見出し画像

「悪を絶って愛と死す」感想

こんにちは🌞夏ですね〜暑いですね〜

というわけで本日もまた観劇した舞台の感想を書いていきたいと思います。

「悪を絶って愛と死す」、通称「悪愛2」なんですが、昨年10月の「悪を以て愛と成す」「悪愛1」を観劇できていなかったので、その続編、日程もカツカツだったので観に行くかとても悩んでいたのですが、心優しい風riend’Sの方(須永風汰さんのファンの呼称)が前作のDVDを貸してくださり、無事通して観劇することができました。

この「悪愛」はまあとりあえずゲロ重い!(とっっっても褒めてます笑)。1回通しで観るだけで身体中の気力と水分を持っていかれます。とても抽象的でなかなかとっかかりにくいのに、気づけばその世界観の虜になっていて、その"セカイ"を生きる人物たちと共に命をすり減らしていく…そんな感覚、(僕の今までの経験上)重い舞台は観るのが辛くて、観終わってもドヨーンと心に闇が澱むというか、あまりちゃんとした感想を書く気になれないんですけど、この「悪愛」は前作も合わせて、すごく重い話で観ていても精神抉られるのに、いざ終わるとすごくスッキリしたというか、まさに劇中ラストシーンで迎える「朝」のような、言葉にするのは難しいですが、そういった安らかな気持ちになるんです。

内容・設定もなかなかに難解なんです。1と2それぞれ1回ずつしか観劇できていないわけで、そんなんでその世界観をしっかり認識・理解できてない、できるとも思っていないんですけど、すごく心に響いてきて、感情が揺さぶられて、「ああ、届いてる。なんかわかんないけど、届いてる」みたいな気持ちになるんですよね。凄すぎる不思議すぎる天才すぎる。さすが萩原成哉大先生!!🤣

昨夜にDVDを観てボロ泣きしたばかりだったからか、もうのっけの、冒頭のシーン(前作のラストシーンの再現)からすでに涙ぐみはじめるという異常事態から始まりましたね。笑

まずなんといっても、前作生き残った4人の成長は今作の大きなテーマだと思います。
中でも僕は刻が、以前は"セカイ"を守ろうと戦っていたのが、享次や公羊の死や、鈴との出逢いを経て、争いを止めたり鈴を守ろうとしたりするようになるっていうのがもう…ね?(語彙力笑)

愚は超絶可愛いし、刻と流はスーツのビジュアルも相まって本当にかっこよかったです😍
アフターイベントで奥村さんが見せてくださったアクロバットも神でした。(実はバトリズムIの時から隠れて奥村さんファンです笑)
あともう詠詩ですよ。とんちゃんさんの歌声をあんなに劇中でふんだんに使うのが贅沢すぎて、もうそれだけで泣けてくるんですが、これは僕だけじゃないはず、アフターイベントのライブで無事トドメ刺されて昇天しました。。。笑

そしてアフターイベントでも大人気だった愚と流のペアですよね。もう本当に尊い。
「愚ーー😭😭😭!!」ってなりました。
自分が享次や公羊の死をもって変われたのをきっかけに自らの罪を償うためにその命をかけて争いを止めようとする姿、流のことを思えば尚更、涙なくしてはみられなかったです。

流は今回もなんとか生き残りましたが、本当に、誰も殺してないし幸せに生きてほしいなって思います🥹
そういう意味で、誰も殺してない詠詩が独に殺されてしまったのは衝撃でした。(現在YouTubeで絶賛配信中のある特撮番組は人を殺めた人物はしっかり報いを受けて、逆にそうでない人は生き残るのでそういう感じなのかなと思ったところがあったわけなんですが)
伝がしっかりその歌声を引き継いでいて、雰囲気は違いますけど、その戦いへの思いを持つというところや、このキャラクターたちの気持ちの継承なんかにはバトリズムみを感じました。

そして今回生き残ったのは、流、快、凛、伝、鈴の5人ですが、流と快はそれぞれ愚と未来という、大切な存在を守ることができず失ってしまい、生きる希望を託されたのに対して、鈴は刻のその命を張った戦いによって守られた命、
つまり、裏を返せば刻は唯一、その「悪を絶って」大切なことを守ることができたという、その強さに感服です。そしてこの5人が今度はどう生きていくのか、悪愛3が楽しみですね😋

この「悪愛」という作品、もちろんフィクションで現実ではあり得ないファンタジー的な設定ですが、社会風刺もあるのかなと僕は感じていて。「歴史は繰り返す」「争いはなくならない」、確かに世のことわりで、実際海外ではそれで苦しんでいる人々もいますし、それだけではなくて、最近よく話題に上がるSNSの誹謗中傷問題なんかも、誰かを傷つけて、それを守ろうとして知らずに傷つけて争いになって、残るものはなんだろう?と、そんなことを考えさせてくれるような作品だとも思いました。
あくまで僕の想像なんですけど、今まで観た成哉さんの作品(バトリズム、息る。、誰カフェ、始まりの箱、劇作家の話)では感じてこなかっただけに(僕のセンサーが鈍かっただけかもしれませんが)すごく印象的です。

改めて総括すると、
・すっっっごい重いのに終わると爽やかで観てて気持ちがいいのは成哉さんらしさ、素晴らしさだと思ぃす。
・刀×スーツのビジュアルは大優勝、ずる過ぎる。笑
・社会風刺的な側面も感じられて、見れば見るほど癖になり理解が深まる感じがするので、本当に何度でも観たいし(と言いつつマチソワで続けて観るのはしんどい気がしますが…。演じてる皆さんはマジで精神的負担ヤバそうですし、本当にすごいなと思います)、もっと多くの人に届くといいなと改めて思います。

と、なんだかいつも思うことですけど、書きたいことちゃんと書けてるか不安になるし、煩雑で語彙力なくて見苦しい文章だし(今回はいつにも増して感情ぐちゃぐちゃなのでさらに酷い😂)、という感じですが、これにて僕の「悪愛2」の感想とさせていただきます。

ここまで読んでくださりありがとうございました😊

P.S.
アフターイベントも、あの短い時間でちゃんと出る須永語録、とんちゃんさんを含めた推しカプガールズトーク、なぜか主人公なのに人気がない刻、奥村さんの26歳バースデー記念で奥村さんと風汰くんによる圧倒的なアクロバットパフォーマンスに、詠詩と伝、もとい、おだともあきさんと立仙愛理さんによるミニライブ、盛りだくさんすぎて本当に最後の最後まで最っっっ高でした!

この詳細、チケット購入後に出たので、気づけば3年くらい全力で推しの風汰くんや他にも大好きな奥村さんやとんちゃんさん、寺木さんのいる回を一点狙いで引き当てた僕の運、信頼できるみたいですね😆笑

もしよろしければサポートよろしくお願いします。サポートでいただいたものは何か新しいことに挑戦するときに使わせていただきたいと思います。