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GPT-4oなど生成AIの進化とプライバシーリスクをどう考えるかについて

私はAIの進化に対して大いに期待を抱いています。特に、汎用人工知能(AGI)の実現には非常にワクワクしています。正直なところ、嫌な事や苦手な事は全てAIに任せて、人類が好きなことだけを楽しむ未来を期待しています。しかしながら、私はすでに40代後半で、自らの予測ではあと20年の寿命です。そうなると、多少のリスクに目を瞑ってもシンギュラリティまで突っ走ってほしいという思いがあります。

先日、フォーブスに興味深い記事が掲載されていました。ChatGPT-4oのプライバシーリスクについてです。

記事のリンクはこちら: https://www.forbes.com/sites/kateoflahertyuk/2024/05/17/chatgpt-4o-is-wildly-capable-but-it-could-be-a-privacy-nightmare/?sh=7ad392867131

AIの進化が私たちの生活に与える影響を考えると、そのメリットは計り知れません。例えば、医療分野では診断の精度が飛躍的に向上し、早期発見や治療の可能性が広がります。教育においても、個々の学習スタイルに合わせたカスタマイズド指導が可能になり、学習効率が劇的に改善されることでしょう。ビジネスにおいても、データ分析や予測モデルの精度が向上し、より的確な意思決定が行えるようになります。

しかし、プライバシーリスクという観点から見ると、懸念材料も多く存在します。特に、AIがデバイスやアプリケーションと深く統合され、日常生活の隅々にまで浸透する未来を想像すると、我々の個人情報がどのように扱われるのかについての不安が拭えません。GPT-4oのような生成AIが進化するにつれ、そのデータ収集能力も格段に向上し、私たちのプライバシーはますます脅かされる可能性があります。

(AIがデバイスやアプリケーションと深く統合され、日常生活の隅々にまで浸透する未来を想像すると → この部分、数ヶ月先の未来と考えていたが、もう既にこんな話が出てきているようで。。。)

フォーブスの記事で指摘されているように、macOSアプリやiOS 18との連携が進めば、生成AIがユーザーの情報にアクセスする機会は増大するでしょう。これは利便性の向上という側面もありますが、その裏には大きなリスクが潜んでいます。デバイスやOSの中心に生成AIが配置される未来が現実のものとなれば、私たちの生活のあらゆる側面がAIの視野の中に置かれることになります。このような状況下では、個人情報の保護がますます重要となるでしょう。

さまざまな高技術サービスがパーソナライズ化される中で、セキュリティとプライバシーのバランスを取ることは、技術の進化において避けて通れない課題です。特に、AIが人々の日常生活に深く関わるようになると、ユーザーの信頼を得るためには透明性と責任が求められます。OpenAIをはじめとする企業がどのようにデータを収集し、それをどのように利用するのかについての明確なポリシーを提示することが、今後ますます重要になるでしょう。

私たちはAIの持つ無限の可能性に目を向けるべきだと思います。プライバシーリスクは確かに存在しますが、その一方で、AIは我々の生活を大きく変える力を持っています。AIの進化を恐れるのではなく、その恩恵を最大限に享受するために、我々自身がどのようにデータを管理し、提供するかを慎重に考えることが重要です。

例えば、ChatGPTであれば、設定→データコントロール→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすることぐらいかな。また、プライバシーポリシーをよく読み、AIとの距離感を自らコントロールすることも重要です。これにより、個々のリスクをいくらか軽減する手段になるでしょう。

自らのAIとのやりとりを学習素材にしてほしくない場合はオフにしておこう

私たち一般ユーザーはOpenAIもAppleもコントロールすることはできません。国や地域の政治とも異なり、投票も立候補もできないのだから、本当になるようにしかならない。OpenAIやAppleが作る未来の中で、自分が望む形に最適化していくしかない。そう書くと悲観的に聞こえるかもしれませんが、私は未来に大変な期待を持っています。なるようにしかならないけど楽しみなのです。

最終的には、AI技術が進化し続ける中で、私たちがどのようにその技術と共存していくかが問われる時代です。リスクを完全に排除することはできないかもしれませんが、そのリスクを理解し、適切に対応することで、AIがもたらす素晴らしい未来を迎える準備ができるのではないでしょうか。技術の進化に対する期待を胸に、私たちはその未来を楽しむべきです。なるようにしかならないのだから。

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