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みんな大好き 夏音!

暑い夏がやってきました。暑い日はなかなか椅子に座って音楽を聴く気になりません。ましてやオペラはもう我慢大会の領域。少しでも涼しく過ごすことができそうな夏向きのオペラは何かと考えてみました。

(1)怪談オペラ
ブリテン作曲の『ネジの回転』は 由緒正しい『西洋お化け』が出てくる作品です。チャイコフスキーのスペードの女王も少し幽霊が出てきます。モーツアルトのドンジョバンニにも騎士長の幽霊(石像)が出てきます。でも、西洋のお化けは四谷怪談のようには怖くはないので夏の暑気払いには今一つです。
映画アマデウスより、「ドン・ジョバンニ」地獄落ち


(2)清水が流れるかのように美しいアンサンブルが聴ける『ラクメ』
イギリス統治下のインドを舞台にしたらフランスオペラです。作曲はレオ・ドリーブ。バレエのコッペリアを作曲した作曲家です。
バラモン僧の娘ラクメとイギリスの軍人ジェラルドの恋を描いた作品です。異教徒を憎むラクメの父ニラカンタの反対にあった二人は死を選び、物語は悲劇的な結末を迎えます。
この作品で一番有名なのは 花の二重唱でしょう。主人公ラクメが侍女のマリカと一緒に蓮の花を摘みに小舟に乗って小川へ出かけた時に歌われます。有名なので、コマーシャルなどでお聞きになった方も多いのではないでしょうか?

こちらは大歌手モンセラット・カバリエが低音パートを歌っています。残念ながら録画がよくありませんが、この時はまだお元気そうでした。3年前にお亡くなりになったのはとても残念です。

最後は映像がありませんが、サザーランドのラクメです。さすがですね。

この夏 マリインスキー劇場でも複数回の公演が予定されています。
日本でもやらないかなぁ…

by こばつね

ペテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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