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キイトルーダ、全サイクルを終了

先週の水曜日、免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」の最後の点滴を受けてきた。
術前の計8サイクルの抗がん剤とキートルーダ、右胸の全摘手術、術後の9サイクルのキイトルーダ。
まだあと半年、追加の治療は続くけれど、ひとまずはこれで、去年の5月末から始まった一連の治療はひととおり完了したことになる。

一年と2ヶ月。
これまでの人生で、一年以上も治療するようなことは初めてだった。
術前の抗がん剤治療が終わったときにも思ったけれど、「始まれば終わる」のだ。
長かったような、でも、あっという間だったようにも思える。
なにもせずに過ごしてしまったと思う日も多かったけれど、振り返ってみると走り切ったという気持ちもある。なんだか矛盾しているけれど。

一年以上通った、薬剤師の方にも看護師の方にもお世話になったオンコロジーセンターにももう通わない。
次の治療は経口薬なので、採血はしても、もう点滴を打つことはないのだと思うと、針の刺さりにくくなってしまった血管には「お疲れ様」と言いたい。
まだ治療は残っているので、身体全体には「お疲れ様!」とは気楽には言えないけれど、大きな副作用もなく終えられたことは、純粋にありがたく、よかった。

ご褒美スイーツはなににしようか?と帰り道。
抹茶味のものが食べたくて、あれこれ悩んだ末に、結局買って帰ったのは、スーパーでハーゲンダッツ。思えば、去年の夏、TC療法を終えたときのプチ祝いもハーゲンダッツだったなあ。

次の治療は、現在の標準治療の範囲でできる最後の治療になる。
8サイクルで半年間。7月末からスタートする。
きっとこれも、「始まれば終わる」のだ。

ミーハーだけど、ハーゲンダッツの “期間限定” には弱い。
そして期待を裏切らぬ美味しさ!

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