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HappyBirthday. REITAへ感謝を込めて

人生で初めて買ったCDは、the GazettEの『REGRET』でした。

音楽は好きだけど、特定の推しはいなくて、CDも借りる派だった私。
そんな私がV系にハマったのは、高校3年生ぐらいの頃だったと思います。


・V系にハマったきっかけ

当時ブログが流行っていて、私は芸能人ではなく一般の人のブログを結構読んでいました。
私が読むブロガーさんたちは、なぜか悉くV系ファンばかりでした。
元々V系のメイクが怖くて偏見のあった私ですが、こうも偶然が重なりすぎると何か縁があるんじゃないかと思い、V系の曲を聴くようになりました。
中でも、好きなアーティストとして【the GazettE】の名前を挙げている人がかなり多かったです。

最初はやっぱりV系の良さがわからなかったけど、探すといろんなV系アーティストがいることがわかりました。
V系というカテゴリーは音楽のジャンルのことではないので、ロックだったりダークなイメージのアーティストばかりではなく、ポップでキャッチーなアーティストもいるんだとわかりました。
私の中でV系への門戸を開いてくれたアーティストは【アンティック-珈琲店-】でした。
アンカフェを好きになってから、V系に対する偏見は大分なくなりました。
アンカフェのように、私でも好きになれるV系アーティストがいるとわかったのは、大きな前進でした。

・the GazettEにハマったきっかけ

当時は”ネオヴィジュアル系”としてV系人気が再燃してきた時期だったので、いろんなV系バンドが存在していました。
中でもthe GazettEはかなり人気が高かったけれど、the GazettEは結構メイクも濃いし、ダークなイメージの曲も多く、何より英語の歌詞が多いのが苦手でした。
カラオケに行くのが好きだった私は、歌える曲=好きな曲だったのです。
でもthe GazettEの人気は凄まじかったし、人気な物にはとりあえず触れておきたい私は、the GazettEの曲を聴き漁りました。
そうして何度も聴くうちに好きになった曲もいくつかあります。
自然とthe GazettEに惹かれたわけではなかったけれど、本当に繰り返し聴いたことをよく覚えているし、当時いいなと思った曲は今でも好きです。

・the GazettEの中で好きなメンバーは…

曲だけでなく、バンドメンバーのことも知りたくて、雑誌を買ったり、YouTubeを見たりもしました。
the GazettEの中では麗さんが好きです。
顔も、衣装も、弾いてる姿も全てが好き。
もうthe GazettEからは離れてしまって久しいけれど、今でもやっぱり外見的にドストライクなのは麗さんです。

当時the GazettEはラジオをやっていて、そのパーソナリティーがREITAでした。
初めて聞いた時はRUKIさんがゲストの回で、どっちがどっちの声なのかわからないぐらい無知だったけど、2人が楽しそうに話しているのを聞いてるだけで、何だか面白かったです。
メンバーをゲストに呼ぶこともあれば、REITA1人の回もありました。
次の放送まで待ちきれなくて、同じ放送を繰り返し聞いたぐらい、REITAのラジオは面白かったです。
私が聞いてた中では、ゲストで麗さんが呼ばれることがなかったのは残念だったけど、ずっとラジオを聞いてるとREITAの人柄もわかるようになってきて、REITAに惹かれていきました。
外見は麗さん推しだけど、性格はREITAが好きでした。

パーソナリティーが別のメンバーに変わってから聞かなくなり、音楽的にもボカロ曲にハマり出した影響で、the GazettEからも離れていきました。
でもV系にハマってた頃の楽しさは今も忘れてないし、REITAのラジオを毎週楽しみにしてたことも、よく覚えています。

・突然の訃報

2024年4月15日(月)REITAが永眠しました。

翌日のLINE NEWSで「the GazettE・REITAさん死去」の見出しを見た時、衝撃を受けました。
「え、私の知ってるREITAじゃないよね!? 何かの見間違い? 嘘でし
ょ!」って、タイトルを3度見ぐらいしました。
どう読んでも、何度読んでも”the GazettE”の”REITA”って書いてあるし、詳細を知りたくて、恐る恐るページを開いて内容を読みました。
ショックを受けると同時に、麗さんのことが心配になりました。
勿論他のメンバーやスタッフさんたちもショックを受けてるはずだけど、付き合いの長さは他の人とは比べものにならないから。
幼少期をともに過ごし、the GazettEに至るまでのバンド活動も全てともに歩んできた間柄なので、想像を絶する喪失感や悲しみ、悔しさなど、いろんな思いに苛まれていることと思います。

私はthe GazettEのファンクラブに入っていたこともないし、ライブに行ったこともないけれど、それでもREITAが逝去したことを受け入れられないぐらい悲しい気持ちでいっぱいになりました。
しばらくは、ふとした時に頭を過ってしまって、とても辛かったです。
誰かに話して吐き出したかったけど、私の周りにはV系ファンがいないので、the GazettEのこともREITAのことも知らない人に話したところで、同じぐらい悲しんではくれないと思うと、話す気にもなれなくて、1人で鬱々としていました。
noteに書くことも考えたけど、考えがぐちゃぐちゃでまとまらないし、何より”訃報”や”死”という言葉を使わなければいけないことが、その時の私にはできませんでした。
それぐらい、REITAの死が受け入れられませんでした。

芸能人の死を知ってショックを受けたことはこれまでにもあるけれど、こんなに大きな悲しみに暮れたことはないです。
それに比べれば、今までの悲しみなんて”もう見られなくて残念”ぐらいのものでしかなかったなと思います。
直接見たことも会ったこともない分、訃報を知ってもリアルに感じられなかった(受け入れられなかった)というのもあると思います。
メンバーのコメントでREITAがこの世を去ったことが事実だと認識せざるを得なかったけれど、やっぱり悲しい。
REITAの死から10日経って、追悼公演を行うにあたってのメンバーのコメント発表があり、麗さんのコメントを読んで泣きました。
Xのポストも読みました。
涙が出てようやく、REITAが逝去したことを受け入れられたような気がします。

追悼公演は本日、REITAの誕生日に東京でファンクラブ会員限定で行われます。
ファンクラブ会員じゃないのでそもそも行けませんが、遠征はしない主義だし、初めて見るthe GazettEのライブが、REITAのいないステージだなんて嫌です。
だから追悼公演には参戦しませんが、心の中でREITAへの追悼を捧げたいと思い、こうしてnoteに書いた次第です。
鼻を隠すという独特のスタイルを貫いたREITAは、唯一無二のベーシストでした。
『未成年』のPVのベースソロなんて、何度繰り返し見たことか。
個人的にはバンダナを巻いてるREITAが1番格好良くて好きでした。
書きたいことが多すぎて長くなってしまったし、全然まとまってないけれど、本当に伝えたいことはこれだけ。


REITA大好きだよ。
楽しませてくれてありがとうね。
ゆっくり休んでください。

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