見出し画像

目にうつるすべてのことはメッセージ


こんにちは。久しぶりにnoteを書くのは少しドキドキしますね。
今日は最近出来た【70歳のおともだち】について書いていこうと思います。

わたしがそのお父さんと出会ったのはちょうど1年前で、自分の住んでいる町の外れにログハウス3つと古いランクルが停まっているお家を発見しました。たまたま山菜取りをしていたわたしは、そのログハウスに一目ぼれし山菜のカゴを持ったままログハウスの周りをウロウロしていました。

そんなことをしていたら、ちょうどお父さんが草取りで外に出てらしたので声を掛けさせてもらったのがきっかけです。
お父さんは初対面の山菜カゴを持った私たちをコーヒーを飲んでいきなさいと家に招いてくれました。

古いランクルに乗っている時点で想像出来ていたのですが
お家にはカヌーやサーフボード、釣り竿、キャンプギアやバイクと
わたしの理想の暮らし方をされている遊び心のあるお父さんでした。

お部屋には大きなスピーカーとjazzのレコード達。
上高地から見える穂高の絵。
玄関にかかっている茶色のハットと赤いコンバース。


わたしはこの自分の倍の年齢の
お父さんと仲良くなる予感がしたのです。

晴れの日に行くとアウトドアに出掛けているのでだいたい門が閉まっていて、雨の日はお家でゆっくりしていらっしゃるので
【雨の日のおともだち】がしっくりくる呼び方かもしれません。

先週、雨予報で登山に行けない日にお父さんに遊びに行ってもいいですかと
連絡をいれ久しぶりにお家へ遊びに行ったら
古いキャンピング使用のランクルを手放されて新しくキャンピングカーが仲間入りされていました。

お父さんは
“昔はキャンプ場でキャンプをせずにキャンピングカーに泊まる人を軟弱者と思っていたけど、年をとったら自分が軟弱者になってしまった”
と笑います。いえいえ、どこが軟弱者なんでしょうか。

そのキャンピングカーでお気に入りの川があるから一緒にお弁当を食べようと秘密の場所へ連れて行ってもらいコーヒーを淹れてもらい一緒にお弁当を食べながらすごく沢山の話をしました。

登った山の話、自然が好きな理由、今までのお仕事の話、亡くなった奥様の話、離れて暮らす大学生になる息子の話、生まれ育った屋久島の素晴らしさ。
梅雨の雨の音と、お父さんの話がとても心地よくて
普段自分の話すことのない内側の部分まで気が付いたら話すようになっていました。あまり自己開示をしないわたしにとっては珍しいことかもしれません。

瞑想や精神世界(スピリチュアル)に通ずること。
お父さんはわたしの知らない世界を教えてくれます。
お父さんはシンプルに生きることの意味をわたしに教えてくれます。

夕方、ログハウスに戻りレコードでjazzを流しながら
これを読みなさいと2冊の本を出してくれました。
少し難しいけど何度も何度も読むと理解できるようになる人生の教科書だよと。

わたしは夕方の森の生い茂るログハウスのテラスで
イスを出してもらい1時間この本をじっくりと堪能しました。

こんなにもゆっくりとした時間を作れるなら
雨の日もなんだか好きになれそうな気がした少し特別な日曜日。

やっぱり人生は出会う人で豊かになるんだと改めて思った新しい【おともだち】についてでした。皆さんにも年の離れたおともだちはいますか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?