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20201017 津和野町観光ガイド講座

無料で津和野をガイドしてもらえて、津和野を学べる講座も受けられるというのに惹かれて「津和野町観光ガイド」に登録してみました。

糧で働いていると当然、観光客の人も多いのですが、津和野の事はよくわからず。かといって、なかなか自分で積極的に勉強することもできず。

学ばなければならない状況に身を置かないと学べない私にはこのような機会が必要ということで、本日、講座初回に参加してみました。

午前中は津和野の偉人の墓巡りというなんともマニアックなツアー。
歴史の素養がない私には正直、ガイドさんの話が理解しきれずだったのですが、それでもただ、墓を見て回るという行動もガイドさんと一緒に巡ることで楽しめるものになるんだなぁということは実感できました。

午後は津和野文化研究家の山岡さんが「津和野の文化人たち〜藩校養老館を中心に〜」というテーマで講義をしてくださいました。

藩校養老館という江戸後期〜明治初期の教育という部分から津和野の文化人を知る事ができて、教育関係の仕事をしていた私としてはとても興味深く聞けました。
日本史という授業はあまり得意ではありませんでしたけど、切り口って大事ですね。

当時は全国に藩校があったそうで、その多くは漢学がメインだったそうですが、藩校では、国学や蘭(医)学も取り入れ、数学については独立した科を設立していた点が特徴だそうです。

その結果、著名な国学者や医師、天文学者などが多数、養老館から輩出されています。

養老館は当時、主流だった漢学にとらわれることなく、次の時代を見据えた教育を行ったからこそ、幕末から明治という変化の激しい時代で活躍できる人材を育成することができたんじゃないかなぁ、現在の教育においても同じことが言えるんじゃないのかなぁなど思ったりしながら話を聞いていました。

観光客にも地元の人にも養老館で漢文を楽しく学べる講座とかあっても楽しそう。

まだまだ先は長そうですが、ガイドを目指して引き続き講座に参加していこうと思います。

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