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新型コロナウイルスに罹患、家族がいまできること

「PCR検査で、残念ながら陽性になりました」

数日前、元気にテレビ電話をしていた母から、突然のLINEが届いた。
青天の霹靂で、目の前が真っ白になった。“残念ながら”という表現から、落胆の色が窺える。

2020年に入り、日本で得体の知れない恐ろしい疫病「新型コロナウイルス」が流行。世界中で感染の広がりを見せ、経済活動をも脅かしている。

そのウイルスに、まさか自分の家族が感染してしまうとは、予想だにしなかった。現在、政府からの外出自粛要請で、ほとんど外部との接触が絶たれている。そのような中で、連日耳にする感染者数には、正直実感が湧いていなかったが、他人事ではなくなってしまった。地元新聞の速報にも、「新たに1人感染を確認」との文字。未だに信じられない状況である。

しかしながら、ありがたいことに病床の空きがあったため、母はすぐに入院。現在も闘病中である。ご承知の通り、感染リスクがあるため、家族であっても面会には行けない状況である。したがって、患者である母本人や同居する父、病院関係者からの情報を頼りにするしかない。

離れて暮らす家族をどのように支えていけばいいのか。同じような境遇の方や、これから直面するかもしれない方に向けて、少しでも役に立てばと思い、noteで発信することにした。

巷ではコロナいじめや風評被害といった問題も取り沙汰されているようにセンシティブな問題であるため、個人が特定されるようなことは望まない。私自身、医療分野に造詣が深いわけではないため、医学的根拠云々の話は極力避けたいと考えている。

(つづく)

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