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自己紹介続き~MR時代に学んだこと~

こんにちは!チョコミント大好きみついです!

みついさんのMR時代のことを聞きたいです。

そう、わたしが新卒で入社した会社は、某外資系製薬会社でした。

今回は、前回の自己紹介を読んでいただいた方からリクエストをいただいたので、MR時代のことについて書きたいと思います。


自己紹介でも書いたように、私の就活の軸は特に大それたものはなく、ただ(勝手に狭めていただけの)限られた選択肢から選んでいく、というものでした。

とはいえ、小さいころの経験から「悩んだら、大変そうな方、むずかしいと思った方を選べば結果良し。」ということを感じていた私は、その中で総合的に考えてみて、(自分にとって)一番大変そうだと感じた製薬会社への入社を決めました。

製薬会社に入社、したーーー!

実際、就活ではMRになりたい学生のためのセミナーや面接対策セミナーなどに足しげく通い、自己分析を行い、ときに涙し、ときに悔しい思いをしたりしながら就活を行った結果、何とか採用にこぎつけることができました。

入社するときの軸といえば、(これまた大きな理由がなく)大手志向の傾向はありつつ、取り扱う医薬品の「疾患領域」などで入社する会社を決めました。

実際入社して約4か月は新卒研修、導入研修を都内某所で行いました。研修中は男同期と同じホテルで過ごしていたため、毎日遊び歩いて勉強にいそしんでいました。

(毎日、飲みに行ったり、ダーツしたり、飲みに行ったり、買い物行ったり、飲みに行ったり……めちゃくちゃ楽しかった。若いからこそいろんな経験ができたなぁと)

…っと、このあたりの導入の話をし始めると終わらなくなってしまうので…

MRになって学んだ、いまに活きていること

実際、私がMRとして働いていた期間は約3年+4か月程度とあまり長くないものでしたが、いまの私の仕事観に多大なる影響を与えていることはまちがいありません。

1. 自分で考えて、その上で相談をすること

これはいまでも覚えているんですが、配属当初、担当エリアを持ち、初めての製品説明会をするときが来ました。

導入研修でも嫌というほど製品説明会の練習はしてきましたが、実際に医師に説明をする、ということが初めてで、ソワソワとしたワクワクする感情と不安が入り混じったことを覚えています。説明会に先立って、先輩に説明スライドを見てもらおうと思い、

「スライド、どうやってつくったらいいですかね?」

「スライド、これ入れた方が良いですかね?」

「スライド、…」

「スライd」

「うるさい!少しは自分で考えろよ!」by先輩

ちゃんと怒られました…

はい、ごもっともな話です。よく言いますよね。何でもいいから相談してね、ということと相反して、何でもかんでも相談するな、という矛盾、葛藤。まさにこれでした笑

このときを振り返れば、自分が自分で全く考えないで先輩に答えを求めようとしていたこと、先輩の状況(いろいろ訪問の準備してた気がする)を顧みずに、自分の都合ばかり押し付けた、そんな未熟さを指摘されたのだと思います。

自分なりに考えて、その上で疑問点の解消や、さらなる改善のアドバイスをもらうために質問が必要で、何でもかんでもとにかく聞けばいいというわけではない、ということを学びました。

(もちろん、わからないことがあれば聞く必要があるのですが、自分で考える癖をつけないと、自分の思考が成長しなくなってしまうんですよね)

2. 製品ではなく、人を好きになってもらうこと

自分が担当したエリアで、かねてより会社としてあまりよく思われていない得意先がありました(これはMRあるあるなのかもしれないですけど、担当者云々ではなく、別の理由で製品が採用されないことって多々あったんですよね)。

とはいえ、自分のノルマ目標を達成するためには、その得意先にも自社製品を患者さんに活用していただく必要がありました。最初に引き継ぎであいさつに行ったときは、そりゃもうそっけなく「○○の会社さん?うちは昔から、おたくの担当者さんの対応が悪かったので、取引してないのよね」とあしらわれました。

とはいえ、そこはまだ若手のみつい、諦めたら試合終了ですよ。と安西先生からの有難いお言葉を胸に足しげく通い、自分には何ができるかを考えました。

あまり経験もなかったので、できることといえばとにかく製品ありきでの面会ではなく、人として認めてもらえるように努めることでした。定期的に伺って、患者さんをどう治療するのか、どういうところに着目して薬を選択するのか、その先生だったら自社他社含めて薬の特徴や使い分けをどう考えるか…。

相手の考え方を理解した上で、こういうケースであれば、自社品がお役に立てる。逆にこういうケースであれば薬を変えたりするよりもこういう治療を加えた方がより良い結果が見込まれる。

といった、ゴリゴリの営業ではなく、相手や求められている結果に合わせて行動するスタンスを取ることにしました。結果として、人としての信頼が積みあがっていくうちに、疾患や薬の使い分けの相談も受けるようになり、徐々に自社品を使ってもらえるようになっていきました。

何を買うか、ではなく、誰から買うか。今、門前を持たない面薬局をしている上で、顧客は人に付いてくる、ということを学んだ体験です。

みついは出会いに恵まれました…

3. 自分の価値観に気づけた

自分は論理的な思考をあまり持っておらず、感覚的に考え、行動するタイプなので、毎日の営業日報(いつどこの誰先生に何を話したかとかを報告するんですが、これがまた非現実的なことも多く…)や回数ばかりを追われる説明会など、意味あるのか?と腹落ち出来ないことをやらされることがとても苦手である、ということに気づきました。

まさに無意味な時間、労力。何のために?という目標や自己効力感があるととにかくずっとのめりこんでいけるのですが、それが無い状態になると途端にやる気を見失ってしまうのです。

今、私の会社では必ず社員に自分の夢や目標、推しでも何でもいいのでやりたいことを常に持ってほしい、と伝えています。それはこうした自分の価値観から来ており、夢がなくただ生活のために仕事をするのは続かないでしょうし、その夢や推しのために会社としても応援していきたいと思っています。

おしまい

以上です!何だかとりとめのない自己紹介?になりましたが、新卒でMRとして働いた経験は今の私の仕事における価値観のベースを作ってくれたことは間違いありません。(まだまだ体験談はたくさんあるのですが、長くなってしまうのでまたいつかお酒の席で)

厳しい指導もたくさん頂けたことで、仕事とはどうあるべきか?その中で自分はどうあるべきか?を短い期間ながらもしっかりと教えてもらえたと思っています。

有難いことに、その時担当した何人かの先生とは未だに連絡を取り合ったり、熱海に会いに来てくださったりしています。こうしたご縁がいただけたことも本当に幸せなことだな、と感じています。

このnoteを読んでくださったあなたも、お会いした際にはどんな経験をしたのか教えてください!

ではまた!

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