見出し画像

第52回(2)ほむスペ文字起こし:プロアクティブ療法って?

ほむスペ(Twitterのスペース)を定期的におこなっています。
その文字起こしです。
出典の明示などをしておらず、
広く公開する記事に比較し
より個人的な見解を含む場合があります。
そのため、限定公開としています。
誤字・脱字はご了承くださいませ。

(前回のつづき)


毎日、同じ場所にステロイド外用薬を塗り続けると…


08:30 では例えばステロイド外用薬ををしっかり塗って皮膚が良くなった、その後、保湿剤の回数を増やしていってステロイド外用薬の回数を減らしていって…と着地を目指すって話をすると、じゃあ毎日ステロイド外用薬を塗ったらいいじゃないかっていうかたが出てくるんですよね。


08:48 でも、そうすると以前話をしたような副作用が出てしまう可能性があるんです。以前お話した『酒さ様皮膚炎』に関してはかなり大きな副作用のうち一つになってしまうんですけど、ステロイド外用薬をずっと毎日ぬることによる副作用は他に、もっと頻度が多いものがあります。


09:18 ステロイド外用薬を毎日毎日皮膚に塗り続けると、角層っていう皮膚の一番表面のブロック塀みたいなところがあり、さらにその下に皮膚を支えるような真皮っていう組織があって、それらがステロイド外用薬を毎日ぬっていくとだんだん弱まって薄くなっていくんですね。


09:42 ですので、アトピー性皮膚炎のバリア機能っていうのは、一番表面の角層っていう部分などが弱い病気でもありますから、それをさらに弱めてしまう可能性があるということになります。


09:58 そう、アトピー性皮膚炎へステロイド外用薬をぬるというのはアトピー性皮膚炎の治療の最初の段階ではあるんですけれども、あまり毎日塗りすぎると袋小路に入ってしまってその後ろ側にの扉を閉じられてしまうようなそんな状況を作ってしまうことがあるんです。


10:20 ですので、一番最初、ステロイド外用薬を塗るっていうことは重要なんですが、減らしていくことも重要ということになります。


ステロイド外用薬の頻度を減らすと、副作用が軽減される理由


10:29 皮膚の一番表面のその日が薄くなってくるときに問題になる副作用に皮膚が薄くなることが問題ですよって話をしたんですが…

ここから先は

2,027字
この記事のみ ¥ 100

noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