(おばちゃん)大学生5日間のリアル、あと、食べてたものと作ったもの
21日火曜、調理学実験アシスタント。
薄力粉と強力粉と浮き粉(グルテンを除いた、精製デンプン多めの粉)で作ったスポンジケーキ。どれがどれでしょう?
学生の実験結果では、膨化率(どれだけケーキが膨らんだか)が強力粉>薄力粉になってしまった。理由は強力粉班にいたケーキ作りが趣味の子がてきぱきと焼き上げたのに対して薄力粉班は初心者で、のんびりやった結果生地がへたってしまったから。調理は科学だけど料理には腕前というファクターが入るので物理的に割り切れないのだね。そこが面白いと言えば面白いんだけど、今回はレポート大変だろうな。
なお、タイトル画像は各班の余りを教官が回収して全てを混ぜ合わせて焼いた混沌ケーキ。デンプンが見事に分離しました。食感はまるで芋ようかん。
22日水曜、サークル。テーマは洋食、ヴィシソワーズ、ミートローフ、オムライス。断トツ人気は初めて食べる、という子が多かったミートローフ。ハンバーグ生地(卵は入れない)にケチャップとソースを混ぜてパウンド型で焼くだけ。中にゆで卵やブロッコリーを入れるとなお豪華。先に味をつけているのでお弁当にも使いやすい野田家の定番。
23日木曜、サークルサボって京都で中華を食べる会。
食べかけ地三鮮(ナス、ジャガイモ、ピーマンの炒め物)
京都の町中華はだしを使ったり結構和に寄っていて「京都中華」という独特のカテゴリを形成してたりするんだけど、ここはガチチャイニーズ。店員さんも中国人。壁に貼られているメニューも中国語。同行者が中国語ぺらっぺらなので不自由なく味わえた。料理も油たっぷり野菜たっぷりでカロリーを考えなければ美味しい。食べながら大学院の話になった。長いレンジの視野、体力勝負、博士課程までトータル9年かけて一貫して学ぶ姿勢などが要求される研究分野はあって、そこにはさすがに食い込めない。つくづく思うのは「回り道は力になる」といくら言われたって、しなくていいならストレートに生きていった方が絶対いい。私が20歳の大学生なら、やれることは倍以上あっただろう。
24日金曜、サークル。テーマはエスニック。参加後アンケートの評価が一番低かった。理由は簡単、ナンプラー。料理そのものには組み込まないで任意のつけだれにしたんだけど、それでも「そこにあるだけで臭い」と言われて反省。一番人気は炊飯器で作るカオマンガイ。
25日土曜、ナイトスイーツビュッフェ。ここは写真に語ってもらおう。
これぜーんぶ食べ放題。
食べる!しゃべる!また食べる!
カロリーを消すためにカラオケ経由で帰宅。
26日日曜、半日寝て過ごして後の半日は課題。教授に借りた映画「宮廷料理人ヴァテール」を観る。歴史学の教授お勧めだけあって、世界史の知識がないと???となるので、途中でウィキペディアさんに結構頼った。料理はまあ出てくるけど、どっちかというと中間管理職の悲劇って感じだねこりゃ。
ここまでこないだの火曜日に書いた。5日後まで公開できなかった理由は後編で。
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