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遊び

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異質なものが混ざり合いながら、即興的・共創造的に生まれゆく遊びの動き。子どもたちが生み出す遊びや、遊びに関して感じ考えたことをまとめていきます。
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#レッジョ・エミリア・アプローチ

ルールについて考える〜固定化・絶対化、独裁化を越えた〝動き〟として捉える視点についての一考察〜

ルールってなんだろう…。学校現場と放課後の現場の双方を経験している立場から、その難しさに直面することがあります。今回のブログでは、ルールが固定化・絶対化されている状況と、表面的にはルールがない状況との比較をした上で、私自身が持っているルール観を、こどもたちとの遊びの事例や、レッジョ・エミリアの「権利 diritti」という価値観を通してまとめていきたいと思います。今回もかなりの長文なので、もし読み進めるのが大変でしたら前半2パートは読み飛ばしていただいても差し支えありません。

こどもたちが生み出す遊びの”動き”と「ピアッツァ」

しばらく間隔が空いてしまいました💦 遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年最初のブログは、遊びの混ざり合いと「ピアッツァ(広場)」について書いていきたいと思います。 遊びを取り巻く様々な囚われ「このおもちゃとこのおもちゃを混ぜて遊んだらいけないんだよ!」「折り紙は折るもの!絵を描いてはいけません!」「一度始めた遊びを抜けるのはダメ!抜けるなら、もう入らないで!」…こどもと関わる現場にいると、時々このような言葉を耳にします。このような言葉が生

「繰り返しのデザイン」と「内側から生まれる評価軸」〜「Newポケモンスナップ」や〝遊び〟についての対話から考えたこと〜

かなり久しぶりの投稿になってしまいました💦 4月からご縁あって保育現場で働かせていただいております。これまで小学生たちとの関わりが中心だったため戸惑い悩み自分の至らなさを責める日々ですが、その中でこどもたちが生み出す素敵な呟きや遊びに感動し元気をもらっています✨ 新天地で働き始めて約1ヶ月半が経ち、その中で感じ考えてきたことを振り返りたいなぁと思っていた時に、noteやTwitterで繋がらせていただいている大嶋晴くんと だっきーさんの3人で「遊び」をテーマにオンラインミー