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25周年、あるいはその先に向けてポルノグラフィティに挑戦してほしいこと2022

 ポルノグラフィティ、23周年おめでとうございま~す!!

 1999年9月8日にシングル「アポロ」でデビューしたポルノグラフィティ、コンスタントに活動し続け老若男女問わず多くの人々に認知されている国民的ロックバンドと言っても差し支えないんじゃないかな最近?! ファンの贔屓目じゃないよね?! 嬉しい!!!!

 これだけ長くやってると、ミュージシャンとして通る道はだいたい通ってきた感があるけれど、「全盛期はこれから」と胸を張るふたりに期待して、今までやったことないタイプの活動にも積極的に挑戦してくれてもいい!! もちろん今まで通り新曲リリースとライヴを中心にしていただきながらも、ポルノグラフィティがポルノグラフィティとして存在できる範囲で新しいことをやってみてもいいんじゃないかな?!

 というわけで、今後のポルノグラフィティに挑戦してみてほしいことを勝手にリストアップしました!! 参考にしてくれなくてもいいししてくれてももちろんいいけど、もしこの中のうちひとつでも実現したら情緒がこわれるからやめてほしい気もする!! 複雑なファン心理でごめん。まじでハラハラしそうでさ……とりあえず、全部個人の妄想です!!妄想です!!!!


#1 全歌詞集出版

 まずは最も実現可能性の高そうなところから。ポルノグラフィティの魅力といえばデビュー当時から圧倒的に洗練された歌詞だ。まずもってデビュー曲の『アポロ』のサビからしてやばい。「僕らはこの街がまだジャングルだった頃から変わらない愛のかたち探してる」ってすべてのラブソングの出発点であり完成形じゃないか。ポルノグラフィティの歴史は『アポロ』のサビを越えていこうとする歴史だ、ってずっと思ってる。(思ってたんだけど先日越えた気がする。知ってる? 『証言』って曲なんだけど)
 そんなポルノグラフィティの歌詞をすべて収めた本、めちゃ欲しい。奇しくも最新アルバム「暁」のリリースに際しては、アルバム収録曲の全歌詞を全面広告で使用するという大胆なプロモーションが行われたばかりだ。公式もおそらく、ポルノグラフィティの歌詞の魅力を売っていきたいはず。としたら、全歌詞集の出版は非常に現実的ではないだろうか。
 CDケースを開いて歌詞カードをなぞるのも楽しみの一つではあるけれど、だからこそ紙面はこだわって構成していただいて、できればふたりによる歌詞解説とか(したがらなさそうではあるが)、全歌詞直筆化とか(腱鞘炎になりそうだから無理か)、歌詞完成に至るまでの推敲過程とかがあるとより嬉しいし、紙面にふたりの写真は一枚もなくていい。もう全部文字で構わない。わたしはポルノグラフィティを活字でも味わいたい。

実現可能性   ★★★★☆
情緒やばい度  ★★★☆☆


#2 フルオーケストラライヴ

 新コロで今まで通りのライヴができない、ってなった時、真っ先に思いついたのがこれだった。これなら基本的に着席したままでいいし、声を出さなくても違和感がないと思ったからだ。今は発声禁止でもポルノはライヴを成立させてるから、わざわざ別の形式を考えなくても良くなっただろうけど、フルオーケストラでのライヴはいつかやってみてほしいことの一つだ。
 ポルノグラフィティの楽曲は弦楽器との相性もいいし、もともとストリングスアレンジの曲も、ゴリゴリのロックナンバーがオーケストラアレンジになるのも面白いと思う。ただ、音楽のことにはちっとも明るくないので、フルオーケストラをバックに演奏する場合ギターはどうなるのかとかは全く考えていない。もしかしてそもそも不可能? でもさ、黒い燕尾服のポルノグラフィティ、ちょっと見てみたくない……?

