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漫画家志望者が勘違いしている4つのこと



はじめに


漫画を描くって楽しい! ペガサスハイドです!

今回は「漫画家志望者が勘違いしている4つのこと」という話をさせて頂きます。

「漫画家になりたい!」僕のこのブログを読んでくれている人は、そう思っている人も多いと思います。

「なかなか自分の漫画が世の中に認められない」「どうしたら、漫画家になれるのか」と思いながら、漫画を描いたり絵の勉強をしている人も多いと思います。

ハッキリ言いますね。多くの人は漫画家になるということを誤解しているということです。

「漫画家になる」ということは、その職業を目指すということです。職業を目指すということは、自分の漫画に対し責任をもって描き、お金をもらうということです。

しかし多くの人はその本質をわかろうとせず、自分の承認欲求のために「漫画家になりたい」と言っているだけなのです。

「本質」を知ろうとすれば、「戦略」というものが見えてきます。

物事の本質を知る。

これは漫画家以外の職業を目指す人でも同じことが言えると思います。

多くの人にとって絵や漫画を描くということは、「遊び」から始まっています。

「絵や漫画を描いていて楽しい」

それがスタートなのはいいのですが、「漫画家」という職業までも「遊び」と考えている人は、漫画家になれることはありません。

実際に漫画を描き始めたら「こんなに難しいの?」と思ったり、編集者に漫画を見せると「えっ? こんなにダメだって言われてしまうんだ」と思う人が多です。

「私は好きなことを仕事にしたかっただけなのに…。こんなにあれもこれも考えなきゃいけないなんて聞いてないよ…」という気持ちになり、

結局、1年間に2本も漫画を完成させられず、気がついたら30代〜40代になっているのです。

そして多くの人がこうつぶやくのです。

「ああ、自分は本当は好きな漫画を描いて生きたかったのにな…」

しかし安心して下さい。

この「漫画家志望者が勘違いしている4つのこと」を知っていれば、あなたの漫画に対する取り組み方が変わり、自分が認められるために、どういった意識や行動、そして戦略が必要なのかが見えてくるようになります。

実際に30歳をすぎてもプロになれなかった人の考え方と、20代で漫画家デビューした人の違いはなんなのか、その意識の差や、考え方の違いを知ることで、皆さんにもプロの漫画家の思考が養われます。

このブログがあとでどこに行ったかわからなくならないように、今のうちに登録をよろしくお願い致します!

また、この話はこちらの動画でもお話ししています。


あなたのマインドがプロの漫画と同じレベルになる覚悟はできましたか?
それではいきましょう!



「漫画家志望者が勘違いしている4つのこと」

①実はそこまで漫画家になりたいわけではない

「漫画家になりたい」と言っている90%以上の人は、実はそこまで漫画家になりたいわけではありません。ほとんどの人にとって漫画を描くのは遊びの延長で、しんどいことはしたくないという人がほとんどです。

「好きななことを仕事にする」は「遊び感覚で仕事ができる」と思っている人がほとんどだからです。

21歳で漫画家デビューした僕の気持ちとしては、なんとしても漫画家になりたかった。僕は勉強も運動も何もできませんでした。家庭環境も悪く、人の輪の中に入るのが苦手で、家の中にも学校にも居場所がありませんでした。

そんな僕が唯一好きだったのが「漫画を描くこと」でした。漫画を描いている間は、つらい現実を忘れることができました。自分には漫画が全てでした。ここにしか僕の生きる場所はないと思っていました。

漫画家になった人のことを「漫画家になる才能があった」というけれど、僕から言わせれば、漫画家になれない人は、「サラリーマンとか結婚とか、他にできる才能があるからでしょ?」って思います。

だからそこまで真剣に漫画家になりたいと思わなくても、「漫画家になる必要がない」っていうのが「本音」だと思います。本音で漫画家にならなくてもいいと思っているのだから、なれるわけがないです。


②漫画家に簡単になれると思っている

多くの人は漫画家は簡単になれると思っていると思います。何故なら漫画は遊びに見えると思うからです。これは漫画家に限らず、イラストレーター、YouTuber、お笑い芸人、ゲーム製作者など、エンターテインメントや芸事の仕事は、ほとんどやるのは簡単だと思っている人が多いと思います。

僕は12歳から漫画家を目指して投稿してました。12歳と言えばまだ中学1年生ですから、当たり前ですがそんな子供が描いた漫画で漫画賞を受賞することはありませんでした。

しかし中学生の時はまだ子供だったので、投稿しているだけで楽しかったのです。
だから「簡単に漫画家になれる」とも考えていませんでした。ボツになっても投稿しているだけで楽しかったからです。

