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ちょっとうれしいこと

「やったー!」とか「死ぬほどうれしい」とか 手放しでうれしいと思えることが少なくなっています。別にCovid-19による行動制限が問題とかではなくて、単に人間が枯れてきたという感じ。中学生や高校生のころ楽しかったことを今やりたいと思わないし、欲しくて欲しくて、バイトをしてお金をためてやっとの思いで購入したパーソナルコンピュータ(昔々PC-8001というのがありました…ご存じですか?)でも今ではコンピューター何ぞ 見たくもない…(仕事で仕方なく使うものであり、胸を躍らせては使わなくなってしまいました。)

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NEC社が発売した 名器PC-8001。 パソコン黎明期に米国製のComodore社製のPETやApple社製Apple2が幅を利かせた中 満を持して発売された。Zilog社製CPU Z-80を搭載。

お誕生日が近づいてくると、家内や子どもたちに「なにか欲しいものはない?」と聞かれて「ない」とか「時間」とか答えてひんしゅくを買うのですが、でもあながち嘘ではなく、本当に焼けつくような物欲(あれが欲しい!)とかいうのがとんとなくなってきています。こんなことを書くと、「なんとつまらない人生なんだろう?」と思われるかもしれません。でも矛盾するようなことを言いますが、そんなにつまらない人生でもないのです。自分としては結構楽しんでいるように思います。
最近は、「ちょっとうれしい」ことが、心の支えになっています。Covid-19の影響で在宅で仕事をすることが多くなったので、朝食後 仕事開始時間まで散歩に出かけることにしています。通り慣れている道でも、時間が違うと風景が変わるんです。また、ぶらぶら歩いているので路端の草木、他の方の玄関先の植え込み、公園の木などなどが 季節の移り変わりでいろいろな風景を作ってくれます。それに公園で太極拳をやっている人たちの優雅な動き。「近くに来ないで!」と思うくらい大汗をかきかきランニングシューズをズリズリと音を出しながら苦しそうにジョギングしていたおっさんが、軽やかな足音で私を追い越していったり、いつも二人で駅に向かって歩いているご夫婦が、奥さんが休暇を取ったのか途中で旦那さんにバイバイをして、でもいつまでも目で駅へ向かう旦那さんを追っていたりとか ごくごく当たり前の風景によく「ちょっとうれしいこと見つけた(^^♪」と思います。

以下は 最近ちょっとうれしかったことのおすそ分けです。

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お野菜の自販機で掘り出し物を発見した時は幸せです。自宅が田舎にあるので、周囲で農業を続けてらっしゃる方々がいます。そんな農家さんが自分の畑でできたお野菜のうち農協とかに出荷できないお野菜(いわゆる規格外品)をご自身の畑の前とかで、無人で販売をされています。そういう無人販売所で掘り出し物を見つけた時には、ガッツポーズです。
ほとんど毎日、そういう販売所を見て回るので、そこの畑のオーナーのおじさんとお話をするようになって、時々おまけをしてもらった時などは万歳三唱です。どうもここ数年、劇場のクロークのおばちゃんとか、畑のおじちゃんとか 「働いているおじちゃん、おばちゃん」と親しくお話をさせていただくことが多くなりました(自分もおじさんの領域に入ったからか? 類は友を呼ぶ…?)。

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本当においしいと思えるうなぎ屋さんを見つけることは難しいです。でも、たまたま入った近所の汚らしい(古びた)お店で食べた「うな重」が飛び上がるほどおいしくて 以来年に数度食べに来ることを楽しみにしています。今年も春と夏に出かけてきました。ちょっと辛めのたれがうなぎの焼き加減とマッチしてとっても美味しいです。このお店の「うな重」をいただいている間はプチ幸福感に浸っています。

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後先考えずにタイムセールで購入した生シイタケどうやって食べようかな?と考えて、突如のひらめくままにマヨネーズとマスタードをベースにして作った特製ソースと一緒にオーブントースターで焼いてみました。結構おいしくて満足!家族も美味しいと言って食べてくれたのがちょっとうれしかったです。

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料理は、つくるより食べる方が好き。奥さんと一緒に休暇をとって、我が家の畑へ行く途中にあるレストランでのランチタイム。写真はオードブルを食べているところ。おいしいものをいただいているときは心がとっても穏やかになります。ちょっとうれしい瞬間です。

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典型的な「花より団子」の性格ですが、花だって愛でます。散歩をしているときにきれいな花を見つけるといつも持ち歩いている携帯電話で撮影し、近所の老人ホームに入所したお義父さんにメールと一緒に送ります。ほぼ365日メールと一緒に写真を送りつけられるお義父さんもたいへんだと思いますが、それでも時々気の利いたことを返してくれます。そういう時はまたプチうれしいです(花をめでて1回、お義父さんのお返事でもう1回 一粒で2回おいしいのはグリコのアーモンドキャラメルと同じように好きです。)
By こばつね

ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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