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ボーク重子さんの子供の教養♪

ボーク重子さんといえば、「世界最高の子育て」や

「全米最優秀女子高生を育てた教育法」の著者として有名で、

現在、アートコンサルタント、ICF認定ライフコーチとして

ご活躍されています。


そんなボーク重子さんの最近の本がこちら。


「世界基準の子どもの教養」

2019年3月19日 第1刷発行

著者 ボーク重子

発行所 株式会社ポプラ社


ボーク重子さんは英語ができて外資系企業での経験や

海外での経験が豊富で、外国人に慣れている身です。


しかしながら、グローバル社会に全くついていけず、

ボーク重子さん自身、グローバル社会に必要な知識とスキルを

持ち合わせていなかったことに気づきます。


そして、グローバル社会で活躍する人というのは、

どんな知識やスキルを持っているのか観察し発見し、

それらの知識やスキルをボーク重子さんご自身と娘さんに

インストールし、実践された経験をもとに書かれたのが本書です。


グローバル社会で活躍する子どもを育てるため、そして、

大人である私自身もグローバル社会で生き抜くためにも、

大変参考になる1冊です。


本書は大きく6つの章に分かれていて、

目に見えない教養3つ、目に見える教養3つの、

グローバル社会で必須の6つの資質が書かれています。


各章ともに内容が濃く、いざ必要になった時には

都度調べるといった参考書的な本にもなります。

外見、食事、社交のルールまで書かれているので、

グローバル社会で生き抜くために必須の知識と言えるでしょう。


子育てという面で一番印象深かったのは第1章の


「リベラルアーツ」


に関する部分です。


自分の意見を持つ子に育てる、ということですが、

多くのリーダーを輩出しているアメリカの大学では

リベラルアーツ教育をしており、授業はディスカッション形式。


よくTVや動画などでも海外の大学の授業が出てきますよね。

論理的思考を持って自分自身の考え、意見が言える。


そして、リベラルアーツ教育は家庭でもできるということ。

お金をかけずとも家庭でできる方法がボーク重子さんの

実体験をもとに本書に書かれています。


詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、

例えば、「この本を読んであなたはどう思った?」とか、

「この人はこう言っているけど、あなたはどう?」とか、

結論とその根拠を聞いてみるといったことです。


これは子供に限らず大人でも必要なこと。

外資系企業は特に顕著です。

でも、英語の作りがもともと最初に結論がきて、

後に根拠がくるのが基本ですから当たり前と言えば

当たり前かもしれません。


「私はこう思う。なぜなら〜だからです。」


っていう構造ですよね。


本書はグローバル社会で生き抜くために必須の知識が

満載であり、英語が話せようが、海外経験があろうが、

それだけではだめなんですよ、ということを教えてくれる

参考書的な本です。


子供の教養を育む上で、大人の教養を磨く上で、

非常に役立つ本ですので是非読んでみてください。

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