言葉のおもしろさとおもしろい言葉に関する僕のツイート集

言葉の面白さ編

なんで「口が軽い」の対義語は「口が堅い」なの?軽くて堅いものもたくさんあるじゃん。
アレルギーの原因になるもののことを「アレルゲン」と呼ぶのはコトバの奇跡だよね
品川駅は品川区にないのに、北品川駅は品川区にあってしかも品川駅よりも南なのは許せないよね
「早く着きすぎちゃった」。「早すぎ」なのであって「着きすぎ」ではない問題。
「せっかくお風呂にお湯を張ったのになかなか入らないせいでぬるくなってしまう現象」に「湯冷め」ということばを充てていたなら、世界はもっと理解可能なものになっていたはずなのに。「風呂に入ったあとに身体が冷えてしまう現象」は、「身冷め」とでも呼んでおけばよかったのに。
上り棒は鉄棒だけれど、鉄棒は上り棒ではない。この事実をどう考えるか。
心の対概念が体だとすると、心当たりの対義語は体当たりだ
仮名五十音のなかで、一音で固有の意味を為さないのは、「ぬ」「ら」「り」「る」「れ」の5つのみである。シェアハウス用の物件を探す際、私たちは「ある部屋に辿り着くために別の部屋を通らなければならない状態」を「レ」と呼んだ。日本語にはこの状態を指す名辞がなかったし、「レ」という音にはそれに充てられた固有の意味が未だなかったからだ。この取り決めによって、私たちの思考はクリアーになったし、コミュニケーションは劇的にスムーズになった。言葉が世界を変えるのである。

面白い言葉編

暇だから断捨離の本買い揃えてセットでメルカリに出品するか
暇だからダイエット食品でも食べるか
「あのひと見た目はめっちゃオシャレなのに、話してみたら全然オシャレじゃなかったんだよね〜〜」
「お金配り」って面白いことばだな。これまで「寄付」という言葉も行為もあったけれど、「お金配り」はなかったでしょう。「お金」と「配り」のコロケーションの新しさ、あるいは絶妙な違和感が、面白いのだ。「お金配り」。
架空の生物であるツチノコをあたかも実存するように錯覚させるには、「ツチノコご飯」ということばを発するのが最適である。この一語によって、あなたの世界には突然ツチノコが出現する。「大戸屋では今年の春もツチノコご飯を食べられるのかな?」

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