CL京都 エビサワカポで挑んだ男
初めまして、ぺこりんです。
突然ですが、「エビサワカポ」使った事ありますか?「エビサワカポ」が1番の本気デッキだという方はいらっしゃいますか?
私はそうです。
私の予想では、ほとんど居ないんじゃないかなぁと思います。ましてや、CL京都マスターリーグにエビサワカポを握っていく人なんて…
というわけで、エビサワカポ界をさらに繁栄させていくために、私が今回のCL京都に持っていったエビサワカポデッキを紹介させていただきます。
ちなみに 勝負負勝負 でドロップしました。全然勝ててもないので、ちょっとした参考程度に読んでいただければと思います。
1.まずはデッキ一覧をどうぞ。
これが私の持っていったデッキの一覧です。カードの種類が多いんですよ。当然、様々なデッキへの勝ちルートを用意しておかなければならないため、種類が増えるのは仕方ないですよね…
ここからはそれぞれのカードの採用理由・枚数設定の理由を記述していきます。
2.採用理由・枚数設定の理由
2-1 ポケモン
エビワラー・サワムラー・カポエラー
4-2-2の枚数比率です。
まず、エビワラー(以降 エビ と表記)が起点となるため4枚です。他にいつでも殴れるようなカードがないため、場に1枚は絶対に置くようにします。ヒットアンドアウェーでどれだけダメージを稼げるかがかなり重要になります。
サワムラー(以降 サワ と表記)はベンチのジラーチやカラマネロ、マグカルゴなどを狙撃して落としたり、カポエラーのフィニッシュコンボと合わせてダメカンをばら撒くためにつかいます。相手によって、落とせるやつを落としに行くのか、ダメカンばら撒きのためにあえて死なないやつに撃つのかが変わってきますので後述します。
カポエラー(以降 カポ と表記)は相手がベンチを並べてきた時に使います。全体に60ダメージあるため、ハチマキなどをなしにしたカポのみの火力で、最大で計360ダメージをばら撒けます。さらに、バトルポケモンに対してはククイやハチマキ、格闘道場の効果が乗るため、さらに合計ダメージは上げることが可能です。逆に単デッキなど並べない系ならカポは撃たない方がいいことが多いです。
☆以降のポケモンは全て1枚採用です。
ディアンシー
これは必須です。絶対に必須です。エビのヒットアンドアウェーで少しでもダメージを稼がないといけないからです。他にもかなり大事な役割があるので後述します。
マッシブーン(非GX)
「こいつはさっさと落としておきたい」というポケモンを落とす時に使います。スレッジハンマーでピカゼクをワンパンできます。当然、ゼラオラやデデンネもですね。サイド4枚だからといって安易に出すと。エビサワカポの流れが止まるので、タイミングが重要です。
フーパ
壁要員です。基本的には技は撃ちませんが、GX単デッキ・まともに戦うのはGXだけだろうというデッキにはこいつで殴る戦法をとることもあります。
イベルタル
逃げゼロ要員。前のポケモンがやられた時、とりあえずこれを出しとけば安心みたいな。上技で特殊エネを確定トラッシュ出来るので、たまーに攻撃もします。
バリヤード
エビサワカポと繋いで撒いたダメカンをアセロラで回収して無くされないようにするために採用です。まんたんのくすりはこの子でもどうしようもありません、諦めてください。
カプ・テテフ(非GX)
エビサワカポで撒いたダメカンをこいつの「マジカルスワップ」で移動させ、サイド一気取りをします。重いポケモンが多い相手の時はこいつで勝ちに行きます。
2-2 グッズ
ネストボール
4枚必須ですね。みんなたねポケモンですから。手札から出した時の特性もひとつもありません。
あなぬけのひも
3枚採用。相手のバトル場のポケモンをベンチに戻してスペシャルコンボで倒したり、エネのついていないポケモンをや育てようとしている進化前ポケモンを出させたり、相手の戦略を崩せます。サワ→カポの時も使いますね。
カウンターキャッチャー
2枚採用。相手を倒さずにばら撒くとなると、必然的にサイドを先行されます。そんな時に相手のテンポを崩すのに使えます。1枚にしてあなぬけやグズマを足してもいいし、リセットスタンプをいれてもいいかも。2枚使うことは私はあんまりなかったです。
