見出し画像

カタカナが読めなくなる日!大好きな刺身が恐怖に変わる!1995年のカナダとは!

1995年といえばWINDOWS95が出てきた時でその時にちょうどカナダに渡りました。今では当たり前の一家に一つのパソコン、もしくはそれ以上の時代になりましたが、95年は全く別世界!携帯電話もまだなければポケベル時代、パソコンも多くの人が関心がなかったんです。でもパソコンの普及に大きく貢献したのはインターネット!スタートはモデム回線でつなぐ時に音が「ピーヒョロロロ!」鳴ってました。

モントリオールに行って初めて買ったパソコンとWINDOW95!しかも英語バージョン。英語ができない僕とパソコンとの会話は想像できる。パソコンが何を言っているのかわからないのだ。エラーメッセージも意味不明!そんなところからのスタートだった。インターネット回線つなぐのもPOPサーバーやIPアドレスとかを自分で入力しなくてはいけなくて本当に大変でした。今とは大違い。。

そんな中、日本の友達とメールをすることになるも日本語が打てない。アルファベットのローマ字で打つことになるので読みずらいし打ってもよくわからない。知り合いの日本人がWINDOWS95日本語バージョンを持っているというのでインストールしにやってきてくれた。それがフローピー20枚ほど!あの当時はCDとフロッピーを選べるみたいで彼は安全性が高いフロッピーを購入したようだった。20枚のフロッピーをインストールはものすごく手間のかかる作業だけども無事にインストール完了!そしてついにデスクトップが日本語になった!!「うお〜!!」

「読みにくい。。。」

そう、カタカナが信じられないくらい読みにくいんです。ずっと日本語にしか触れてない日本生活の人たちでは味わえないこのカタカナの読みにくさ。英語が読みやすいんです。英語や漢字も似ていてその文字を見ただけで一瞬に読め意味がわかります。でもカタカナやローマ字は左から右へ読んでいかないと読めないんです。例えば表札、最近は日本でローマ字でMAEZAWAとかWAKABAYASHIなどつけている人がいますがカッコイイかもしれませんが郵便配達の人などには本当に厄介です。前澤や若林と書いてある方がすぐ目に入ってきませんか?英語も一緒なんです。アクセサリーが本当に読めなかったんです。一瞬僕は日本人だよね、って疑いました。でも数ヶ月英語版のデスクトップになれると英語が見やすいんです。

こういう経験はガイドブックでもありました。アフリカ1週の旅に出た時に西アフリカだけは「地球の歩き方」がなかったんです。そこで英語版で有名なロンリープラネットのガイドブックのアフリカ西版を購入。そしてアフリカは西からスタート。1ヶ月半、ロンリープラネットのガイドブックにお世話になり南アフリカに行ってから地球の歩き方に変えるとまさに同じ状態!

「読みにくい。。。しかもごちゃごちゃすぎる。」

地図を見るともう何が何だかわかりません。地球の歩き方しか見ていなければそういう感覚はないでしょうけどもロンプラを使っている人が地球の歩き方を見るとごちゃごちゃすぎでしかもカタカナだらけで読めない。。こんなのを見ていたのか。。という錯覚か現実かわからない状況に陥ります。

日本語も全部がひらがなだったら読むのが大変だと思います。でも漢字があることによってそれがいいバランス取れてると思います。

カナダに行ってから初めて日本に帰国したのは1年半後の時!今まで海外に何十年と過ごして来たけどもこれだけ帰らなかったのはこの時が初めてだった。海外にいる日本人でも何十年も日本に戻っていない人もいるし、何年間も戻らない人もいるけども僕は無理だ。1年以上日本に戻っていないとおかしくなって来てしまうからだ。それは体がそう覚えてしまっているのかもしれない。不思議だ。。

「ご飯ですよ!」に1000円!

モントリオールには小さな日本食品店があるけどもすっごく高い!日本の3倍くらいで、味噌汁も貴重なくらいだ。僕は日本では買ったことも食べたこともほとんどない「ご飯ですよ!」を1000円も出してそこで買ったことを覚えている。そのご飯ですよを箸でつまみ大切に食べていた。あれ以来「ご飯ですよ」は買ったことも食べたこともないけども。。笑

久しぶりに日本に戻ると必ず食べるのがお寿司や刺身だ。僕は母親のお腹にいる時からお寿司を要求していたみたいでその影響かお寿司は大好きだし、なぜか寿司シェフにもなっていた。でも約1年半、500日くらいだろうか、いざ刺身を目の前にして刺身を食べようとすると手が震えた。これは久しぶりの感動とかではなく「恐怖心」だった。

生魚を食べるということが恐怖に感じたものだった。信じられるだろうか。。。?18年間も日本にいて刺身に浸しんで来た人が500日食べなかっただけで生魚に恐怖を覚えるのだ。その瞬間は一瞬だけでそのあとは美味しく食べれました。

そう思うと今まで生魚を食べたことがない外国人などはとてつもない恐怖に違いないだろう。そんな経験ができたのもこの時くらいかもしれない。









全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。