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ブルース名盤紹介12 CHICAGO BOUND/JIMMY ROGERS

第12回目は、
マディ・ウォーターズの
サイド・ギタリストとしても活躍した
ジミー・ロジャースです。

マディや、リトル・ウォルター、
ハウリン・ウルフ等、
ブルース界のスターが集結するレコード会社、
チェス・レコードらしい
泥臭いサウンドが魅力。

早速曲を聴いてみましょう。

”Money Marbles And Chalk”


“Best Of Muddy Waters”での
マディのバンドと似たメンバーながら、
それ以上に、ドロドロとした、
実にヘヴィ〜なサウンドです。

歪んだギターの音色が荒く、
そこに便乗して、ウォルターのハープも
ラフで荒々しい。

マディのバックで吹くよりも
「ワル」な感じで演奏されます。

ドン、ドン、ドン
じゃなくて
ドロロ〜ン、ドロロ〜ン
と言った感じ。

1分45秒あたりからの
ギターソロがまた
下品な良い音をしています。

サックスをフューチャーした
“I Used To Have A Woman”


“Back Door Friend”

サックスによる
所々のメジャーな音づかいによって
さらにカオスな感じが増します。

マディ、ハウリン・ウルフに比べ、
中堅どころの軽めのブルースかな?
と聴く前は思いがちですが、

この唯一無二の
ドロロン、ドロロンとした
ヘヴィーなサウンドは
癖になります。

クラプトンがカバーした
“Blues Leave Me Alone”

“Goin’ Away Baby”や

ゲイリー・ムーアがカバーした
”Walkin’ By Myself”
等のオリジナルバージョンが
聴けるのも魅力ですね。

今日は以上です。

ありがとうございます。


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