こだわりハチマキ
2枚。エビとカポで少しでもダメージを稼ぎたい時、スレッジハンマーで大物を倒す時の火力増強に使います。元々は3枚でしたが、枠がなくて渋々2枚に。
エスケープボード
2枚。サワにつけてカポに繋げるのをスムーズにします。サワはハチマキやディアンシーなどの火力増強の恩恵を受けないので、躊躇わずにボードが貼れます。
ポケギア3.0
2枚採用。トレーナーズのサーチ系カードがないため、これでサポートを引きにいきます。3枚ある方が確実に引けますが、3枚も使うことがあまり無かったです。
☆以降のグッズは全て1枚採用です。
カウンターゲイン
主に3エネ必要なフーパで戦う時、テテフのマジカルスワップをユニットエネで撃つ時、稀にエビやサワの下技を撃つ時に使います。
マルチつけかえ
これ1枚でかなりエネ管理がうまくいきます。マッシで奇襲を仕掛ける時に使ったり、カウンターエネを引けてない時でもテテフで決めにいけたりします。
隠密フード
完全ににがにがかふん対策です。
レスキューたんか、フィールドブロアー
この2枚は大体のデッキで1枚ずつ入ってるので入れてます。ピン刺しのポケモンが多いので、たんかは必要ですが、ブロアーはどうなんでしょう。
2-3 サポート
シロナ、リーリエ
4-3で採用しました。このデッキにはハイパーボールやレッドの挑戦など、手札を減らして効果を使うカードがないので、シロナでリフレッシュさせることがとても大事です。初手リーリエも強いため3枚入れました。
グズマ
2枚です。このデッキにおいてグズマってなかなか扱いが難しくて、「倒すために引きずり出す」より「テンポを崩す・1ターンかせぐ」事の方が多いんですね。この使い道ならカウンターキャッチャーでも代用が効くため、2枚にしてますが、3枚あっても全然よかったなと感じています。
ジャッジマン
1枚採用です。リセットスタンプとこれでどちらにするか悩みましたが、欲しいカードをサポートで引きに行かなければ行けない特性上、4枚だけでも引き直せるジャッジマンの方が良いと考えました。
ククイ博士
1枚採用です。ダメカンばら撒きではなく、きっちり倒していく方向で戦う時の火力増強です。ばら撒く時は緊急時のドロー要員って感じです。スレッジハンマー+ハチマキ+ククイ+ディアンシーで190出ます。ウルネクワンパンですね。
2-4 スタジアム
せせらぎの丘
2枚採用です。エビ→サワ→カポを繋げる上で、確実に次を持ってこれるので必須です。こいつで闘タイプは持ってこれるので、ネストボールではできるだけ闘以外を持ってきた方が良いです。
格闘道場
2枚採用です。こいつって意外と面白くて、基本闘エネがついていればUB以外なら誰でも強化されるんですね。要は、フーパに闘エネつければ+10されるんです。逆に、エビにユニットエネをつけてヒットアンドアウェーをしても+10されないんですよ。CLの対戦相手も驚いてました。
2-5 エネルギー
基本闘、闘悪妖ユニット、カウンター
5-4-2にしています。私が初めてエビサワカポを組んだ時、ポケカ実況者バニラビンズさんがCL千葉に持っていった「結論エビサワカポ」というデッキを参考にしたのですが、まんまその配分です。バニビンさんは道場ではなく、戒めのほこらを入れていたのですが、格闘道場がユニットエネルギーに効果がないことを考慮すると、闘を1枚増やしてユニットを1枚減らしたりしてもいいと思いました。
3.CL京都当日のペアリング
そんなに明確に覚えてはいませんので、覚えている範疇で書いていきます。
1戦目 後攻 レシリザ 勝ち
レシリザにブースターGXを合わせた型でした。エネがついたボルケニオンさえ先に処理してしまって、あとはばら撒いて決めに行く算段をしていましたが、非GXのブースターでフーパをワンパンされた時はかなりやばかったです。サイドは相手に先行されておりましたが、ボルケニオン×2と非GXのブースターをマッシブーンで処理し、それ以降はたんかで戻したフーパとエビワラーでレジリザを倒すことができました。カポが2枚とサワ1枚がサイド落ちしていました。1枚目のサイドでサワムラーを回収出来たことが救いでした。バリヤードを置いてアセロラ封じができたことが大きなポイントでした。
