あとがきではないあとがき

西日が強くなるとウキウキします。そして、もうひと仕事やらなければと自分を鼓舞します。

私は北海道でカフェを開いています。
夫と優しいスタッフさんと一緒に、毎日たくさんのお客様にいらっしゃいませ、ありがとうございます、と言う仕事をしているのです。

【紫陽花と太陽】という長編小説のテーマは

優しさ

です。
人に優しくするって、難しい。
独りよがりになってもいけない。見返りを求めてするとうまくいかない。相手が嬉しい気持ちにならなければ意味がない。さじ加減が難しい。
本当に難しい。

バッドエンドが苦手な私は、ハッピーエンドになるようなお話を書きました。
いやいや、世の中こんなにうまくはいかないよ。こんなに良いことばかりじゃないんだよ。もっと裏を知った方がいいんじゃない。救いがない人生だってあるんだよ。偽善ぶるなよ。
そう思う方もいらっしゃるかと思います。
お店に来られるお客様にも、優しい方と攻撃する方がいらっしゃいます。
それはもう、いろんな方にいろんなことを言われます。
凡人の私は悲しくなります。主人公の遼介のように、たくさん泣きます。

それでも。小説を書くことで心の中が整理され、人に相談することでまた温かい言葉をいただき、明日へと続くパワーをもらうことができました。
見守ってくれた主人にも感謝しかありません。
私が書きたい「今」が「今」大事なのだということを、理解してくれました。
それも優しさです。

冒頭の一文。

西日が強くなるとウキウキします。そして、もうひと仕事やらなければと自分を鼓舞します。

もうひと仕事とは、子供たちのお迎え、晩ごはん、寝る支度、寝かしつけなどなど…。
ウキウキするのは、子供たちが寝た後で自分の時間ができるから。

下の子は主人公の妹の椿と同じ歳です。ずっと何かしゃべって、遊んでとせがんで、予測不能な行動をします。大変か大変じゃないかと聞かれると、大変です。
その大変さは上の子でも経験しているはずですが、忘れています。
なので、忘れないうちに「今」の気持ちを小説に反映させないと…!
ノートパソコンを開き、今の気持ちを反映させていく。

そんなこんなで長編になってしまいました。
上中下の三巻が本編、番外編としてちょっとずつ書いていったものが二巻くらいあります。

全てに「優しさ」があるといいのですが…。
読み直すたびに誤字脱字に気が付くので、もしおかしい箇所などありましたらコメントでご指摘いただけたら幸いです。

最後までお読みいただき感謝します。

○長編小説を更新しています


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