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2022年9月定例議会一般質問

6月の初議会での一般質問では「地域おこし協力隊」と「食と農のまちづくり条例」について質問しましたが、今回は「公営住宅の管理方法」と「学校給食」についてをテーマにしました。

簡単にまとめておきたいと思います。

1つ目「公営住宅の管理方法」


これは6月に地域おこし協力隊として移住してきた女の子の引っ越しに立ち会ったことがきっかけ。彼女の入居する部屋は町が管理する住宅だったのですが、引っ越し当日の部屋の状況がひどかった。
何がひどかったかというと、とにかく清掃。前の住人が出た後、それっきりといったような感じの部屋で、初日は部屋に泊まることができず、宿に行かざるを得ない程だった。

たまたまでもこれは良くないと思いますが、ほんとたまたま。。。という可能性もあるので、他の公営住宅入居者、入居経験者に聞いてみると同じような話がたくさん出てきました。やはり、清掃に関する問題が多く、前住人のものが置いてあったなども。

移住者に来て欲しいと言いながら、移住者が入居するであろう可能性の高い住居がそのような状況ではいけません。
そもそも、移住者だけじゃなくてみんな汚い家は嫌でしょう。。。。

実際は長々としたやりとりがありましたが、簡単に
Q「公営住宅には業者さんのクリーニングは入っているんですか?」
A「入っていません」
Q「職員さんが掃除されるんですか?」
A「汚い場合は職員が掃除します」
Q「掃除するしないの基準はあるんですか?」
A「特に決まりはありません」

部屋の掃除を本気でやったら職員さんとても大変だと思います。
きれい、汚いとかどれくらい細かく掃除するとか個人の判断では難しいです。

A「他の町はクリーニング入れておられるところたくさんありますが、入れてもらえませんか?」
Q「費用は敷金から捻出できると思うので検討したい」

公営住宅の管理については民間や都会と異なるところがあるのも理解はできますが状況、時代の変化に合わせて見直しが必要と思います。

2つ目「学校給食」


津和野町には来年3月末には立派な給食センターが完成します。
せっかくの機会。ハードだけでなく、ソフト(給食の内容)も見直して欲しい。
給食を核にして食と農のまちづくりを進めていきたい。という趣旨の質問です。
ちなみに、私はまだ給食を食べたことはないけれど、同僚議員によるととても美味しいそうです。

Q 現在のアレルギー対応食数と新設後のアレルギー対応は?

A 現在の対応食数は合計16食。メニューにより対応が困難な日はお弁当対応となる。基本方針は「全ての児童生徒に学校給食を」であるが、生徒の安全確保が第一であり、センター新設後はアレルギー対応室でアレルギー物質が混ざらないような区分けを行うことでより安全性を高めていく。

→専用の部屋ができるので安全性は高まるが、今の対応が継続されたり、より細かな対応が期待できるとは限らないような印象。はっきりとはわからなかった。

Q 地場野菜の価格決定方法。また、改定の余地は?

A 買取価格は生産者と協議の上決定。地場野菜が確保できない場合は、町内業者から約3割〜4割増の価格で納入している。単価の改定の協議はできていないが、新規就農者の納入など将来性も考えて、関係部署と検討したい。

→吉賀町の価格表と比較しても津和野は安い。安いということはしっかり認識してくださっている様だったので、その点は良かった!
今の子どもの数では野菜の使用量は限られてくるので、もっと野菜の使用率を上げる様なメニューの工夫というのも合わせて必要なのかなと思っています。

Q じゃがいも・人参・玉ねぎの確保体制は?

A 地場産使用率はじゃがいも52.8%、玉ねぎ40.6%、人参16.7%。使用頻度が高く年間使用量も大体の把握ができている野菜であり、地場産率を上げたい。しかし、使用する当日納品を原則としている事など問題点の洗い出しが必要。

→細かい話なようですが、年間使う量が概ねわかっている野菜なので確保しやすいはず。農林課と教育委員会が連携すればすぐにできそうな気もするが。。。。

Q センター新設後の地場野菜の納品体制は?

A 日原地域については生産者の高齢化で運搬が困難。新鮮さが重要であるので、新センターにも常時保管庫は設置しない。生産者からの納入は継続したいため、どのような方法がとれるか関係者で検討したい。

→長期保管可能な野菜の保管庫の要望をしていたと聞いたけれど、取り入れられてなくて残念。その日に使う野菜をその日の朝の15分間ぐらいの間に持っていかないといけないのは大変!

Q 先進地域では学校給食だけでなく、保育園・病院・福祉施設・高校寮・地元飲食店が地元野菜を取り入れやすくなるように、施設と農家をつなぐ働きをするコーディネーターを配置している事例もあるが検討できないか。

A 地産地消コーディネーター派遣事業などを活用し、設置を含め検討していきたい。

→意外と前向きな回答だった。

Q 6月議会で田中議員から質問のあった「みどりの食料システム戦略」においても給食は重要になると考える。6月議会後、「みどりの食料システム戦略」の検討は?
A 田中議員と話をしまずは有機農業の認知を高めるため、協議会を立ち上げ、今後は農林水産省からの説明も受ける予定である。

→質問を考える時、一人だけで考えると行き詰まってくるので、夫に相談することも多いのですが、この質問は夫のアドバイスで取り入れたもの。
継続性、他議員との連携をアピールせよ!と。実際、検討が進んでいることを知っていて聞いたのだけど、こーいう使い方もいいですね。

今回の質問にあたっては、給食センターのスタッフさんにお話を伺ったことを参考にしていますが、地場野菜を使うというのはものすごく手間のかかること、というのがよく分かりました。
メニューを作るのも、調理をするのも、事務処理も業者を通じて購入した方が随分楽で効率的だと感じました。
でも、それでも地元食材を積極的に使っていきたいという想いを感じることができたので今回の質問につながっているわけですが、その想いを実現し、人が入れ替わっても続いていくためには仕組みづくり・体制づくりが何よりも重要だと思いました。




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