2戦目 後攻 カメックスGX 負け
お互いに手札が事故り気味でした。後攻1ターン目のトップでジャッジマンを引き、仕方なく使ったのですが、そこで相手はいい引きをし、私は引き続き事故でした。1ターン目から殴ることもできず、展開もあまりできずに相手にターンを渡しました。次の相手のターンでカメックスGXとパワースコールのカメックスを立てられてしまい、そこからはなす術もなく破壊され続けました。特にサイド落ちはありませんでした。カメックスはエビサワカポの天敵の1つです。素点30のヒットアンドアウェーを0ダメージにしてきます。ちなみに他の天敵はエルフーンです。
3戦目 後攻 タマムシビリジオン 負け
一番ヤバイ相手です。このデッキはタネしかいないので、隠密フードで対策をしていますが、完璧に回らなければほぼ負け確定でしょう。スレッジハンマー+ディアンシー+隠密フードでラフレシアをワンパンできるようにしてるので、それを狙いに行きましたが、フードがなかなか引けない。マッシは握っていましたが、仕方なくシロナでフードを引きに行き、マッシは山に戻ったものの引けました。エビで倒すルートを考え、エビにフードを付けましたが、そこでライフフォレストを貼られる。剥がせればまだいけると思ったところで時間切れ。引き分けで両者負けでした。
4戦目先攻 ガブギラマネロ 勝ち
とても良い手札で、初手リーリエが出来ました。相手もしっかりイカを並べてきて、お互い良いムーブが続きました。しかしエネが引けず、攻撃ができたのは3ターン目からで、若干遅れました。しかも、相手がトキワの森を貼っていたのに、その効果を使わずにせせらぎの丘に張り替えてしまうというミスをしました。ただそこからはトップで引いたシロナでリフレッシュして立て直し、エビでかいてんひこうのコケコを落とし、サワでマネロを落とし、カポでベンチのイカを落としながらばら撒き、最後は溜まったダメカンをテテフでガブギラに集めて勝ちました。最後シロナでテテフとカウンターエネルギーを引けたのがかなり大きかったです。相手もサイド2枚でしたので、ここで引けないと負けという場面でした。途中でギラティナが攻めてきたのですが、シャドーインパクトでダメカンを溜めてくれるのがかなり助かりました。
5戦目先行 レシリザ 負け
フーパスタートでした。ベンチの展開はそこそこ出来ましたが、グズマやあなぬけのひもが引けなかったため、フーパが前に出張り続けました。やっとの事で引くことができ、エビから殴り始めましたがかなり遅れていたため、サワムラーを潰され、フーパはビクティニプリズムスターでワンパンされ、ワンサイドゲームと言っても過言ではないやられ方をしました。サイドを確認したらグズマとあなぬけが1枚ずつ落ちていました。そりゃ引けんわ。フーパスタートは相手によっては時間稼ぎになりますが、重い置物になる時もあります。邪魔な時はとにかく下げるための動きをする必要があると感じました。もしくは、ベンチを整えるための壁として死んでもらっても全然構わないと思います。それによってサイドに差がつけば、カウンターキャッチャーやカウンターゲインが使えますしね。
4.まとめ
エビサワカポは決してばら撒くだけのデッキではないことが、少しは伝わったでしょうか?
ほとんど小マッシのパワーのおかげなんですが…
ジラーチを採用して逃げゼロ要因&トレーナーズの安定供給をする型もありますが、戦い方のバリエーションを考えると、
逃げゼロはイベルタルで、パワーをマッシで強化、安定供給はプレイングでカバー+フーパで可能な限り時間を稼ぐ
の方が使いやすいと思いました。
というより僕がジラーチ買うのを渋ったせいもあるんですけどね。
これを読んでくださった方、ぜひ自分に合ったエビサワカポを作って欲しいです。奥の深さに気づけると思います。プレイングは本当に頭を使います。ポケカ脳が鍛えられますよ。
以上、ぺこりんのエビサワカポでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。