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20240906

父の愛犬コロスケの親友は柴犬で遼太郎という名前。毎日のように遊びに来る。今日は遊びに来た遼太郎が昼寝している時に、ゴツンとバードストライクの音がした。遼太郎に気づかれる前に早く小鳥を救わなければと慌てて庭に出た。ぶつかったのは体長10cmくらいのウグイスの幼鳥で、思いっきりぶつかったために首を傾けたままのけぞってお腹を仰向けに倒れていた。拾い上げると私の手のひらに小さな心臓の弾むのをコトコト感じるほどの動悸だ。くちばしを開け息切れもしている。苦しそうに閉じかかったつぶらな黒い瞳。自分の脚でつかまることも出来ず、ただただ私の掌に身を委ねている。その状態が10分か15分程続いただろうか。がんばれ!がんばれ!と小声で声をかけつづけた。なかなか元気にならないので、このまま死んでしまうのかもしれないと覚悟を決めた時、急にすくっと体を持ち上げ、目をくりくりさせたかと思ったら、そのまま飛び立って行った。よかった!!脳しんとうをおこしていただけだったのだ。生きることを諦めない姿勢に頭が下がる思いがした。

何よりの勇気と励みになります。