見出し画像

THEE MICHEL GUN ELEPHANT ブギー

おいおい、歌詞和訳しますって言ってたのに
いきなり2発目で邦楽かよって。
いや、そうですよね。
ただ仕事帰りの、この曲は現在の自分と過去の自分、なりたかった自分、匂いまで思い出すようなあの頃の記憶。
全てを思い出させるにはこの一曲で充分で。
忘れるにはあまりにも残酷にも思える。

歌詞

ずれたままで行った 
帰り道知らない 
戻らない 進まない 
始めからそうだった 
くさるクサレゴト 
目の前はクラクラ 

フラフラ咲いて カラカラ鳴いた 
続いてくんだろう 

ずれたままで行った 
前より遠かった 
はやくもない おそくもない 
髪は伸びすぎた 
切らなくちゃ 切らなくちゃ 
目の前をチラチラ 

フラフラ咲いて カラカラ嗚いた 
繰り返すんだろう 

何が何でどうだ
尻のきれた風が
横切って転げた
はりついたウルサイが
音無しで回るんだ
ただそれくらいだろう

フラフラ咲いて
カラカラ鳴いた
続いてくんだろう

それでまた続いてくだろう
それでまた繰り返すだろう
これは誰のせいなんだろう
それはわかってるんだろう

この曲を聴いてると、ふと、思い出す。
どこで、間違えた?
どこが別れ目だった?
あの時の自分の選択は過ちだったんだろうか。
そして自分の今の道はどこに向かってるのか
間違ってるのか、正しいのか。
立ち止まって、見た先には
答えなんかなくて
ただただ延々と続く道。
繰り返される日常。
同じ景色。
だからって戻ってみてもまたどこかで間違えるかもしれない。

だから立ち止まってみても
時間は過ぎ行くし、何も始まらない1日が始まって
なにも始まらなかった1日はなにも始まらないままなにも終わる事なく、終わっていく。
いずれそれが永遠になって、変化を恐れるようになる。

これは誰のせいなんだろう
それはわかってるんだろう

最後の2行が全てかな、と。
聴く人に問いただしてるとように感じて
ドキッとしたのを覚えてる。


PVも観ててもわかるように、チバさんは全てを理解した上で、なにも感じてないように見える。

僕は漠然と日常というのはそういうものだと思っています。
僕は変化を好む人間です。
だから、些細な事で一喜一憂します。
だから、過去の過ちも後悔します。
だからこの曲には言い表せない恐怖を感じます。
あとは虚無感。
考えさせられるにはいい曲です。

ここまでつらつらとネガティブなことを書きましたが、こういう日常があるから
些細な変化を喜んだり、憂いたりできる
ある意味感受性豊かな、幸せ者なのかもしれません。
とポジティブに締めくくっておきます。

散々言いましたがこの曲はめちゃくちゃ好きですよ。笑
PVはやたらにカッコイイし。
この曲が挿入歌になってた、映画『青い春』のシーン。
高校球児が試合の敗因はエースの自分で、あの時キャッチャーのいうことを聞けば。
アイツはいつも正しい。と
後輩と部室で麻雀をしながら、ボヤいて学ランを後輩に託し、極道になってしまうシーン。
あのシーンにこの曲はピッタリすぎます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?