象は2200の打点があり、両者ともに一応簡素融合にも対応します。

なお、最近実装された《炎魔の触媒》が強力な展開補助効果を持つ炎・悪魔なので、イラストアドを重視しないのならば連爆と入れ替えてもいいでしょう。でも下手にそう言うことしてるとデッキの全部が入れ替わりかねないんだよね。
レベル4である点で中継としての性質がちょっと異なるので注意。

《レッド・サイクロプス》(3)

このデッキの切り込み隊長であり、フレーバーテキストでも触れられているとおり由緒正しいハデスの部下です。
シンプルに1800打点バニラなので《予想GUY》(3)からアタッカーとして動けます。

《ハ・デスの使い魔》(2)

強力なカードとは言い難いのですが、強化自体は地味に永続します。
融合派兵や予想GUYから特殊召喚で出したアタッカーの横に通常召喚し効果を使うと、ハデスを超える水準の打点を作れるのはちょっとだけ魅力的。

《深淵の冥王》(1)、《強化蘇生》(2)

イラストアドです。
予想GUYからハデスのリリースを捻出する場合、高打点組は勿体ないので冥王さんを活用しましょう。

なお強化蘇生でキョンシーやゾンキャリを蘇生した場合、シンクロのレベルが合わなくなってしまうという地味な落とし穴があります。
ただし《簡素融合》(2)でアドバンスリリース用に出した《アンデット・ウォーリアー》(3)《フレイム・ゴースト》(3)が墓地に居れば、ちょうどレベル4になりシンクロ素材として使えます。
ちなみに簡素対応融合モンスターのなかに元からレベル4のアンデットは存在しません。

《冥王の咆哮》(2)、《ヘイト・バスター》(2)

こちらを圧倒する打点のモンスターが出されたときに逆転しうる貴重なカードであり、このデッキの『奥の手』とも言えます。
考えようによってはもっと枚数多くてもいいでしょう。
咆哮の方は攻める際、攻撃力が負けていなくても使えるのは留意しておきましょう。

《金満で謙虚な壺》(1)

そこそこEXを使うため、「強金」の方を使うかどうかはお好みで。
《スケルゴン》(2)は一応簡素対応であるものの基本的には壺の餌です。
なにせデスデーモンドラゴンがSRで、出せもしないカードを枠埋めのためだけに3枚生成するのが嫌だったので。

またこのデッキはリリース確保を始めとして特殊召喚も結構使うものの一応メインはアドバンス召喚です。
多少の遅れよりキーパーツ集めの方が重要だと思うならば「強謙」の方を多めに積んでみても良いかもしれません。

どうなのハデス軍

スモールワールドや金謙でハデスを引き込み、簡素融合やゾンビキャリア、悪魔の憑代も使ってリリースを確保。
融合派兵・予想GUYそれぞれもアタッカー兼リリース確保にしつつ柔軟に攻め込みます。
ハデスがパワー負けする相手にはヘイト・咆哮・使い魔のどれかで対応しましょう。

……と言うデッキです。いかがでしたでしょうか。
光の護封剣を一旦立てられると待つしかないぞ!ダークバルターは簡単には出せない!
戦闘破壊耐性持ちの下級でも普通に困るぞ!憑依するブラッドソウルで何とか奪おう!

ここで、「なんかよく分からんが楽しそうだな」と思ってもらえれば御の字。
少なくともデッキの安定感を上げつつハデス関連のカードで固めるにはどうしたらいいか考えてる間はめっちゃ楽しかったです。

ワクワクを思い出すんだ

小学生のころパックから出た《人海戦術》を見て、「なんか面白そうだな」と感じた時の気持ちでこのデッキは作られています。

前回の記事でも軽く触れたとおり私は、
遊戯王OCGは友達や同好の士と遊ぶホビーだが、
遊戯王マスターデュエルはランクマッチをメインコンテンツとしたオンラインゲームであり、
両者は遊ぶ上で必ずしも同じものとは言えないと言う考え方をしています。

なのでMDにおいていわゆる環境デッキが幅を利かせるのは当然のことであり、私も自分の持っている範囲で強いと思うデッキを積極的に使ってランクマを行っています。

ただまぁそれはそれとして。
「遊戯王OCG」でかつての少年が感じた「楽しそうな感じ」。
そう言うのをMDでも定期的に思い出していけたらなと思っています。

とりあえずこのデッキに関しては満足したので今日のところはさようなら。
たぶんそのうちハーモニカ吹きながらまた別な満足を求めに来ます。


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