16 personalitiesにご用心

みなさんどうも!今日は精神分析のテストについて、個人的な主観による解釈で、そらおかしいやろとツッコミを入れようと思います。

毎度毎度のリマインドですが・・・・・・毎度書くの疲れるな。ぼくの記事はすべて誰かの思想を否定するものでもなければ真理を語っているわけでもないので、そこんとこヨロシク。

皆さんは占い信じますか?ぼくはまったく信じてません。

亀の甲羅の割れた形で占うのも、変なカードで占うのも、水晶玉で占うのも、なんか煙を立てて占うのも、靴を蹴り投げて占うのも、超能力を持っていると豪語するオッサンやオバサンの戯言を聞いたあとに占うのも、まったくもって微粒子レベルほども信じていません。

たとえ的中率が9割超えてても信じません。

さて、昨今巷では変な占いを信じている人が後を絶ちません。まあ楽しんでいるだけなら良いのですけど、中には教祖の教えを熱心に信じる信者のように信じ込んでいる人もいます。

血液型の性格診断が一時期流行りましたけど、アレと同レベルのモノのバーナム効果だと言うのに、めちゃめちゃ信じてる人がいます。

それって何?というと16 personalitiesの性格診断のことです。

結果のパターンが増えてテキスト量が増えただけでバーナム効果なのは変わらないです。

言うなれば全人類が16パターンを同時に持っていて、時と場合によってパターンが少し変わる感じになってるというのが正解でしょうか。

いやいや、自分はこのテストを何年かに分けて何度かやっているのに同じ結果が出るぞ!と言う方。

それアンカリングされているだけです。

アンカリングとは認知バイアスの一種であり[1]、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向をさす。係留とも呼ばれる。
例えば、「国連加盟国のうちアフリカの国の割合はいくらか」という質問をしたときに、質問の前に「65%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値45%)、「10%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値25%)よりも、大きい数値の回答が得られるという。
また、数値を明確に提示しなくてもバイアスは生じる。「8×7×6×5×4×3×2×1」または「1×2×3×4×5×6×7×8」という計算の結果を、5秒以内に推測してもらった場合、前者(中央値2,250)のほうが後者(中央値512)よりも大きい推測の値が得られたという(正答は40,320)。
また、日本語話者が「ピザ」と10回言わされた後に、肘を指差して「ここは?」と問われた際に「ひざ」と答えてしまう現象も、アンカリングである。
他の例に、ダン・アリエリーが、ニューヨーク・タイムズによるベストセラー本に選出された著書『予想どおりに不合理』で挙げたものがある。まず講義の聴衆に対し、彼らの社会保障番号の下2桁と同じ値段(ドル)で、ワインやチョコレートなど6種の品物を買うかどうかを質問した。その後、その品物に最大でいくら払えるかを質問したところ、社会保障番号の下2桁の数字が大きい人ほど、高い値段で買おうとする傾向が見られた。
アンカリングはマーケティングでもよく使われるが、マーケティングで使う場合は景品表示法に注意が必要である。

出典:wikipedia アンカリング

つまり、やればやるほど結果が同じになってしまうのです。結果が同じになるから正しいと思い込んでしまう、よくできたテストだとは思います。ある意味。

人間ってのは無限の可能性を秘めています。歩き始める時に右足から先に出すか、左足から先に出すかだけで未来は大きく変わるのです。あまりに小さい変化な為に気付かないだけなのです。

なので16パターンなんて少ないパターンの一つに自分を落とし込むのはやめましょう。占い師やカウンセラーの言うことも、所詮は誰かの主観に過ぎないので、参考程度に留めておきましょう。

あなたはこうだ、と決めつけられて、ああ確かに自分はそうだ、と思い込むのはバーナム効果によるバイアスに過ぎません。

バーナム効果(バーナムこうか、: Barnum effect)とは、星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。

出典:wikipedia バーナム効果

いやいや、人にはそれぞれ職業適性があって・・・・・・。

単に仕事で毎日同じ事を繰り返してるから慣れているだけです。

いやいや、興味を持つ対象は人それぞれ違っていて・・・・・・。

それこそ自分で自分に暗示をかけてしまってるだけです。趣味や癖ってのは自己暗示によるものが大きいんですわ。パブロフの犬状態ってやつですね。条件反射ってやつです。

条件反射
内外の刺激に対して、神経系を通しておこる生活体の反応を、反射と呼ぶ。通常、反射と呼ばれるのは無条件反射であり、これはその種が先天的に持っている反射行動である。これに対し、経験などで後天的 (後付け) に獲得された反射行動が条件反射 (conditioned reflex) である。現在では先天的な反射に限らず様々な行動が研究されているため、心理学では条件反応 (conditioned response) というのが普通である。

出典:wikipedia 条件反射

この16personalitiesは、まあまだ無料だから良いですけど、有料の精神分析や占いに頼る場合は、その前に少し考えてくださいね、本当にそれが自分にとって必要なのかどうかを。

それが必要な時ってのは、もう精神的に徹底的に追い込まれて、誰でも良いからワイを安心させてクレメンス!って言うときの、気休めだと思っておいた方が良いです。

それと、無料だからと安心して遊んで、結果暗示にかかって自分の可能性を狭める結果になることも、注意しておいた方が良いでしょう。「タダより怖いもんはあらへんのやでええええッ!」と、大阪のミナミの方で街金融を営んでおられるコワモテのお兄さんもそう仰ることでしょう。

以上、16personalitiesも所詮はバーナム効果というお話でした。

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