見出し画像

2022年7月 津和野町給食センター 補正予算

先日の全員協議会で示された給食センターの補正予算について。
採決は7月27日の臨時議会。

3月議会で約6億円で給食センターの新設を可決。
財源は過疎対策事業債。
現在は津和野地区・日原地区がある。両施設が老朽化しているため、1つずつあるものを1箇所に統合し、給食センターを新設する。
統合するのは、2箇所を新設するより、イニシャルコストやランニングコストの面で有利。1番の理由は人材の不足に対応(2箇所より少なくて済む)するため。

これから建設の入札を行うにあたって、実施設計を見直した。
2億2千万円の増額の補正予算となる。財源は合併特例債。
主な要因は以下3点

 1.資材価格の高騰 当初の想定より2〜3割高騰 1億2千万

 2.床下ピット高をあげる(1.35m→1.8m)

 3.センター内の引き戸を自動扉に変更 4,000万円

2.の「床下ピット高」については、以前の設計(基本設計段階)に修正の必要があることがわかり変更。(詳しく聞くと構造上ピット高を上げることが必要と分かったと)また、メンテナンス時の作業効率も上がるためとの理由。
3.の自動扉への変更はより衛生環境を良くするため。(給食センターの建設基準として必須なわけでは無い)

今回の議案が否決になると、給食センターが着工されない。
→過疎対策事業債の規則上、今年度内に完成しなければ返還の義務が生じる
→給食センターが建設できなくなる。

【見解】
増額要因の1と2については建設の上で避けけて通れない増額
しかし、説明が2についてはメンテナンス時の作業効率性に終始していた印象で説明不足ではあると感じた。
→再度、必要性について説明を求める。

3については再検討の余地あり。
必須ではないということと、衛生面の向上であるならば様々な方法があるが、なぜ自動ドアが優先されたのか。自動ドアでなくても、建設できるならば必要性が低い。どのように計画を精査して自動ドアを優先したのか。
→再度、自動ドアの必要性の説明とどのように計画を精査されたのかの説明を求める。
→自動ドアの部分について町長に取り下げ要求を行う。

【最後に】
給食センターはこれまでの議論で建設すると決まっている。建設がストップするような状態は誰にとってもメリットがない。
建設において明らかに必須ではないと思われる「自動ドア」について再検討の必要性がある。この部分を認めてしまうと、今後行われるセンターの備品等の選定においても必要以上にハイスペック、高額なものになる可能性があり、しっかり精査するべきという意見をこの機会に伝えたい。

また、給食センターにおいて今後重要な議論はここでどのような給食が提供されていくかということである。
地元産野菜を豊富に使う。調味料にこだわる。アレルギー食を提供する。子どもたちが食を楽しみ学ぶ。
地元住民が誇れる給食センターを作っていくためには、これから議会も行政も住民も共通の目標を持ち、一丸となって取り組んでいかないといけない。
そのためには、どんな方法があるのか?どんな予算が使えるのか?どう進めていけばいいのか?勉強しながら行動、行動しながら勉強していかねば。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?