機微

スイスに行きたい人。カナダから出られない人。ありとあらゆるエンタメのオタク。 当面は主…

機微

スイスに行きたい人。カナダから出られない人。ありとあらゆるエンタメのオタク。 当面は主に海外で暮らした経験譚なんかを書くと思います。

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スイスに恋する女

恋焦がれる場所がある。 雑誌で見た風景、なんとなく見たテレビ番組のロケ地。 それまで人生に関わりがなかった場所、名前も知らなかった地に、突然深い興味と関心が湧く。 そこに行きたいと心が訴える。 なぜがは分からない。 私の場合のそれは、スイスである。 ▽ 今年の4月中旬にスイス旅行を予定していた。 しかしこのパンデミックによりキャンセルせざるを得なくなったのは言うまでもない。 私がスイスに惹かれたのは、約2年前。 その時

    • 「やりたいことがありすぎる」わたしが自分の生きやすい生き方を選ぶには

      これは、『世界は夢組と叶え組でできている』を読んだ「夢組」の私が、自分の中の「叶え組」に気づいた話です。 「夢組」と「叶え組」 本書は、著者の桜林直子(サクちゃん)さんのnoteがきっかけとなり今年の3月に書籍でも出版されたばかりなので、知っている人も多いと思います。 そのときのnoteがこちら↓↓ 私はたまたま書籍発売のタイミングでTwitterでこの記事を知り、すぐに電子書籍版にて購入して読んでみました。 本書では、「やりたいことがある人」を「夢組」、「やり

      • シドニーの世界遺産オペラハウスの目の前で海賊船に住んだ1ヶ月間の話(後編)

        前回のあらすじオーストラリアはシドニーにたどり着いた私は、衛生観念のない船での生活、欧米人に馴染めない自分に行き止まり、ひどいホームシックに陥っていた。 はたしてここから立ち直ることができるのか、はたまた更なる試練が私を襲うのか。その答えはこれから始まる後編に託される。 前編はこちらから↓ 隔離とロマンスは突然に…シドニーに来て4日が経った頃、私は少し風邪気味となり、その数日後には熱が39度に到達した。これはさすがにやばいと思い、仕事を休んで病院へ行った。 幸い日本

        • シドニーの世界遺産オペラハウスの目の前で海賊船に住んだ1ヶ月間の話(前編)

          2015年7月。私はオーストラリアの都市、シドニーにいた。 これは、シドニーの港に浮かぶ海賊船の上で、欧米人に囲まれ、波に揺られて眠り、ホームシックで泣き続け、39度の熱にうなされ、一目惚れをし、コミュニケーションに悩み、自分の居場所を探した、そんな1ヶ月間の話である。 人生初のワーキングホリデー大学を卒業したばかりの私は、その年の6月よりオーストラリアにワーキングホリデーに来ていた。それまでの人生、特に海外や旅に興味もなく、これは人生で二度目の海外渡航であった。 私は

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