バウンダリー

先日、障害福祉サービスのピアサポート研修の講師で講義をさせていただきました。
当事者が加算要件である研修の講師を行うという枠組みは初。
「私たちのことを私たち抜きに決めないで!」
障害権利条約批准から約10年が経過したこのタイミングで、ようやく、この声に応えるように障害福祉の研修分野でも『当事者の参画』を感じました。

●バウンダリーとは
『自分と他人の境界線のこと。』

ピアサポーターは、

『当事者』
『支援者』
という二重関係の間で仕事をすることになります。

この境界線を感じながら、時にはこの二重関係にコンフリクトを感じながら、仕事をします。

バウンダリーは

・常に一定ではありません。
・これが正しいというものはありません。
・自分自身の経験と特徴でバウンダリーを見つけていきます。
・話す相手によって、話の内容によって、その時の気分によって、変わるものです。


ピアサポートは
どちらかと言えば、インフォーマルな要素が強いですが、
これからは、プロ(フォーマル)としての役割も持ち、仕事に従事します。


このような境界線を意識したり、
リアルタイムで、自らをメタ認知しながら
相談支援を行うことは
社会福祉士、精神保健福祉士などの相談技術にも重なるところがあります。

この県の研修を終了したピアサポーターを常駐させている就労継続支援B型は、当法人が三重県で第一号です。

私たちは、これを機に改めて事業を振り替えり、ピアサポートになんらかの価値をメンバー様に感じていただける支援を検討していきたいと思います。




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