【雑記】口だけ開けて天からのお恵みを待つということ

「誰かが自分の人生を何とかしてくれる」
「自分が不幸なのは大きな力を持つ何者かのせいだ」
「口を開けて待っていれば、いつか天の恵みが降ってきて喉を潤してくれる」

ーーこう考える人は少なくない。

では、彼らのような者が実際に「天からのお恵み」によって救われた姿を、見たことがあるだろうか。僕はない。

彼らの人生はこれまで、雲ひとつない地獄のような日照りの下、渇いた土の上で口を開けたまま、恵みの雨をただ待ち続けてきたに過ぎない(そしてこれからも待ち続けるだろう)。

少なくとも、生物としての彼らは「終わっている」個体だと思う。「生きる」ことを自ら放棄しているという点において。


水場まで歩け。

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