実現可能性   ★☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★★★☆


#3 東京スカパラダイスオーケストラとコラボ

 具体的なミュージシャン名出しても大丈夫かな。最近東京スカパラダイスオーケストラさんがいろんなミュージシャンとコラボしてていいなあと思ったので入れておきたい。『Good Morning~ブルー・デイジー feat. aiko』と『Free Free Free feat.幾田りら』が好きです。
 どちらも作詞作曲は東京スカパラダイスオーケストラのメンバーであるにもかかわらず、コラボ相手の良さをより引き出して、なおかつスカパラらしさを前面に押し出した曲になってるので、東京スカパラダイスオーケストラさんにぜひともポルノグラフィティを料理してみていただきたい。『Mugen』みたいなホーン隊メインのスカパラ的ポルノグラフィティ、聴きたい!

実現可能性   ★★☆☆☆
情緒やばい度  ★★★☆☆


#4 カバーアルバムリリース

 NHK BSの「the Covers」で見せてくれたあのカバー力(ぢから)で、いろんな曲をポルノグラフィティの色に染め上げてほしい。昭仁さん個人は配信ライヴ「DISPATCHERS」で日本の名曲をたくさんカバーして、その実力は言わずもがな。どんな曲を歌っても、違和感のない仕上がりになり、それでいていい意味で「ボーカル:岡野昭仁」ってめちゃくちゃに主張してくる。絶対にカバーの名盤になるはず。
 以前森雪之丞さんのトリビュートアルバムの中で布袋寅泰の『POISON』をポルノグラフィティとしてカバーしたのを聴いたときの衝撃ったらなかった。間違いなくオリジナルを知ってるのに全然違う曲に聴こえて、もうそれはポルノグラフィティの『POISON』だった。そういう大胆なアレンジでカバーしてほしい。そういう曲がたくさん収録されたアルバムが欲しい。そのときはぜひ先日の『TOKIO』と『あなたに会えてよかった』も入れてね。

実現可能性   ★★☆☆☆
情緒やばい度  ★★★★☆


#5 曲をモチーフにした長編映画(本人監修)

 古よりポルノグラフィティの楽曲はさまざまなキャラクターのイメソンとして愛されてきた側面もある。これは、そんなオタクたちの最大の夢――ともすれば、とんでもない事故になる恐れもあるプロジェクトだから、もし実現したらファンの間でも賛否両論真っ二つになりそうではある。だからせめてものリスク回避に、ポルノグラフィティのふたりに監修に入ってもらう。少なくとも世界観や設定などが想定と大きく外れないようにしていただけたらありがたい。と言いつつ、おそらくふたりともそういうことはしなさそうだし(普段から楽曲の深い意味について語りたがらないので)、企画自体実現可能性は限りなく低いだろう。
 でも、わたしは本気半分怖いもの見たさ半分で想像してしまう。『カルマの坂』や『ジョバイロ』、『横浜リリー』が実写化されたら。あの歌詞の世界が2時間半の映画になったとき、脚本は、俳優は、演出はどんなものになるのか。わたしたちが楽曲からぼんやりイメージしていたストーリーが、最高の状態で具現化するとしたら。もし自分が石油王になったら、金にものを言わしてしまいそうな気もするから、万が一そんなことを言い出したらどうか止めてほしい。全国ドームツアーのスポンサーになるとか、もっと有益なことに使えと言ってくれ。

実現可能性   ☆☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★★★☆


#6 過去の人気グッズの再販

 これはただ単に自分がポルノグラフィティから離れていた頃に販売されたグッズをどうしても手に入れたいがために、あわよくばの気持ちを込めてねじ込んだだけなので100%自分の欲望です。申し訳ない。
 どちらかというと、好きなんだけどライヴに行ったりファンクラブに入り直したりするのに二の足を踏んでいた(だってアー写見るだけで死にそうなくらい頻脈になってたから)頃に販売されたグッズがどうしても欲しかったりする。時期的には4年前〜2年前くらいのものかな。たとえば防災グッズとかラバップ限定G-SHOCKとか、ポルノチップスとかあと杵と臼も欲しかったなあ。昨年末急に餅つき機が壊れた時に「杵と臼があったらよかったのに」ってなったからガチで。ポルノチップスはたぶん全種揃えるまで買い続けただろうから、最近のカードも加えて第2弾やってほしい気持ち。
 ちなみに2年前にラバップ限定でSchottとコラボした革ジャンは値段にビビってしまって買わなかったんだけど、ずっと微妙に後悔し続けてるからやっぱり買えばよかったと思ってる。あの頃は先行き不透明だったからなあ〜〜〜今なら出したい気持ちなんだけど、こういうのはタイミングだから仕方ないよな。持ってるグッズも持ってないグッズも全部歴史。

