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知人から「がんになった」と言われたら・・・

ここからづづいてきておりまする。

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実は、vol.4までは、検査入院中に書いた。5日間も入院して暇だったものだから。

で、検査結果がでるまで、シャバにもどったら、忙しくて・・・続きを書く間がない。

その間、急に連載が途切れたので、何かあったんじゃないかと心配してくださった皆様・・・ありがとうございます。そして、ごめんなさい。何もありません。普通の日々でした。

で、本日から2週間、治療入院。暇なので続き書きます

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「進行癌は治りません」「高額医療」・・・の言葉しか残らないまま、帰宅。

でも、とりあえず、今一番緊急なのは、残っている仕事を終わらせること。

2月25日に予定している仕事場の引越しの準備をすること。


仕事の連絡を入れた営業の皆様の対応は、まさにダイバーシティ。多様。

「そうですか。まずは、お身体が大事ですから・・・」
と言ってくれるものの、決まっている研修をキャンセルするわけにもいかない・・・

大慌てで、代わりの先生を夜遅くまで探してくれたが、
あまり、急すぎて、見つからない。

「だれか、ご存知の先生で代講を引き受けてくれる方は知りませんか」

こんな時にピン芸人は、困る。フォロー体制がない。
信頼できる講師仲間に無理やりお願いして、とりあえず、全ての講座の代わりの先生を見つける。

仲間って大事・・・そして、ありがたい

とはいえ、他人のテキスト、他人のコンテンツで、急にやれと言われてもね。
ということで、ポイントのレクチャー・・・


こういう時に、なんとかしてくれるのが、会社ってもんじゃないのかい・・・

と心の中でブラックPecoは呟くが、迷惑をかけているのはこっちだから・・・仕方ない。


ガンと仕事の意識調査(アンコンシャスバイアス研究所)の中に、

癌とわかった時に言われて嬉しかった言葉嬉しくなかった言葉の調査(表現は記憶があいまい)がある。

多くの人が「今は、体を治すことに専念してね」と言われた経験を持つが、そして、わたしも、多分、そんなふうに声をかけちゃうと思うが、それが嫌だった人も一定数いる。

戦力外通告をされたような気がした」
「今までやってきた仕事を尊重されていない気がした」
そんな感覚だろうか・・・

そんなことを自分を被験者としていっぱい感じる体験。
興味深い。

私が心動かされたのは、

「今、お願いしている仕事をとりあえず、他の講師に変えようと思っていますが、一番大事なのは、あなたの気持ちですから。どうですか」

私の答えは決まっている。
「一番はクライアントに迷惑をかけない。二番は研修会社に迷惑をかけない。それを優先してください」

いやあ、模範解答!

でも、うれしくない??!!

「大事なのはあなたの気持ち」
とは、なかなか出てこないセリフ。

この会社は、人数は多くはないが、すぐに、他の社員からも応援メールや助言メールが届き、全員の寄せ書き付きでお見舞いの品が届いた。

泣ける〜

だって、たくさんいる委託契約の講師の一人ですよ。

「うちの会社は、関わった人たちみんなを家族と思っている」
というのが、口だけじゃないんだ。すばらしい。

他の会社の営業やクライアントからも、心温まるメッセージが届いたりして、仕事辞めるの辞めたくなっちゃった・・・

一番、笑えたのは、

今進行中の2つの仕事を確定前だったので、白紙に戻してもらった営業に、言い訳を兼ねて

「これこれこういう事情で、医者にこう言われて・・・」

と言いかけたら

「あ、先生の詳しい病状は聞かなくてもいいです」

と、きっぱり言われて、アフっとなったこと・・・

失礼いたしました。


そんなこんな、友達が病気になった時のベストコミュニケーションについて本が書けそうなぐらい学んじゃったわよ・・・

Pecoのおすすめは、

「びっくりしました。お大事にね。何か私にできることがあったら遠慮なく言ってね。遠慮なく言ってくれたら私もうれしい」

「とりあえず、会いに行くわ」

ただし、あくまで、個人の見解です。


そして、そして、何人か、会いにきてくれたのだけど、病気と言われて意気消沈している私をなんと慰めようかと、悩みながら来て・・・

足が痛くて歩行困難なこと以外は、元気なPecoの弾丸トークに付き合わされただけなのだった・・・

と、とりあえず、いま、ここ・・・

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で、ここに続きます



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