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遊び

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異質なものが混ざり合いながら、即興的・共創造的に生まれゆく遊びの動き。子どもたちが生み出す遊びや、遊びに関して感じ考えたことをまとめていきます。
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#保育

パンダ型の乗り物遊具を通して生まれた〝動き〟

3歳児クラス(年少)〜5歳児クラス(年長)までの異年齢児保育をしている園での、ある日の場面。この日は20名弱の子どもたちと近所の公園へ。3歳児クラスの子どもたちは、それまで行なっていた個の遊びから、だんだんとモノを介した小集団の遊びへと変化してきたように感じています。そして、その様子を眺めていてとても興味深い場面がありましたので、文章にまとめてみました。 ※なお、トップ画像はnoteの「みんなのフォトギャラリー」より引用させていただいた類似の遊具の画像です。 パンダ型の乗

こどもたちが生み出す遊びの”動き”と「ピアッツァ」

しばらく間隔が空いてしまいました💦 遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年最初のブログは、遊びの混ざり合いと「ピアッツァ(広場)」について書いていきたいと思います。 遊びを取り巻く様々な囚われ「このおもちゃとこのおもちゃを混ぜて遊んだらいけないんだよ!」「折り紙は折るもの!絵を描いてはいけません!」「一度始めた遊びを抜けるのはダメ!抜けるなら、もう入らないで!」…こどもと関わる現場にいると、時々このような言葉を耳にします。このような言葉が生

遊びの〝動き〟の点と点が結びつくとき

学童保育で一緒に働く職員さんとココミとの間で生まれた遊びの〝動き〟以前、こちらのブログにまとめた「ゆーだいを笑わせろ!ミッション」の続編的なエピソードを紹介します。 先日、同じ学童保育で働く職員さんと、それぞれが捉えた遊びの様子を共有しました(私が外遊び、彼が中遊びを見ていたため、それぞれの様子を知りたいと思ったため)。こうして実践やこども観について語り合える時間はとてもわくわくします。 彼はこの日、以前のブログに登場した3年生のココミ(仮名)と一緒に遊んでいたとのこと。

「繰り返しのデザイン」と「内側から生まれる評価軸」〜「Newポケモンスナップ」や〝遊び〟についての対話から考えたこと〜

かなり久しぶりの投稿になってしまいました💦 4月からご縁あって保育現場で働かせていただいております。これまで小学生たちとの関わりが中心だったため戸惑い悩み自分の至らなさを責める日々ですが、その中でこどもたちが生み出す素敵な呟きや遊びに感動し元気をもらっています✨ 新天地で働き始めて約1ヶ月半が経ち、その中で感じ考えてきたことを振り返りたいなぁと思っていた時に、noteやTwitterで繋がらせていただいている大嶋晴くんと だっきーさんの3人で「遊び」をテーマにオンラインミー