実現可能性   ★☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★☆☆☆


#7 未収録のライヴ映像リリース

 最新が最高だってことはじゅーーーーーーぶん分かってるんだけど、それでもわたしは昔の彼らもアーカイブ化してほしい。特に3人時代はいろいろ難しいんだろうが、わたしが忘れてしまった行ったはずのライヴをもう一度観たいんだよ……勝手なこと言ってごめんな…………映像が残ってるのは本間さんのツイートで知ってるので、なんとか商品化の方向にもっていくことはできないだろうか。利益が出ちゃうのがダメならYoutubeチャンネルで公開するのも無理だろうか。多少画質が悪いのも味だと思うんだがいかがか。
 最近のものだとやっぱりしまなみロマンスポルノはSONGSとライヴビューイングも込みでリリースしてほしいってずっとずっとずっと願ってるので、なんとかなりませんかね。また公式にメッセージ送っておきますね……。

実現可能性   ★☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★★★★


#8 稀ポルレギュラー化

 アルバム「暁」の初回限定盤特典の稀・ポルノグラフィティがとてもよかったので、何らかの形でレギュラー化してほしい。一番理想的なのはYoutubeチャンネルでの公開で、これなら新しくファンになった人たちも今のポルノグラフィティで隠れた名曲を聴けるし、もちろん古くからのファンも嬉しい。いや、確かに本当はライヴで観たいのはやまやまなんだが、ここまでチケットが取れない状況だと、自分が行けなかったライヴで稀な曲された日には悔しくて唇通り越して舌噛んでしまいそうだからさー!
 今のポルノグラフィティが、最高のサポメンとともに、めったにライヴでやらない曲を、定期的にやってくれたら生きる希望が湧いてきまくる。もちろん利益を出さねばならんのなら、今回のようにCDリリースのたびに初回限定盤で付けてください。あまりにも今回の稀ポルが良すぎたんだよね、最高の企画だったよね。

実現可能性   ★★★☆☆
情緒やばい度  ★★★★☆


#9 レギュラーラジオ

 ポルノグラフィティとしてのラジオのレギュラー枠を持ってほしい。時々プロモーションの一環で番組を担当することはあるけど、毎回ふわっふわしてて愉快で二人で喋ってるのを聴くの大好きなんだよな。ただ、レギュラー枠を維持するためにはファン以外のリスナーもそれなりにいなきゃいけないんだろうから、カフェイレみたいに長続きしていくのは難しいかもしれないけどね。そう考えると1000回以上続いてるカフェイレってやっぱりすごい。
 カフェイレの「月刊おとばなし」が大好きなので、ポルノグラフィティのふたりからも音楽や曲作りに関する話が毎週たくさん聴けたらいいなと思う。晴一さんもきっとポルノグラフィティとして話す時はまた違った話をしてくれそうだから、それも楽しみになりそうだ。

実現可能性   ★☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★★★★★★


#10 喫茶ポルノ常設化

 これも自分が行けなかったから、というのもあるんだけど、すごく良かったという感想しか聞かないので、ぜひまたやってほしい企画のひとつ。最近はコラボカフェも洗練されてきてるので、以前よりもさらにクオリティの高さが期待できそう。常設化までは難しくても、東京以外の都市でもたっぷり期間を取って開催してくれたらいいなあ。全メニュー制覇しないといけないので……
 センスがないのでメニューを考案してみたりはできないのが悲しいところ。スーベニア付きのメニューがあると嬉しいねえ。

