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たばこ税を調べてみたら面白かった

 子どもの頃父親とか近所のおっちゃんにたばこ買ってきてと頼まれて角のたばこ屋におつかいに行くことがよくあった。と導入として書こうと思ったらその頃の町の様子に思い巡らせてしまって少し感傷的になった。私は地方都市の出身だけどコンクリートに囲まれた中心部で育った。当時は今より道幅が狭く一方通行も多かったが、個人商店がたくさんあって賑わっていた。たまに帰省すると対面通行になりきれいに整備された道路に変貌している反面でその頃のお店はほとんど残っていない。
 本題とは逸れてしまった。たばこ税を調べてみた話。きっかけはなんだったかも忘れたけど。たばこ税は国税だが、地方たばこ税もある。これは業者に課される間接税だが、結局は喫煙者が負担することとなる。喫煙者なんてだいぶ減ってるけどたばこ税って毎年いくらくらいの財源になっているんだろうと思い、財務省のホームページを見てみた。面白いことがわかった。昭和60年からのデータが掲載されているがなんと今までずっと国と地方それぞれ一兆円、合わせて二兆円がキープされているのだ。つまり、税収は決まっていてそのためにたばこ税が上げられてきているということなのだ。私は非喫煙者なので今のたばこの値段は知らないがおそらくおつかいに出されていた頃からすれば倍以上になっているんだろう。しかも加えて消費税も払ってるんだからね。
 本音を言えばタバコなんて臭いだけだしコンビニの前で吸ってる外回りの営業マンが大嫌いなので無くなればいいと思っているが、税金を余計に納めてくれている特異な人たちと考えれば嫌な思いもしなくなるかな。
 とは言うものの、実は私もタバコをごくたまに嗜む場所がある。シガーバーだ。全く詳しくないのでマスターに勧められるままに一時間ほどかけてゆっくり楽しむ葉巻が好きだ。もう少しタバコの話を続けてみよう。本所吾妻橋にJTがつくったたばこと塩の博物館がある。去年浅草に泊まった時に土曜日散歩で行ってみた。入館料100円。詳しいことは忘れてしまったが、タバコに関して言うとタバコの歴史、日本に入って広まった背景など色々と知ることができて面白かった。しかも御時世もあってお客さんはほとんどおらずゆっくりすることができた。金を使わずに東京の東側で過ごしたいと思った時にピッタリだ。余談だがそこを出て少し歩いて初めてすっぽんラーメンを食べた。本所の散歩の話は別に書いてみようと思う。
 色々書いてはみたが本題のたばこ税の情報が浅いのはたばこが嫌いなことから来ることとご了承頂きたい。

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