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ERP導入コンサルタントとは?

私は仕事で業界特化型のクラウド型ERPの導入支援をしています。
ERPというと国外・国内含め複数サービスがあり、導入支援コンサルタントと言っても、ソフトが代われば目的は同じだとしても必要な知識が変わってきます。
自分の整理も含めて、最近SAPの本も読みながら少しまとめてみました。

ERPとは?

堅苦しいですが、「ERP」はEnterprise Resources Planning(エンタープライズ・リソースズ・プランニング)の略で「経営資産計画」と言われます。

会社の基幹となる業務には、購買管理、在庫管理、生産管理、販売管理、会計管理というのがあり、これらを一元管理し、計画的で効率の良い経営を目指すのがERPです。

バラバラで管理されている情報の一元管理そして、シームレスに連携する。
例えは、販売管理としては請求書を発行し、
それを会計管理としての会計システムで売掛計上する等です。

こうすることで、リアルタイム経営可能になり迅速な経営判断が可能となります。
また、二重作業がなくなりますし、帳票間の数字も一致し、運用管理が楽になります。

こういったメリットがある一方で、業務全般が関わる為、全体像を描くのに時間がかかる等があります。

ERPコンサルタントとは?

そういった、ERP導入コンサルタント。
こちらは、わかりやすい記事がありました。

ERP導入コンサルタントとしてのこういった解説は、以下のページわかりやすくまとまっていました。
ERP導入コンサルタントとは?役割は?活用すべき理由は?というのが記載されています。

ERP導入コンサルタントとは? その役割と活用すべき理由

役割としては、以下のようになります。

1.経営課題分析
課題抽出 人手不足や非効率運用等

2.ERPシステムの要件定義
課題をシステムに落とし込んでいく

3.開発・導入の統括
ERPの構築するから導入まで統括
既存システムからの切り替え

4.導入のコンサルティング
社員にとって使いやすいか?
業務効率化されているか?
メンテナンスやアップデート、サポート支援。

呼び方は?

求人サイト等でも見ましたが、決まった呼び方はなく、役割や業務名でつけられるようです。SEやエンジニアが行う事が多く、以下のような名称でヒットしました。
※正しくなければすみません。

・ERP導入コンサルタント
・ IT導入・運用コンサルタント
・システム導入コンサル
・パッケージ導入
・導入SE
・ERP導入エンジニア

ERPソフトとは?

自分が関わっているERPではありませんがERPも複数あります。
ドイツのSAP社 S/4 HANA
アメリカのオラクル社 Oracle ERP Cloud
アメリカのマイクロソフト社 Microsoft Dynamics 365
日本製のGRANDIT
等。

SAPとは?

勉強の為、SAPの本を読んで学習しました。
本は「よくわかる最新SAPの導入と運用」です。
モジュールがロジ系、会計系、人事系に分かれており、細かい構成等勉強になりました。


■SAPのERPパッケージ
SAPは国内2000社以上が導入している。
1972年からのドイツの会社。
S/4 HANAはオンプレミスでもクラウドも可能。
大企業向け(S/4 HANA)と中小企業向け(SAP Business One)の製品も用意されている。

■SAP ERP以外
顧客関係管理のCRMや分析のBIや人材管理ソフト、労務管理、経費精算管理等サービスを提供。

■これからの動向
情報系データと業務系データの融合へ。
CRMとERPの融合。
見込み客から潜在顧客、顧客へのデータ連携。

■SAP社のERPパッケージ構成
業種別のモジュールを標準用意。
調達 生産、製造、販売、在庫、会計、人事など。
使用には、パラメータの設定(カスタマイズ)、メニュー設定、権限設定が必要。

■モジュールの概要

●ロジ系
調達、在庫、生産、販売、プロジェクト管理、品質管理、得意先管理等

※私は生産と販売は、別のERPですが関わりあり。

●会計系
財務会計、管理会計、債権管理、債務管理、固定資産管理、管理会計など

※債権管理は、別のERPですが関わりあり。

●人事系
人事管理、人材管理、勤怠、給与計算。
※給与計算は、別のERPですが関わりあり。

まとめ

後半、SAPの備忘録となりましたが、ERPは情報の一元化を行いリアルタイムに経営判断を行うシステム。
必要な知識も多くあります。
日々勉強していきたいと思います。

参照

以下のサイトも参考にしました。
ありがとうございました。

【2021年最新】ERP26選比較!種類や業界別に価格・特徴を徹底解説

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