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心の安全基地

こんにちは!心理師Shingoです。
皆さんは「心の安全基地」と言う言葉をご存知ですか?

安全基地(あんぜんきち、: Secure Base)とは、アメリカ合衆国心理学者であるメアリー・エインスワース1982年に提唱した人間愛着行動に関する概念である。子供は親との信頼関係によって育まれる『心の安全基地』の存在によって外の世界を探索でき、戻ってきたときには喜んで迎えられると確信することで帰還することができる。現代においては子供に限らず成人においてもこの概念は適用されると考えられている

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発達心理学のながでかなり古くから提唱されている概念であり、元々は子供の発達において、未体験のことに色々とチャレンジできるのはいつでも帰ることができる安全安心な「心の基地」があるからだと言うことです。

近年では子供に限らず、成人であっても日々様々な困難に立ち向かえるのは、挫けそうになったときや心が疲れてしまった時にいつでも帰ることのできる安全基地があることで、安心して過ごすことができると考えれています。

実際に周りに相談できる人がたくさんいたり、励ましてくれる人や支えてくれる人がいる人はよりメンタルの安定が保てる傾向にあります。

いわゆる「社会的サポート資源」を確保し活用すると言うことです。
これはもちろん、公的な福祉サービスや医療機関なども含めて自分自身を取り巻く環境にいかに普段から自分を支えるための関係性を作っていけるかです。

現代社会は人間関係も希薄になりがちで、さらに今はリモートワークやオンラインの普及で対面でのコミニュケーションが減ったりしてなかなか良好な関係性を作ることが難しいです。
もちろん対面に限らずオンラインでのつながりでも十分に心の安全基地は作ることができるでしょう。
しかしなかなか、きっかけが掴めない方も多いのではないでしょうか?

我々ピアサンクスでは孤立感を感じている人や、不調・不安な時に誰にも相談できずに1人で抱え込んでしまっている人に「ピアサポート」と通じて沢山のサポート資源と繋がって欲しいと願っています。
そして、自分も誰かの「心の安全基地」になることで誰かを支え、お互いが支えあえる「共存共助」の社会を作っていきましょう!