実現可能性   ★☆☆☆☆
情緒やばい度  ★★★☆☆


#11 広島県内全市町ライヴツアー

 これはずっとずっと思ってて、本当にやってほしいこと。平成の大合併を経て、広島県内の市町は全部で23ある。できない数ではないんじゃないかと思うんだけど難しいか。何が難しいって、おそらく会場がないことだろう。ただ、人口規模が小さいという理由でどこかを外したりはしてほしくない気持ちはある。そこには、かつての昭仁少年や晴一少年のように、キラキラのステージに立つロックバンドに憧れる子どもがいるかもしれないから。なあに、人は集まるさ、問題ない。開催されれば、全国1000万ラバッパーが必ず広島の各市町に駆けつけるはずだから――そしてもちろん、ツアーファイナルはかの地、因島市民会館2daysでよろしくな!!
 と、ここまで書いて各市町にある市民会館を調べたところ、やっぱりキャパが小さかったり、そもそもライヴができるような構造じゃなさそうだったりなので、全市町制覇は厳しそうだった。だとしてもなるべく外す地域は少なくしてほしいから広島のイベンターさん頑張ってほしい。特に県北でライヴができれば、山陰地域からも参加しやすいだろうし、何よりポルノグラフィティがライヴをやったとなれば、他のミュージシャンも後に続きやすくなるだろうから、なにとぞこれは25周年あたりで実現してほしいなあ。

実現可能性   ★★★☆☆
情緒やばい度  ★★★★★★★★★


#12 しまなみロマンスポルノリベンジ

 「しまなみロマンスポルノ'19〜Deep Breath~」は、2019年9月、20周年イヤーを走り出すポルノグラフィティの最初のビッグイベントだった。会場は、広島県立びんご運動公園。とてつもなく不便な場所だが、ここは彼らのふるさとである瀬戸内海の島々を見渡せる。ここでの2daysは、とても意味のあるライヴになるはずだった。
 しかし2日目、この地域は折からの雨天が続き、安全にライヴを実施できないと判断され中止となった。広島県はこの2ヶ月前に豪雨災害に見舞われたばかりであり、その判断は致し方ないことだったが、このライヴに関わったすべての人たちの無念は計り知れなかったことだろう。そのドキュメンタリーはNHK「SONGS」で放映され、1日目の映像を使用したライヴビューイングやディレイビューイングも行われたが、あんなに楽しそうに演奏するポルノグラフィティをわたしは初めて観たので結構衝撃的だった。いつもの「楽しそう」と種類が違ったのだ。例えて言うなら、「久しぶりに会った友達とカラオケに行って、あの頃好きだった曲をたくさん歌ってる」みたいな楽しさだ。そういう表情を浮かべたふたりはとても幸せそうで、いつもとは違う感情で爆発した。(ちなみにわたしはWOWOWで全編観たんだけど後半本当にわやだった。そのわやさが愛しかった。もう二度とああいうわやはしないだろうなあ)
 因島から東京へ出て、尖ったロックバンドになりたかったポルノグラフィティが、ファンに愛され地元に愛され、愛を返しに地元に凱旋する。それはもしかしたら彼らが想定していた成功の姿とは違っているかもしれないけど、望めば応えてくれるのが彼らの今のスタンスだとしたら、またしまなみロマンスポルノをやってくれるんじゃないかと思う。少年の顔に戻ってライヴを楽しむ彼らを、今度はわたしも目撃したい。同じように思ってる人はたくさんいるんじゃないだろうか。そしていつかあの日の映像を円盤化してほしいとも願っている。

実現可能性   ★★★★☆
情緒やばい度  ★★★★★★★★★★★★★★



 個人的な欲望に満ちた要望ばかりになってしまって申し訳ない。別にこれをやってくれたらもっと好きになるとか、やってくれなきゃ応援しないとかじゃなくて、これまで幾度となくわたしたちをわくわくさせ続けてくれたポルノグラフィティだから、これからもどんどん新しいことに挑戦したり、わたしたちをわくわくさせ続けていくんじゃないかな!! たとえばこんなんどうかな!! と勝手にリストアップしただけなので、あんまり気にしないでください。ポルノグラフィティが、ポルノグラフィティであってくれれば、それがふたりの楽しさや幸福につながっててくれれば、それでじゅうぶんです!!
 ここまできてより一層個人的なことを言えば、わたしの人生の半分以上をともに過ごしてきてくれたおにいさんたちなので、どうか健やかに、怪我せず元気でいてくれたらそれだけで、新曲出してライヴやってくれたらそれだけで嬉しいです!! これからもずっと応援するよ!!!!!

 でもさ、今年は紅白出場してくれ!! あとそろそろファンクラブ限定ライヴもやってくれ!! それだけ!! 頼む!!!!!!

 ポルノグラフィティ23周年おめでとう!!!!! だいすき!!!!!



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