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深い意味はありません。
ちょっと感傷に浸る自分が居たので書いてみました。
そんな時もあるさ…
良い歌だから忘れないように。


歌:中島みゆき
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

『糸』/'92年10月7日に発表された通算20作目のオリジナルアルバム『EAST ASIA』に収録された楽曲。知人の結婚を祝って作られたと言われている。カラオケや音楽配信でロングヒット中


僕はこの歌を君に教えてもらいましたね。
もうこの文字は君に届くことはないけど
最近、映画も公開されて君との思い出が蘇るんだ。
だから書いておこうと。
君は僕に色々な事を僕に教えてくれた。
この歌も、仕事の事も、生きることも。
君は何でもよく知っていて、僕の知識などおおよそ及びもよらない。
それくらい勉強熱心で尊敬できる…そんな素敵な人でしたね。

縦の糸と横の糸
織りなす布は誰かの傷をかばうかもしれない…
お互い布になってお年寄りや子供に寄り添う事も出来るかも…
そう思っていたけど君は独り歩きしていってしまったんだな。
ゆっくりゆっくりでも僕と君の糸は布になっていくものだと
僕は疑ってなかったよ。
けどその布は僕の知らない所でほつれていたんだね。
君はそのほつれを知っていたのかな。
そのほつれた糸を僕の知らない所でただ眺めていたのかな。
今となっては分からない糸。
どんなにしっかり糸と糸が重なっていた布でも、どこか1ヵ所でもほつれていたら、みるみるバラバラに解けて行くんだ。
知らなかった僕がそれを知った時は、もう遅いんだよね。
振り返っても二度と重なることのない糸と糸。
何も知らないのは出会いも別れも同じだったんだ。
糸と糸が重なり合って織りなすのは時間がかかるけど
解けるのは容易いんだな。

どこにいて、何をしているんだろ…
何も知らないんだ。
逢うべき糸は…

もしかしてほつれる糸なのかも知れないと言う事も。