マガジンのカバー画像

遊び

17
異質なものが混ざり合いながら、即興的・共創造的に生まれゆく遊びの動き。子どもたちが生み出す遊びや、遊びに関して感じ考えたことをまとめていきます。
運営しているクリエイター

#保育園

子どもたちとの関わりから拡がった手遊び+α

私は小学校教諭養成課程出身であり、手遊び歌にあまり馴染みがありません。が、現場の先生方が手遊びをしているのを見聞きして、自分なりにアレンジしながら子どもたちと笑い合うのを楽しんでいます✨ 「いろんなめがね」ならぬ「いろんなマーク」 この日は、秋祭りで年長の子どもたちが出店するお店のロゴを考えるきっかけになればと用意していた様々な店のロゴを印刷した紙を見つけたコウくん(仮名)に、「いろんなめがね」という手遊び歌をアレンジして即興で歌いました。 「♪ズンズチャッチャズンズチ

パンダ型の乗り物遊具を通して生まれた〝動き〟

3歳児クラス(年少)〜5歳児クラス(年長)までの異年齢児保育をしている園での、ある日の場面。この日は20名弱の子どもたちと近所の公園へ。3歳児クラスの子どもたちは、それまで行なっていた個の遊びから、だんだんとモノを介した小集団の遊びへと変化してきたように感じています。そして、その様子を眺めていてとても興味深い場面がありましたので、文章にまとめてみました。 ※なお、トップ画像はnoteの「みんなのフォトギャラリー」より引用させていただいた類似の遊具の画像です。 パンダ型の乗

「目は口ほどに物を言う(仮)〜遊びのツールを制作・実際に遊んでいただきました!〜

最近、遊びを膨らませるツールの制作を行なっています。その中で「目は口ほどに物を言う」をヒントにツールを制作し、昨日開催された教育系のイベントにて初披露させていただきました。今回のブログではツールの紹介と、イベントで生まれた遊びの展開についてレポートしたいと思います。 なぜ「目は口ほどに物を言う」なのかまず、そもそもなぜこのようなツールを制作しようと思ったのかということについて。これまで私はおもちゃ売り場や放課後子ども教室、特別支援学級の支援員、学校現場、学童保育等でこどもた

遊びについての対話の会~「怠惰」「ウツ」「戯れ」について考える~

先日、遊びについて対話するオンラインの会を開催しました(こちらのブログが最初の会のまとめになります)。こうして仲間と共通のテーマで語り合える時間がとても楽しいです(*^^*) 今回の会も、とても面白い語り合いができました。特に自分が興味深かった内容についてまとめたいと思います。 遊びが持つ創造性と破壊性対話の中で、遊びの創造性と破壊性についての話題になりました。ある遊びの動きが社会的に許容されればそれは文化として位置づけられるけれど、否定されればたちまち既存の文化を破壊す