見出し画像

年末はオペレッタで楽しく過ごそう  ヨハンシュトラウス作曲 喜歌劇 「こうもり」

 さて、今年も年末がやってきちゃいました。 年末というと忘れちゃいけない、第九にこのオペレッタですよ!年末はCovidだったり、仕事だったり、勉強だったり いろいろ大変だったことを忘れて、笑って、楽しく新しい年を迎えましょう!
主人公は倦怠期を迎えた一組の夫婦、アイゼンシュタインとロザリンデ。夫のアイゼンシュタインは役人を侮辱した罪で数日間刑務所に入らなければなりません。そこへやってきたのが、友人の「こうもり博士」というあだ名をつけられたファルケ博士。ファルケはアイゼンシュタインをパーティーに招待します。アイゼンシュタインは刑務所に行くと妻にウソをついて、密かにパーティーに参加することに。実は、妻のロザリンデも、昔の恋人が押しかけてきてややこしいことになっていました。さらにはメイドのアデーレもちゃっかり参加するのでさらにややこしいい。
そしてパーティーが始まります。夫のアイゼンシュタインは好みの女性を目当てに、大いに羽を伸ばします。そのとき、妻ロザリンデが貴婦人に扮装して現れます。夫は妻とは気付かず、自慢の時計で口説きにかかります。でも巧みにロザリンデに時計を奪われてしまいます。いろいろあって最後には浮気がばれますが、じつはこれらはみんな昔仮装パーティーへ『こうもり』の恰好をしていき、よぱらって寝込んでしまったファルケ博士を公園のベンチに置き去りにしたアイゼンシュタインへの復讐劇。最後にファルケ博士がすべての種明かしをし「みんなシャンパンのせいなんだ」と酔ったせいにして仲直り。「こうもり」はそんなドタバタ喜劇です。なぜか、今では欧米の歌劇場で12月にはよく上演される作品に。やっぱり、年末は楽しく笑って新年を迎えましょうということのようです。


最初は新国立歌劇場のダイジェスト版です1分半ぐらいの映像ですからお時間のない方でも隙間時間でどんな感じのオペレッタ?というくらいは確認できますよ。


次はカルロスクライバー指揮バイエルン国立歌劇場の演奏(全曲です)日本語字幕付きなので 音楽も素晴らしいですが話の筋もある程度はご理解いただけると思います。

次は ルチアポップがロザリンデ、ベルント・バイケルがアイゼンシュタイン、そしてアデーレがエディタ・グルベローヴァという豪華出演者の版です。残念ながら 今年はグルベローヴァさんがお亡くなりになりました。20世紀、たぶん最高のコロラトゥーラソプラノの脂がのり切ったころの作品です。彼女とだいぶ前に亡くなったポップさんをしのんでこちらのビデオを見るのもお勧めです。

こうもりと言えば、演奏機会が一番多いのは序曲。よくウィーナー・ワルツの「演奏会で演奏されますね。次のビデオは 
2002年ウィーン・New Year コンサート 小澤征爾さん指揮 「こうもり」序曲

最後は映画?です。ちょっと元々のオペレッタから離れてしまいますが、そもそもの「こうもり」博士のタイトルの由来とかがよくわかりますよ。英語の字幕が付いています。たまにはこんなのも面白いですよ。

By こばつね

ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?