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盆栽

 数年前に通訳の仕事で某テレビ局の取材に同行したことがある。バルト三国とベラルーシを10日間かけて周るというもので、タレントの通訳と取材先のコーディネートをするという怒涛の10日間だった。

 取材先は興味深い場所が多く、色々なところに行かせて頂いたのだが、中でも人との出会いはかけがえのないものだった。

 場所は、リトアニア。首都ヴィルニュスから車で2時間ほどの小さな街に住むリトアニア人を訪ねた。リトアニアは杉原千畝によって親日的な国なのは有名だが、現代のリトアニアで文化交流によって日本とリトアニアの架け橋になっている人物がいるというのだ。

 その人というのが、盆栽師。

 自宅の庭に無数の盆栽、それに鯉を飼う池など日本人顔負けの熱の入りようだ。

 自宅も自分で建てたというから驚きだ。

 そこで盆栽とは何か楽しく語ってくれたのが、リトアニア人盆栽師のケストゥティス・プタカウスカス氏。

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 なんと、日本の大宮にある盆栽村にもよく来るという。私の実家のすぐ近くだ。なんという縁だろうと思い、数年前に日本に一時帰国した時に行ってみた。

 それ以来、盆栽ブームが自分の中で起きている。

 盆栽の奥の深さを味わってみてはいかがだろうか。

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by メータ

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