「なかなか漫画家になれない」と思い始めたのは高校2年生ぐらいからです。
何故なら僕は高校卒業するまでに漫画家になることを目指していたからです。

「簡単に漫画家になれない」と深刻に悩み始めたのは、19歳の時からです。担当編集者がついてからでした。

とにかくネームが通らない、漫画賞が取れない。

僕は漫画家デビューしたのが21歳でした。僕は講談社のちばてつや賞をいただき、週間ヤングマガジンというところで漫画家デビューしたわけですが、「ヤング雑誌で21歳デビューは早い」と言われました。

しかし僕は12歳から投稿を始めて、漫画家デビューしたのが21歳なので、デビューまで約10年かかっているわけです。自分では決して早いとは思いませんでした。

だから「漫画家目指して3年経つのですが、なかなか漫画家なれない」とか言ってる人を見ると、「たった3年しか描いてないんだね。10年頑張ってみたら?」と思います。

漫画家になるのはそんな簡単ではないのです。


③担当編集者がついたら才能があると思い込む

担当編集者がついたら、自分には才能があると思って、そこで安心してそれ以上上にいけない人もいるかもしれませんね。担当編集者がつく前から、編集者をナメきっている人も多いです。

僕が担当雨がついたのは19歳でした。当時、うれしいと思ったけど、自分に特別な才能があるとは思いませんでした。何故なら12歳から7年間ボツ続きだったから(笑)。

だけどうれしかったです。僕が大学生の時に担当が着いたのですが、大学を卒業したら就職を考えなくちゃいけないじゃないですか。だけど担当編集者がついたことで、学生を卒業してからも漫画家を描き続けられる口実ができたと思いました。

なので僕は就職活動をしませんでした。そもそも漫画家という職業につきたかったので、就職する気もありませんでしたし。

「漫画家になりたい」と言っている人は、学生を卒業すると、結局、就職の道に進むじゃないですか。つまり「漫画家ではお金が稼げない」とか「漫画で生活はできない」という現実がそこで見えてくるわけです。

つまり「漫画家という職業を現実的に考えていなかった」ということです。


④プロの画力を実際よりも低く見ている

よく聞く言葉は「あの漫画家はあの下手な絵でもプロになっているから、自分もこれぐらいでいいと思った」という言葉です。

そういう言葉が出るのは、漫画家と同じペースで漫画を描いたことがないからだと思います。

1度その下手だと思う漫画家と同じペースで漫画を描いてみて下さい。例えば「毎月30ページ」とか「毎週16ページ」とかで1年間続けてみて下さい。それでも自分よりも、その下手だと思う漫画家の絵が下手だったら「下手」と思ってもいいかもしれません。

僕はデビュー前から、プロと同じペースで描くことを心がけていました。つまり毎月1ヶ月で1本の漫画を描くことを心がけていたので、プロの漫画家の画力が下手だとバカにするようなことは言ったことがありませんでした。それよりも「毎月、漫画を続けてて完成させること」の大変さがわかっていたからです。

漫画を描く人も描かない人も、「画力」とか「絵がうまいかどうか」をジャッジする人が多いんですけど、それよりも月に1本描かなかったら、そのレースにすら参加することができないんですよ。

1年かけてうまく描いた漫画なんて、出版社は相手にしません。それで漫画賞は取れる可能性はありますが、その後続かないのであれば意味はないです。何故ならそんな人に仕事は任せられないからです。

最後に

漫画家になれない人の共通点は、どこか漫画家という職業を甘く見ているということだと思います。

僕は特別、才能があったわけではありません。ただ、漫画を描くのが純粋に好きだったし、楽しかった。

なかなか漫画賞を受賞できず、描いても描いてもボツ続きで毎日泣きながら漫画を描いていました。「こんなことをして何になるんだろう」「漫画家デビューできる保証もないのに、人生を棒に振っているような気がする」そう思って、泣きながら描いた時もありました。

だけどそれでも頑張ったのは、人生どんな道を選んでも楽はないと、10代の頃から悟っていたからです。

何の仕事をしても、どんな職業や人間関係を選んでも、「悩まない人生」なんてあり得ないですよね。だとしたら僕は、好きな漫画で頑張りたかったんです。苦労も悲しみも、漫画と共に生きていきたかったんです。

僕は10代の頃から、漫画と結婚しようと決めたんです。結婚は楽なことばかりではない。つらいことも夫婦で乗り越えていかなければなりません。だから僕は、漫画に楽なことだけを求めていなかった。それが僕が、つらくても漫画を描き続けられた理由です。


最後まで読んでくれてありがとうございました。

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最後まで読んでくれて本当にありがとうございます。


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