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ブルース名盤紹介14 STEPPIN’ ON THE BLUES/LONNIE JOHNSON

今日紹介するのは、
ロニージョンソンの
1920年代後半〜30年代前半の
録音を収めたCDです。

そのプレイスタイルは
都会的で洗練されており、
ルイ・アームストロングや
デュークエリントンなど
ジャズ界のスターと共演している事も
納得です。

ジャズギターのルーツとしては
チャーリークリスチャンが有名ですが、
そのルーツに来るのが
このロニージョンソン。

さっそく聴いていきましょう。

”Steppin' On The Blues”は
ピアノとのデュオによるインスト曲ですが、
リラックスムードが漂う
古いジャズっぽい演奏です。

ロニーのピッキングは柔らかく、
音のつながりは滑らか。
彼の見事なギターテクニックが
楽しめます。

”Mean Old Bedbug Blues”
”Deep Blue Sea Blues”

この2曲は、ジャズ的要素を排し
ギター1本で声を張り上げるでもなく、
静かに歌われる渋いブルースです。

“Playing With The Strings”


タイトルを見ると、
ギターに弦楽四重奏でも
組み合わせるのかな?
と思わされますが、

ギター1本で繰り広げられる、
めくるめく超絶技巧。

それでいて、”Playing”の言葉通り、
まさにギターの弦とたわむれる感じの
余裕のある、軽快な演奏です。

いかがでしたでしょうか。
洗練されたスタイルを持つ
ロニー・ジョンソン。

煉瓦造りの暖かい暖炉で
ロッキンチェアに揺られながら
蓄音器を回す。

そんなイメージが合いそうな
ブルースマンです。

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